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ひとり寝はいつから?|添い寝を卒業する進め方と寝室づくり(3〜6歳)

対象の目安: 3〜6歳ごろ

ミナト・編集長 / 生活リズム・時短担当
・ 約21分で読めます
ひとり寝はいつから?|添い寝を卒業する進め方と寝室づくり(3〜6歳)

「年長さんなのに、まだ毎晩添い寝している」「小学校に上がる前にひとりで寝られるようにしたほうがいいの?」。3歳を過ぎたころから、ひとり寝(添い寝の卒業)が気になり始めることがあります。この記事では、ひとり寝を「何歳までに」と急がずに、子どもの様子を見ながら段階的に進める方法を、寝室づくりや夜中に起きてきたときの関わり方とあわせて整理します。先にお伝えすると、添い寝を続けていることは問題ではなく、始める時期は家庭ごとに決めてよいものです。

ひとり寝に「何歳までに」という決まりはない

ひとり寝をいつから始めるかについて、公的な機関が「何歳までに」と定めた基準はありません。寝る場所や寝方は、国や文化、住まいによって大きく違います。

厚生労働科学研究の研究班がまとめた「未就学児の睡眠指針」では、欧米では早い時期から子どもがひとりで寝るようにしつけられ、幼児期には親と別室で寝る習慣がついている一方、日本では地域調査の結果からも未就学児の半数以上が家族と同じ部屋で寝ていて、「川の字に寝る」生活スタイルが根強く残っていると紹介されています。

未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班「未就学児の睡眠指針」(2018年)の「保護者の睡眠習慣」の解説より。

同じ指針では、添い寝のような習慣の利点として、保護者が子どもの睡眠に寄り添うことで睡眠習慣の形成を助け、子どもの睡眠の状態を把握できることを挙げています。その一方で、保護者があやさないと寝つかない、保護者がいないと寝ようとしない、といったことも起こりうるとしています。どちらか一方が正解というより、それぞれに良い面と気になる面がある、という整理です。

また、ベネッセ教育情報の記事では、2023年に同社が行ったWEBアンケートで「6歳以下からひとりで寝ている」家庭は全体の35%だったと紹介されています(回答者の条件などの詳細は記事に書かれていません)。未就学のうちに添い寝を卒業していない家庭も珍しくないことがうかがえます。

ベネッセ教育情報「寝かしつけは何歳まで? ひとり寝の始め方と成功するコツ」より。

周りの子がもうひとりで寝ていると聞いて、うちだけ遅れているのではと焦ってしまう、という声もあります。
年長児の保護者

ひとり寝は、早くできたから偉い、遅いから心配というものではありません。この記事では「親子ともに眠れていて困っていないなら、急いで変えなくてよい」「変えたい理由があるなら、子どものペースで小さく進める」という立場で進め方をまとめます。

0歳の「ひとり寝」は別の話(安全な睡眠環境を優先)

ここで扱うのは、主に3〜6歳の子が添い寝を卒業していく話です。1歳未満の赤ちゃんについては、ひとり寝の練習よりも、安全に眠れる環境を整えることが優先されます。

注意

こども家庭庁は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを下げるため、1歳になるまでは寝かせるときはあおむけにすることなどを呼びかけています。あわせて、大人の身体で赤ちゃんに覆い被さったり、口や鼻をふさいでしまったりする危険がある添い寝には注意するよう示し、特に保護者が薬を服用しているとき、飲酒したとき、早産・低出生体重の赤ちゃんの場合を挙げています。

こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」より。

また消費者庁は、0〜1歳児はできるだけ大人用ベッドではなくベビーベッドに寝かせること、ソファで寝かせないこと、大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは生後18か月未満の子に使わないことを呼びかけています。

消費者庁 子ども安全メールVol.577「就寝時の転落事故に注意しましょう。」、および同庁の注意喚起「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(2020年11月13日)より。

乳児期の寝床の整え方は、別の記事で詳しくまとめています。

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11月はSIDS対策強化月間|赤ちゃんの安全な睡眠環境の作り方

年齢別の早見表(目安の一例)

ひとり寝の進み方には大きな個人差があり、下の表は公的な基準ではなく、編集部が考え方を整理した一例です。表の年齢より早くても遅くても問題はありません。

年齢のめやす寝方の例大切にしたいこと
0歳ひとり寝の練習より安全が優先あおむけ寝・硬めで平らな寝具・寝床に物を置かない
1〜2歳添い寝や寝かしつけで眠る毎晩同じ入眠の流れ(入眠儀式)を作る
3〜4歳本人が興味を示したら、同じ部屋で布団を分けてみる寝入るまではそばにいてよい。できた日をほめる
5〜6歳寝入るまでの付き添いを短くする・自分の寝床で朝まで眠る日を増やす就学などの節目を使うのは一案。急がせない
小学生以降家庭によってさまざま睡眠時間の確保が優先。寝方は家族で話し合う

メモ

睡眠時間の目安も、あわせて確認しておくと安心です。「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、米国睡眠医学会の推奨として3〜5歳児は10〜13時間、小学生は9〜12時間が紹介されています。ひとり寝の練習で寝る時刻が大きく遅れるようなら、進め方を見直すサインです。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」こども版より。

始めどきのサインと、避けたい時期

始めやすいタイミングの例

ひとり寝を始めるきっかけは、家庭によってさまざまです。次のようなときは、子どもにとっても気持ちの切り替えがしやすいタイミングです。

  • 本人が「自分のお布団で寝たい」「お兄さんベッドがほしい」など、ひとりで寝ることに興味を示したとき
  • きょうだいの誕生に向けて、寝室の配置を見直すとき
  • 引っ越しや部屋の模様替えで、子どもの寝る場所を新しく用意するとき
  • 就学前など、本人が「大きくなる」ことを楽しみにしている節目

きょうだいの誕生は寝室を見直すきっかけになりますが、上の子が「赤ちゃんに場所を取られた」と感じてしまうこともあります。赤ちゃんが生まれる少し前から始めるか、生活が落ち着いてから始めるなど、上の子の気持ちに配慮したタイミングを選ぶのがおすすめです。

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避けたい時期

一方、子どもが不安を抱えやすい時期に寝方まで変えると、ひとり寝そのものを嫌がるきっかけになることがあります。次のような時期は、始めるのをいったん見送るのが無難です。

  • 入園・転園の直後など、日中の生活が大きく変わった直後
  • 風邪などの体調不良のとき、回復したばかりのとき
  • 引っ越しの最中や、家族の入院・介護など家庭が落ち着かないとき
  • 夜泣きや夜中に怖がって起きることが続いているとき
入園に合わせてひとり寝も始めたら、朝の登園しぶりまで強くなってしまった、という声もあります。
4歳児の保護者

新しいことが重なると、子どもはどれがつらいのかをうまく言葉にできません。「入園して1〜2か月たって園に慣れてから」のように、変化をひとつずつにするのがコツです。

ひとり寝への段階的な進め方

添い寝からいきなり別室にするのではなく、「少しだけ離れる」を何回も積み重ねるイメージで進めます。一つの段階を数日から数週間続け、子どもが落ち着いて眠れるようになってから次へ進みます。

  1. 1

    話し合って予告する

    「来週から自分のお布団で寝てみようか」と前もって伝えます。子どもの意見を聞きながら、始める日や最初は週に何回にするかを一緒に決めると、自分ごととして受け止めやすくなります。
  2. 2

    自分の寝具を一緒に選ぶ

    シーツやタオルケットの柄、一緒に寝るぬいぐるみなどを子どもに選んでもらいます。「自分の場所」ができると、新しい寝方を前向きにとらえやすくなります。
  3. 3

    同じ部屋で布団を分ける

    最初は保護者の布団のすぐ隣に子どもの布団を敷き、少しだけすき間をあけます。部屋も寝る時刻も入眠の流れも、これまでと同じにしておきます。
  4. 4

    寝入るまではそばにいる

    絵本を読み、手を握ったり背中をトントンしたりして、眠るまで付き添います。慣れてきたら、トントンをやめて横に座っているだけ、というように関わりを少しずつ減らします。
  5. 5

    少しずつ距離をあける

    子どもの布団から少し離れた場所に座る、ドアの近くに座る、「5分したら見に来るね」と伝えて部屋を出る、というように距離と時間を段階的にのばします。約束した時間には必ず見に行くことが、安心につながります。
  6. 6

    ひとりで寝る日を増やす

    ひとりで眠れた日は、翌朝に具体的にほめます。最初は週に1〜2回から始め、子どもの様子を見ながら回数を増やしていきます。別室にするかどうかは、この段階まで来てから考えても遅くありません。

段階の組み立ては、ベネッセ教育情報「寝かしつけは何歳まで? ひとり寝の始め方と成功するコツ」の「ひとり寝を習慣化する6ステップ」も参考にしました。

ヒント

入眠の流れ(歯みがき、トイレ、絵本、おやすみのあいさつなど)は、寝方を変えても毎晩同じ順番で続けるのがポイントです。「この流れのあとは眠る時間」という合図があると、場所が変わっても眠りに入りやすくなります。

「未就学児のための睡眠Q&A~保護者の方へ~」では、地域調査で3〜5歳児の約4割に寝つきの悪さがみられ、寝ることを怖がる子もいると紹介したうえで、寝床に入る時刻を一定にすることや、寝る前の手順(入眠儀式)を決めて実行することが寝つきの改善に有効としています。就床1時間前には電化製品を使わないことも推奨されていると書かれています。

未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班「未就学児のための睡眠Q&A~保護者の方へ~」(2018年)より。

寝る前の動画やゲームの扱いに迷うときは、こちらもあわせて参考にしてください。

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ひとりで眠りやすい寝室づくり

明るさ:できるだけ暗く、常夜灯は控えめに

「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、寝室にはスマートフォンやタブレット端末を持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることが良い睡眠につながるとしています。寝ている間は低い照度の光でも、夜中に目が覚めている時間を増やし、睡眠の効率を下げることが報告されているとも書かれています。また「未就学児の睡眠指針」では、同じ明るさの光でも、大人より子どもの方が光を感じやすいことがわかってきたと紹介されています。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の「良質な睡眠のための環境づくりについて」、および「未就学児の睡眠指針」の「光と情報通信機器使用」の解説より。

とはいえ、暗いのが怖くて眠れない子に、真っ暗を無理強いすると、ひとり寝そのものが嫌になってしまいます。次のような折り合いのつけ方があります。

  • 常夜灯は明るさを一番低くし、子どもの目に直接光が入らない位置(足元や壁ぎわ)に置く
  • 寝入るまでだけ小さな明かりをつけ、眠ったら消す(タイマー付きの照明を使う家庭もある)
  • 廊下の明かりを少しだけ漏らす、ドアを少し開けておくなど、部屋の外の気配を感じられるようにする
  • 暗さに慣れてきたら、少しずつ明かりを減らしていく

温度・音:暑すぎず寒すぎず、静かに

同じガイドは、寝室は暑すぎず寒すぎない温度にすること、就寝の約1〜2時間前に入浴して身体を温めてから寝床に入ると寝つきやすくなること、できるだけ静かな環境で眠ることを挙げています。夏の寝室はエアコンで涼しく保つこと、冬は就寝前にできるだけ温かい部屋で過ごすことも重要だとしています。

子どもが自分の布団で寝るようになると、夜中に布団をはいでしまっても保護者が気づきにくくなります。季節に合ったパジャマやスリーパーで調整しておくと安心です。暑い時期の寝室の整え方は、下の記事にまとめています。

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安心グッズ:3歳ごろからは「相棒」がいると心強い

お気に入りのぬいぐるみやタオルを「一緒に寝る相棒」にするのは、ひとり寝の不安をやわらげる方法の一つです。ベネッセ教育情報の記事でも、お気に入りのぬいぐるみと一緒に寝る工夫が紹介されています。

注意

ぬいぐるみやタオルを寝床に置くのは、あくまで幼児期の話です。1歳未満の赤ちゃんの寝床には、窒息につながる物を置かないのが基本です。幼児でも、ひもが長い物や、顔をおおうほど大きな物は避けましょう。

ベッドに移るときの注意

ひとり寝を機に子ども用ベッドや二段ベッドを用意する家庭もあります。消費者庁の2020年の注意喚起では、2015年1月から2020年9月末までに医療機関から寄せられた6歳以下の子どものベッドからの転落事故912件のうち、2段以上のベッドからの転落が51件あったとされています。同じ資料は、寝室での窒息事故を防ぐために、ベッドと壁の間にすき間ができないようしっかりくっつけて固定することを呼びかけています(主に0〜1歳児と大人用ベッドを想定した記述です)。二段ベッドやロフトベッドについては、編集部からの一般的な注意として、使い始める前に取扱説明書や本体の注意表示で対象年齢や使い方を確認しておきましょう。

消費者庁「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(2020年11月13日)より。

睡眠環境全体(光・音・室温)の基本は、こちらの記事も参考になります。

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子どもの睡眠時間、年齢別の推奨量と質を上げる環境づくり

夜中に起きてくる・怖がるときの関わり方

ひとり寝を始めると、夜中に保護者の布団へやってくる、「こわい」と泣いて呼ぶ、といった場面が出てくることがあります。ここで叱ったり、「もうお兄さんなのに」と責めたりすると、夜が不安な時間になってしまいます。

夜中の2時に枕を抱えて寝室に来るたび、眠くてつい強い口調になってしまう、という声もあります。
5歳児の保護者

戻す手順を決めておく

夜中に起きてきたときの対応は、あらかじめ家族で決めておくと、眠い頭でも迷わずに済みます。例えば次のような流れです。

  1. 1

    まず受け止める

    「起きちゃったね」「こわい夢を見たのかな」と、短く気持ちを受け止めます。理由を問いただしたり、長く話し込んだりはしません。
  2. 2

    明かりはつけずに付き添う

    部屋の電気はつけず、手をつないで子どもの寝床まで一緒に戻ります。
  3. 3

    毎回同じ言葉でおやすみ

    「朝までここで寝ようね、おやすみ」など、毎回同じ短い言葉で布団に入れます。少しの間そばにいてから離れても構いません。
  4. 4

    朝に振り返ってほめる

    戻って眠れたことを、翌朝にほめます。夜中の出来事を責めるのではなく、できたことに目を向けます。

「夜中に来たら、そのまま保護者の布団で寝てよい」というルールにする家庭もあります。どちらが正しいということはなく、家族が眠れる方法を選べば大丈夫です。大切なのは、日によって対応を変えすぎないことです。

「未就学児のための睡眠Q&A」では、抱っこなどの対応を求めて夜中に泣く子への対処として、安全に見守りながら寝つくのを待つ方法を紹介しています。最初は待つ時間を決め、時間が来たら少しだけ安心させてまた待つ、という繰り返しでもよいとしています。ただし、泣いている子を待つのがつらいと感じる保護者は多いとも書かれており、合わない家庭が無理に取り入れる必要はありません。

未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班「未就学児のための睡眠Q&A~保護者の方へ~」(2018年)より。

怖がる子には、昼のうちに寝室を「安心な場所」に

暗さやおばけが怖いという気持ちは、否定せずに受け止めます。「こわくないよ」と打ち消すより、「暗いとドキドキするよね」と言葉にしてあげるほうが、子どもは安心しやすいものです。昼のうちに寝室で絵本を読んだり、ぬいぐるみと遊んだりして、寝室を楽しい場所として感じられるようにするのも一つの方法です。

メモ

眠ってから1〜3時間ほどで突然叫び、呼びかけても反応がなく、翌朝は覚えていない場合は、怖がって起きてくるのとは別の「夜驚症」の可能性があります。また、夜中のおねしょが気になってひとり寝をためらう場合もあるでしょう。それぞれ下の記事で対応をまとめています。いびきや呼吸の止まりなど気になる様子が続くときは、かかりつけの小児科に相談しましょう。

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うまくいかないときは戻ってもよい

ひとり寝は、一度できたら終わりではありません。体調を崩したとき、園で嫌なことがあったとき、きょうだいが生まれたときなどに、また添い寝に戻りたがるのは自然なことです。

  • 1週間ほど続けても寝つくまでに毎晩長い時間がかかる、夜中に何度も泣いて起きるといった様子なら、一つ前の段階に戻す
  • 「今日は一緒に寝たい」と言う日は、理由を聞いて受け止める。一緒に寝る日があっても、それまでの積み重ねはなくならない
  • 保護者の睡眠が削られて日中がつらいなら、進め方をいったん休む
  • 焦りから「もう赤ちゃんじゃないでしょ」と比べたり責めたりしない
できていたのに、下の子が生まれてから毎晩こちらの布団に来るようになって、振り出しに戻った気がした、という声もあります。
6歳児の保護者

戻ることは失敗ではなく、子どもが「困ったときは頼っていい」と感じている証拠でもあります。落ち着いたら、また最初の段階から一緒に進めれば大丈夫です。ひとり寝よりも優先したいのは、子どもが必要な睡眠時間をとれていること、そして保護者も眠れていることです。

日中の関わりで子どもの安心感を育てることも、夜の自立を支える土台になります。

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よくある質問

ひとり寝は何歳までにできないとおかしいですか?
公的に定められた「何歳までに」という基準はありません。日本では未就学児の半数以上が家族と同じ部屋で寝ているという地域調査もあり、未就学のうちに添い寝を続けている家庭は珍しくありません。親子ともに眠れていて困っていなければ、急いで変える必要はありません。
小学生になっても一緒に寝ていて大丈夫ですか?
寝方そのものより、必要な睡眠時間がとれているかが大切です。「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では小学生に9〜12時間の睡眠が紹介されています。保護者の就寝時刻に合わせて子どもが夜ふかしになっていないかを確認し、寝方は家族で話し合って決めましょう。
きょうだいで同じ部屋に寝るのは、ひとり寝になりますか?
決まった定義があるわけではありませんが、保護者の添い寝から離れる途中の段階として、きょうだいで寝る形から始める家庭もあります。ただし年上のきょうだいが遅くまで起きていると年下の子が寝つきにくくなることもあるので、寝る時刻や明かりのルールをそろえておきましょう。
夜中に毎晩、親の布団に入ってきます
叱らずに受け止めたうえで、子どもの寝床に戻すか、そのまま一緒に寝るかを家族で決めておき、毎回同じ対応をするのがおすすめです。戻す場合は明かりをつけず、同じ短い言葉でおやすみを伝えます。続くようなら、一つ前の段階に戻すことも考えましょう。
常夜灯はつけたほうがいいですか?
睡眠ガイドでは、寝室はできるだけ暗くすることが良い睡眠につながるとされています。暗いのを怖がる子には、明るさを一番低くして目に直接光が入らない位置に置く、寝入ったら消すなど、控えめに使う方法があります。慣れてきたら少しずつ明かりを減らしていきましょう。
子ども部屋がなく、別室にできません
別室は必須ではありません。同じ部屋で布団を分ける、布団の間に少しすき間をあける、寝入ったあとに保護者が別の場所で過ごすなども、ひとり寝への立派な一歩です。住まいに合わせて、できる形から始めましょう。
一度できたのに、また一緒に寝たがるようになりました
体調不良や園での出来事、きょうだいの誕生などで、添い寝に戻りたがるのは自然なことです。無理に押し返さず、落ち着くまでは一つ前の段階に戻してかまいません。安心できれば、また少しずつ進められるようになります。

まとめ

ひとり寝は、年齢で区切って急ぐものではなく、子どもの様子と家庭の事情に合わせて、少しずつ距離をあけていくものです。始める前に、家族でやり方をそろえておきましょう。

ひとり寝を始める前のチェックリスト

  • 親子ともに眠れていて、変えたい理由がはっきりしている
  • 入園直後・体調不良・引っ越しの最中など、変化が重なる時期ではない
  • 始める日や最初の頻度を子どもと話し合って決めた
  • 子どもが選んだ寝具やぬいぐるみなど「自分の場所」を用意した
  • 入眠の流れ(歯みがき・トイレ・絵本・おやすみ)を毎晩同じ順番にしている
  • 寝室はできるだけ暗く、常夜灯を使うなら目に直接入らない位置にした
  • 夜中に起きてきたときの対応を家族で決めた
  • うまくいかなければ一つ前の段階に戻ってよい、と保護者自身が納得している

寝かしつけやひとり寝の悩みは、毎晩のことだけに消耗しやすいものです。うまくいかない日があっても自分や子どもを責めず、眠れていることを一番に考えてください。睡眠のことで気になる様子が続くときは、かかりつけの小児科や自治体の育児相談に相談しましょう。乳児期のねんねについては、こちらの記事でまとめています。

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出典・参考

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