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子どものパジャマの選び方|秋冬の素材・形・サイズと、寝冷え・寝汗・ひもの安全チェック(1〜6歳)

対象の目安: 1〜6歳ごろ

ミナト・編集長 / 生活リズム・時短担当
・ 約29分で読めます
子どものパジャマの選び方|秋冬の素材・形・サイズと、寝冷え・寝汗・ひもの安全チェック(1〜6歳)

朝晩がひんやりしてきたのに、夜中に様子を見に行くと布団は足元に丸まり、おなかが出たまま寝ている。そのくせ背中を触ると汗でしっとりしている。秋から冬にかけての寝室では、そんな場面に出会います。布団をかけ直しても、また蹴とばす。だからこそ、布団がなくても冷えにくく、汗をかいても蒸れにくいパジャマ選びが、秋冬の夜を左右します。この記事では、1〜6歳ごろの子どものパジャマを「素材」「形」「サイズ」「安全」の順に整理しました。肌着の選び方やスリーパー、着替えの教え方は別の記事で扱っているので、ここではパジャマそのものに絞って紹介します。

秋冬のパジャマに求められる3つのこと

子どものパジャマは大人のもの以上に「寝ている間の体」に合わせて選ぶ必要があります。ポイントは、寝汗を吸うこと、動きやすいこと、寝冷えしにくいことの3つです。

1. 寝汗を吸う

子どもは大人よりも汗をかきやすい体をしています。千葉県こども病院の専門・認定看護師会がまとめた夏向けの資料では、汗腺の数は生まれたときにほぼ決まっているため、体の面積が大きい大人よりも赤ちゃんのほうが汗腺の密度が高くなり、汗をかきやすいと説明されています。秋冬でも、布団の中では寝汗をかいています。

CBCテレビの番組で取材に答えた小児科医は、子どもは寝るとすぐ体温が上がり、暑くなれば布団を蹴ったり汗をかいたりして自分で体温を調節している、と話しています。そのうえで、眠るときの肌着は発熱性の高いものより、汗をよく吸って通気性の高い綿がすすめられています。パジャマも同じ考え方で、肌に触れる面が綿のものを基本にすると扱いやすくなります。

汗腺の数は生まれたときにほぼ決まっており赤ちゃんのほうが汗腺の密度が高く汗をかきやすいことは、千葉県「知っておきたい!夏の子どもの体温調整」(千葉県こども病院 専門・認定看護師会 広報2012.7 vol.7)より(夏向けの資料ですが、体のつくりの説明は季節によらない内容です)。寝ると体温が上がり布団を蹴って体温を調節していること、眠るときの肌着は綿がすすめられることは、CBC MAGAZINE「子どもはなぜ布団を蹴とばすの?」(CBCテレビ「チャント!」2022年12月1日放送、小児科医のコメント)より。パジャマへの当てはめは編集部の整理です。

2. 動きやすい

寝相の大きさにも理由があります。肌着・パジャマメーカーのグンゼは、子どもは浅い眠りと深い眠りの切り替わりが大人より多く、体の姿勢をコントロールする脳の部分も発達の途中なので、寝返りの打ち方が大きくなると説明しています。ごろごろ転がっても突っ張らない、ほどよい伸縮性とゆとりがあるパジャマが向いています。

3. 寝冷えしにくい

寝相が大きい子に、布団をかけ続けてもらうのはむずかしいものです。ベネッセ教育情報サイトで0歳11か月の子の相談に答えた小児科医の二瓶健次先生は、赤ちゃんは熟睡するため明け方の多少の寒さに気づかずに寝てしまったり、汗をぐっしょりかいて体温が下がったりすることがあるとし、この「寝冷え」を防ぐために、厚手でなくても長袖でおなかが出ないパジャマを着せるよう助言しています。朝夕が冷える時期は、おなかだけでなく肩も冷やさないように、とも添えられています。

熟睡して明け方の寒さに気づかない・汗で体温が下がる状態を「寝冷え」と呼ぶこと、「厚手でなくても、長そでのおなかが出ないパジャマを着せるのがよいでしょう」「おなかだけでなく肩も冷やさないように注意してください」、動けないように巻きつけるのはすすめられないことは、ベネッセ教育情報サイト「布団かけないで寝る赤ちゃん…風邪は大丈夫?」(小児科医 二瓶健次先生の回答)より。寝相の説明はグンゼ「子どもの寝相が悪いのは実は良いこと?」を参考にしています。

室温と重ね着の考え方

パジャマの厚さは、寝室の室温とセットで考えます。東京都保健医療局の指針では、乳幼児が過ごす部屋の冬の目安として、室温20〜25℃くらい、湿度50〜60%が示され、暖房は暖めすぎないように、とされています。京都府の子育てQ&Aは、衣服の枚数の目安として、6か月を過ぎたら大人より1枚少なめといわれていると紹介したうえで、冬に暖房した部屋で着せすぎて汗をかく場合があるため、様子を見て、触れて状態を知って調節することが大切だとしています。

冬の部屋は「室温20〜25℃くらい、湿度50〜60%が目安」「冬の暖房は暖めすぎないように」という記述は、東京都保健医療局「健康・快適居住環境の指針」指針36「乳幼児や高齢者の居住環境」(PDF)より。「6か月を過ぎたら大人より1枚少なめ」という目安と、暖房した部屋での着せすぎへの注意は、京都府「衣服の枚数と調節[子育てQ&A]」より。

実際の寝室は、家のつくりや暖房の使い方でかなり違います。数字を当てにしすぎず、寝入ってしばらくしてから背中や首の後ろに手を入れ、汗ばんでいれば1枚減らす、ひんやりしていれば1枚足す、という確認を何晩か続けると、わが家の寝室に合う組み合わせが見えてきます。グンゼは、肌着、腹巻き、パジャマの順に重ねると、パジャマの上から腹巻きをするよりかさばりにくいと紹介しています。

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素材別の早見表

パジャマの生地は種類が多く、同じ「綿100%」でも織り方や編み方で暖かさがかなり変わります。秋冬のパジャマに使われる主な生地を、選ぶときの目安として並べました。

素材・生地暖かさ寝汗の吸いやすさ静電気洗濯の扱い向く子・時期
綿の天竺・スムース(ニット)ふつう。スムースは適度な厚みがある吸いやすい起きにくい家庭で洗いやすい迷ったらまずこれ。秋口から暖房の効いた部屋まで幅広く
ガーゼ(二重・Wガーゼ)薄手で軽い吸いやすく、通気性が高い起きにくい洗うほどやわらかくなじむ汗っかきの子、秋口、暖房で寝室が暖かい家
ニットキルト(綿の生地で中綿をはさむ)高い肌側が綿なら吸いやすい起きにくい洗濯機可でも、平干し推奨のものがある冷え込む真冬、布団をはいでしまう子
ネル(綿の起毛)やや高い吸いやすい起きにくい洗濯表示を確認して洗う冬。肌ざわりのやわらかさを重視する子
裏毛・パイル(ループ状の生地)ふつう〜やや高い吸いやすい起きにくい厚手のものは乾くまで時間がかかることも春秋冬の3シーズン。ほどよい厚みがほしい子
フリース・ポリエステル起毛高い控えめで、寝汗で蒸れやすい重ねる素材によって起きやすい乾きやすい寒さが厳しい地域の上掛け的な使い方。汗っかきの子には不向き

綿は通気性と吸水性のバランスに優れ寝汗をかいてもサラッとしやすいこと、ガーゼは薄くやわらかく吸湿・通気性が高く洗うほどなじむこと、スムースは適度な厚みと伸縮性があり保温性もあること、キルトは中綿が空気を含み軽くて暖かいこと、ポリエステルは速乾性に優れる一方で吸湿性が控えめで100%だと寝汗でムレやベタつきを感じやすいことは、グンゼ「パジャマの素材&生地の種類一覧」(2026年5月公開)より。静電気については、ライオン「静電気が発生しやすいコーディネートって?」の「ポリエステルはマイナスに、ナイロン、ウールはプラスに帯電しやすい」「綿は帯電しにくい素材です」という説明を参考にしています。表の「向く子・時期」は編集部の整理です。

表の見方のコツは、「暖かさ」だけで選ばないことです。暖かい生地ほど、暖房の効いた寝室では汗をかきやすくなります。1枚で真冬を乗り切ろうとせず、秋口用の薄手と、冷え込む時期用の厚手を1〜2組ずつ用意して入れ替えるほうが、夜の調節がしやすくなります。

静電気が気になる場合は、ポリエステルのパジャマに、ナイロンやウールの毛布を組み合わせないようにします。ライオンは、綿は帯電しにくく、異なる素材を重ね着しても綿を取り入れれば静電気は発生しにくくなると説明しています。フリース素材のパジャマを使うなら、下に綿の肌着を着せておくと、汗の吸い取りと静電気の両方の対策になります。

コンビミニ おなか安心ボタン付き長袖前開きガーゼパジャマ

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コンビミニ おなか安心ボタン付き長袖前開きガーゼパジャマ

綿100%のWガーゼを使った前開きの長袖パジャマ。メーカーの公式ストアでは、かけ違いを防ぐ配色ボタンとホール、つかみやすい大きめのボタン、留めやすい斜めのボタンホール、前後がわかるBACKマーク(ボトムのみ)が紹介されていて、ひとりで着替える練習にも使いやすいつくりです。上下を脇のボタンでつなぐ「おなか安心ボタン」で、寝ている間のおなかのはみ出しを防ぎます。サイズは80〜140cm、洗濯機洗い可。汗っかきの子や、秋口から暖房の効いた寝室まで長く使えます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

注意

起毛した生地やパイル・タオル地は、ストーブやガスこんろの火が触れると「表面フラッシュ」を起こすことがあります。消費者庁は、生地の表面に毛羽立った細かい繊維があると、わずかな炎が触れただけで一瞬のうちに表面に火が走る現象だとし、パイル・タオル地、表面を起毛した生地、綿やレーヨンなど植物繊維の素材、着古して毛羽立った衣服で起こりやすいと注意を呼びかけています。起毛やパイルのパジャマを着た子を、開放型のストーブやこんろに近づけないようにしてください。

表面フラッシュの説明と、起こりやすい形状・素材(パイル・タオル地、表面を起毛した生地、綿やレーヨンなど植物繊維使用の素材、着古して表面が毛羽立っている衣服)は、消費者庁「着衣着火に御用心!毎年約100人の方が亡くなっています!」(2021年11月17日)より。

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形の選び方

素材と同じくらい大事なのが形です。子どもの寝相と、着替えがどこまでできるかで向く形が変わります。

形よいところ気をつけたいこと向く時期の目安
腹巻き付き(パンツと腹巻きが一体)寝返りでトップスがめくれても、おなかが出にくい腹巻き部分は生地が重なる。トイレのときに上げ下げの手間が少し増える寝相が大きい1〜3歳ごろ。おなかを冷やしやすい子
上下をボタンでつなぐタイプトップスとパンツが離れず、背中やおなかが出にくい脇のボタンの着脱にひと手間かかる寝返りで動き回る時期。前開きと組み合わせた商品もある
かぶり(プルオーバー)ボタンがなく、着せるのも脱ぐのも早い首まわりが伸びにくいと頭が通りにくい。前後の区別がつきにくい主に大人が着せる時期
前開き(ボタン・スナップ)頭を通さずに着脱できる。ボタンの練習になる小さく硬いボタンはむずかしい。ボタンのゆるみは誤飲につながる着替えの練習を始めたころから
長袖・長ズボン(上下別)肩も足も覆える。サイズの上下違いにも対応しやすい寝返りでトップスがずり上がりやすい年齢を問わず、秋冬の基本

腹巻き付きとかぶりの組み合わせは、寝ている間の冷え対策としては頼もしい形です。一方で、トイレトレーニング中の子は、夜中や朝にパンツを下ろす動作が増えます。腹巻き部分の伸びがよいか、自分で下ろせそうかは、店頭やレビューで確かめておくと安心です。

コンビミニ のびのび腹巻付きあったかキルト長袖パジャマ

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コンビミニ のびのび腹巻付きあったかキルト長袖パジャマ

肌に触れる両面が綿100%のニットキルトで中綿をはさんだ、冷え込む時期向けのパジャマ(生地全体の組成は綿74%・ポリエステル26%)。トップスはかぶりタイプ、パンツは腹巻き付きで、寝ている間もおなかをすっぽり覆います。サイズは80〜140cm。洗濯機洗い可ですが、ウエストリブの形を保つため洗濯後は形を整えて平干しが推奨されています。同じシリーズに前開きタイプもあるので、着替えの練習中ならそちらも候補です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ひとりで着替える練習とパジャマ

寝る前と朝の着替えは、毎日2回ある練習の機会です。とくに寝る前は出かける時間に追われないので、自分でやってみる時間を取りやすい場面です。パジャマを選ぶときに、次の点を見ておくと練習がはかどります。

  • ボタンは大きめで、数が少ないもの。前開きのパジャマには、かけ違いを防ぐためにボタンとボタンホールの色を段ごとに変えたものや、ボタンホールを斜めにして留めやすくしたものがあります。
  • 前後がわかる目印があるもの。後ろ側にマークが付いているパジャマなら、ズボンの前後を自分で確かめられます。
  • 首まわりがよく伸びるもの。かぶりタイプなら、頭がすっと通るかを試します。
  • ズボンのウエストがきつすぎないもの。自分で上げ下げできるかは、トイレの自立にもつながります。
  1. 1

    脱ぐところから始める

    着るより脱ぐほうが簡単です。まずズボンを脱ぐ、トップスを脱ぐ、を任せ、脱いだものを決まったかごに入れるところまでをひとまとまりにします。
  2. 2

    パジャマを置く場所と向きを決める

    着る前に、前を下にして広げておくなど、毎回同じ置き方にしておくと前後を間違えにくくなります。
  3. 3

    ボタンは下から1つだけ任せる

    全部を任せると時間がかかって眠くなってしまいます。いちばん下の1つだけ、次は2つ、と少しずつ増やし、残りは大人が仕上げます。
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    できたことを具体的に言葉にする

    「ボタンを1つ留められたね」「前と後ろ、合ってるね」と、できた部分をそのまま伝えます。寝る前なので、長いやりとりにならないよう短く切り上げます。

アンパサンド 前あきスムースパジャマ

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アンパサンド 前あきスムースパジャマ

エフ・オー・インターナショナルの子ども服ブランド「アンパサンド」の前あきパジャマ。本体は綿100%のスムース(衿ぐりは綿96%・ポリウレタン4%)。公式ストアで2026年9月に確認したGirlタイプはサイズ80〜140cm、表示価格は2,420円で、販売店ではBoys向けの柄も扱われています。お手入れは40℃を上限に洗濯機洗い(ネット使用)、タンブル乾燥は不可と表示されています。留め具の大きさや数は柄によって異なる場合があるので、練習用に選ぶなら商品ページで確かめましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

着替えがどの年齢でどこまでできるようになるかには、大きな個人差があります。年齢の目安や声かけのコツは、次の記事で詳しくまとめています。

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サイズの選び方

子ども服のサイズ表示は、80・90・100のように身長を目安にしたものが中心です。パジャマは寝ている間に着るものなので、「少し大きめ」がそのまま危険や不快につながることがあります。

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    いまの身長でサイズ表を見る

    「来年も着られるように」と2サイズ上を選ぶと、袖が手を覆い、裾を踏んでつまずきやすくなります。夜中にトイレへ行く年齢なら、暗い中で裾を踏むことも考えておきます。消費者庁は、引っかかりやすいひも等がなく体格に合った服を選ぶよう呼びかけています。
  2. 2

    袖丈と股下の実寸を確認する

    公式ストアには実寸が載っていることがあります。たとえばアンパサンドの前あきスムースパジャマ(Girl)の100サイズは、股下34.3cm、袖丈33cmと表示されています。手持ちのズボンの股下を測って比べると、買ってから「長すぎた」を減らせます。
  3. 3

    上下でサイズが合わないときは

    上はちょうどでも下が長い、ということもあります。裾を1回折って留めるくらいで済めばよいのですが、何重にも折るようならサイズか商品を見直します。
  4. 4

    海外ブランドは着脱のしやすさを確かめる

    消費者庁は、海外の子ども用パジャマは着衣着火を防ぐために燃えにくい素材か体にフィットするデザインが求められていることから、体にぴったりに作られている場合があるとし、その点を考慮したサイズを選び、無理なく着脱できるか確認するよう呼びかけています。

海外の子ども用パジャマが燃えにくい素材又は体にフィットするデザインであることを求められていること(米国消費者製品安全委員会の燃焼性安全基準)、「海外ブランドのパジャマでは、体にフィットするように作られているため、購入時はその点を考慮したサイズを選び、無理なく着脱衣できるか確認しましょう」は、消費者庁「みんなの消費安全ナビfrom消費者庁 Vol.533 子ども服のサイズ、ひもやフードに注意!」(2020年12月配信。配信当時の名称は「子ども安全メールfrom消費者庁」)より。「引っ掛かりやすいひも等がなく、体格に合った服を選びましょう」は同Vol.600(2022年8月配信)より。実寸はF.O.Online Storeの商品ページ(2026年9月確認)によります。

安全のポイント

パジャマは寝ている間、大人の目が届きにくい時間に着るものです。買うときと、衣替えで出したときに、次の点を確かめておきます。

首まわりのひも・リボン・フード

子ども服のひもについては、日本産業規格JIS L 4129(子ども用衣料の安全性-子ども用衣料に附属するひもの要求事項)が2015年12月に制定されています。規格の解釈Q&Aでは、年少(JISサイズの呼び方で120まで)の子ども用衣料の頭部・けい部には、引きひも・装着ひも・装飾ひもを使用しないとされ、縫い付けられたリボンなども装飾ひもとして扱われると説明されています。規格の適用除外の欄には、専門のスポーツウェアを除外しつつ「普段着又は寝間着として一般に着用される場合を除く」と書かれており、寝間着も子ども用衣料として想定されていることがわかります。

年少(JISサイズの呼び方で120まで)の頭部・けい部では引きひも・装着ひも・装飾ひもを「使用しない」こと、装飾ひもの例としてリボンやフリルが挙げられ縫い付けられている場合は適用範囲となること、適用除外g)の「ただし,普段着又は寝間着として一般に着用される場合を除く」という記述は、平成28年度経済産業省委託事業「子ども用衣料に附属するひもの安全設計指針に関するJIS開発ワーキンググループ」作成の解釈Q&A第3版(カケンテストセンター掲載のPDF)より。

消費者庁は、このJIS規格は販売を規制するものではないため規格に合っていない製品が販売される可能性があり、おさがりやフリマアプリの子ども服も規格外の場合があるかもしれないとして、保護者が自分で注意して選ぶことが重要だとしています。首元にひもやリボンが付いたデザイン、フードやキャラクターの耳付きフードのあるパジャマは、編集部としては寝るときには避け、起きている時間のルームウェアとして使うことをおすすめします。

脱ぐときの首まわり

消費者庁には、子ども用パジャマを脱いでいる途中に頭が襟ぐりから抜けない状態になり、首の骨の重いけが(環軸椎回旋位固定)につながった事故が報告されています。かぶりタイプを選ぶときは、首まわりがよく伸びるか、子どもが自分で脱ぐ場面を想定して一度試しておきます。頭が通りにくいようなら、前開きタイプを選ぶ手もあります。

「子ども用パジャマを脱衣中の児童の頭が襟ぐりから抜けない状態になり、環軸椎回旋位固定の重傷」という事故報告、JIS規格は販売を規制するものではなくおさがりやフリマアプリの子ども服は規格外の場合があることは、消費者庁「Vol.533 子ども服のサイズ、ひもやフードに注意!」より。

ボタンのゆるみと誤飲

前開きのパジャマは、洗濯を重ねるうちにボタンの糸がゆるむことがあります。京都府の子育てQ&Aは、赤ちゃんの衣服について、ボタンなどがとれて誤飲などの事故が起こらないものを選ぶよう呼びかけています。口に物を入れやすい年齢の子や、おさがりのパジャマは、衣替えのときにボタンを1つずつ引っぱって確かめておきましょう。

スリーパーとの重ね着は暑くなりすぎに注意

布団を蹴とばす子には、パジャマの上からスリーパーを着せる家庭もあります。暖かいパジャマに厚手のスリーパー、さらに掛け布団と重ねると、暖房の効いた寝室では暑くなりすぎることがあります。スリーパーを使う夜はパジャマを薄手にする、寝入ってから背中の汗を確かめる、といった調節をしてください。CBCテレビの取材に答えた小児科医は、汗をかいていないか、肌着が濡れていないかのチェックはしてあげたほうがよく、濡れているほど汗をかいていたら体を冷やさないよう着替えるのがよいと話しています。

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パジャマの安全チェック

  • 首まわりにひも・リボン・長い飾りが付いていないか(おさがり・フリマ品も)
  • フードや耳付きフードのあるものは、寝るときに使っていないか
  • かぶりタイプは、首まわりが伸びて頭がすっと通るか
  • ボタンがゆるんでいないか、とれかけていないか
  • 起毛やパイルのパジャマで、開放型のストーブやこんろに近づいていないか
  • スリーパーや布団と重ねて、寝汗をかくほど暑くなっていないか
  • 裾を踏むほど長くないか

洗濯とお手入れ

パジャマは毎晩着るので、洗い替えがないと困ります。何組必要かは洗濯の頻度や寝汗の量、おねしょの有無で変わりますが、季節ごとに2〜3組あると、雨の日や汚れた日も回しやすくなります。

  • 洗濯表示を確認する。たとえばアンパサンドの前あきスムースパジャマはネット使用・タンブル乾燥不可、コンビミニのキルトパジャマは洗濯後に形を整えて平干しが推奨されています。乾燥機を使う家庭は、買う前に可否を見ておきます。
  • キルトや腹巻き付きは乾くまで時間がかかりやすい。生地が重なる部分は、裏返したり広げたりして干すと乾きやすくなります。
  • 毛玉や毛羽立ちが目立ってきたら見直す。毛羽立ちは肌ざわりを落とすだけでなく、着古して毛羽立った衣服は表面フラッシュを起こしやすいとされています。
  • 衣替えのタイミングで、サイズ・ボタン・首まわりのゴムの伸びを1枚ずつ確かめます。

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ミキハウス ホットビスケッツ ミニ裏毛パイル素材 腹巻き付き長袖パジャマ

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ミキハウス ホットビスケッツ ミニ裏毛パイル素材 腹巻き付き長袖パジャマ

ミキハウスホットビスケッツの、厚すぎず薄すぎないミニ裏毛(綿100%)の長袖パジャマ。着替えがスムーズなかぶりタイプで、パンツは腹巻き付き、裾はリブで寝ている間にずり上がりにくいつくりです。首元はよれにくいバインダーネック、名前を書けるネームタグ付き。公式店では春秋冬の3シーズン向けとされています。サイズは80〜120cmの展開です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

つまずき・困ったとき

「寒くないようにと冬用のもこもこパジャマを買ったら、夜中に汗びっしょりで起きてしまって。薄手の綿のパジャマに戻して、布団で調節するほうが落ち着いて寝てくれました」という声もあります。
2歳児の保護者

暖かさを足すなら、まずはパジャマを厚くするより、腹巻きや肌着で胴まわりを守る、布団の枚数で調節する、という順に考えると、汗のかきすぎを防ぎやすくなります。CBCテレビの取材に答えた小児科医は、体が冷えたからといってすぐ風邪をひくわけではなく、寒ければ子どもはもぞもぞと布団の中に入っていくので、夜中に何度も神経質にかけ直す必要はないと話しています。

「前開きのパジャマにしたら、ボタンを自分で留めたがって、寝るまでに時間がかかるようになりました」という声もあります。
4歳児の保護者

着替えの練習が寝る時間を押してしまうなら、平日は1つだけ、時間のある週末は全部、というように、練習の量を曜日で分けるのも一案です。「自分でやりたい」気持ちは大切にしつつ、眠くなる前に切り上げるのが続けるコツです。

パジャマを嫌がって着たがらない子もいます。肌ざわりが苦手、首まわりがきつい、タグがちくちくする、といった理由が隠れていることがあるので、素材や形を変えて試してみてください。寝汗が極端に多い、せきや発熱など体調の変化が続くといった気になる様子があるときは、自己判断で済ませずに、かかりつけの小児科に相談しましょう。

よくある質問

秋冬のパジャマは何月ごろから冬用に替えればいいですか?
日付よりも、寝室の室温と子どもの様子で決めるのがおすすめです。東京都保健医療局の指針は、乳幼児が過ごす部屋の冬の目安を室温20〜25℃くらい、湿度50〜60%としています。寝入ってしばらくしてから背中に手を入れ、ひんやりしている夜が続くようなら、キルトやネルなど厚手のパジャマに切り替えるタイミングです。
腹巻き付きのパジャマは何歳まで使えますか?
年齢で決まりはありません。寝相が大きく、トップスがめくれておなかが出やすい時期に向く形です。トイレトレーニング中や、夜中に自分でトイレへ行くようになったら、腹巻き部分を自分で下ろせるかを確かめて、難しそうなら上下別の長袖長ズボンや、上下をボタンでつなぐタイプに替えてもよいでしょう。
フリースのパジャマは子どもに向いていませんか?
暖かく乾きやすい一方で、ポリエステルは吸湿性が控えめで、寝汗をかくと蒸れやすい素材です。汗っかきの子や暖房の効いた寝室では暑くなりすぎることがあります。使うなら下に綿の肌着を着せる、暖房を弱めにするなどで調節してください。起毛素材は火が触れると表面に一気に燃え広がる表面フラッシュにも注意が必要です。
パジャマは大きめを買ったほうが長く着られて得ですか?
大きすぎると袖が手を覆い、裾を踏んでつまずく原因になります。消費者庁も体格に合った服を選ぶよう呼びかけています。サイズは身長に合わせ、袖丈と股下の実寸を手持ちの服と比べて選ぶと失敗が減ります。
スリーパーを着せるなら、パジャマは薄手でいいですか?
スリーパーの素材と寝室の室温によりますが、厚手のパジャマに厚手のスリーパー、さらに掛け布団まで重ねると、暑くなりすぎることがあります。スリーパーを使う夜はパジャマを薄手にし、寝入ってから背中の汗を確かめて調節してください。
布団を蹴とばしてしまいます。何度もかけ直したほうがいいですか?
子どもは寝ると体温が上がり、布団を蹴って体温を調節していることがあります。CBCテレビの取材に答えた小児科医は、夜中に何度も神経質にかけ直す必要はなく、汗をかいていないか、肌着が濡れていないかを確かめ、濡れていたら着替えるのがよいと話しています。布団がなくても冷えにくいよう、長袖でおなかが出ないパジャマを選んでおくと安心です。
園のお昼寝用パジャマも同じ選び方でいいですか?
基本の考え方は同じですが、園によってパジャマの有無や形(前開き指定、フードやひもの禁止など)の決まりがあります。まず園の指定を確認し、先生と子ども自身が着脱しやすい形を選んでください。記名は洗濯で消えにくい方法で入れておきます。

まとめ

秋冬のパジャマは、「寝汗を吸う」「動きやすい」「寝冷えしにくい」の3つを軸に選ぶと迷いが減ります。素材は綿を基本に季節で厚みを替え、形は寝相と着替えの練習の進み具合に合わせて選ぶ。そのうえで、サイズと首まわり・ボタン・火のまわりの安全を確かめておけば、毎晩の寝室が少し安心な場所になります。

子どもの秋冬パジャマ選びチェック

  • 肌に触れる面が綿など、寝汗を吸いやすい素材か
  • 寝返りで突っ張らない伸縮性とゆとりがあるか
  • 長袖でおなかが出にくい形か(腹巻き付き・上下をつなぐボタンなど)
  • 秋口用の薄手と、冷え込む時期用の厚手を入れ替えられるか
  • 身長に合ったサイズで、裾を踏むほど長くないか
  • 着替えの練習中なら、大きめボタンや前後の目印があるか
  • 首まわりのひも・リボン・フード、ボタンのゆるみがないか
  • スリーパーや布団と重ねて暑くなりすぎていないか
  • 洗濯表示を確認し、洗い替えが2〜3組あるか

体の感じ方や汗のかき方は子どもによって違います。この記事の目安を出発点に、寝ている子の背中に手を当てて確かめながら、わが家の子に合う1枚を見つけてください。

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出典・参考

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