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子どもの睡眠時間、年齢別の推奨量と質を上げる環境づくり

対象の目安: 0〜6歳ごろ

カナデ発達・おでかけ担当
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子どもの睡眠時間、年齢別の推奨量と質を上げる環境づくり

「うちの子、寝るのが遅い気がする」「昼寝をやめてからぐずぐずが続く」——子どもの睡眠は発達や体調に直結するテーマで、保護者の悩みとしても上位に入ります。この記事では、年齢別の推奨睡眠時間の目安と、子どもが眠りやすい環境を整えるためのポイントを整理します。

年齢別・推奨睡眠時間の早見表#

年齢推奨睡眠時間の目安昼寝の目安備考
0〜3か月14〜17時間複数回昼夜の区別が未発達。夜間も3〜4時間おきに授乳あり
4〜11か月12〜16時間2〜3回夜間のまとまった睡眠が長くなり始める時期
1〜2歳11〜14時間1〜2回午後1回の昼寝に移行する子が増える
3〜5歳10〜13時間必要に応じて昼寝を卒業する子が増えてくる
6歳以上9〜12時間基本的に不要就学後は生活リズムの見直しが必要

この数値はWHOが示す就学前児童の推奨睡眠時間の目安を参考にしています。昼寝を含む総睡眠時間の目安です。

厚生労働省の睡眠に関する資料も参考にしています。

推奨時間より少し短い・長いからといって必ずしも問題があるわけではありません。「日中に機嫌よく活動できているか」「成長が順調か」を合わせて観察することが大切です。

睡眠の質に影響する環境要因#

光:就寝前は暗く#

光は「眠るスイッチ」を入れるメラトニンの分泌に影響します。夕方以降は室内照明を少し暗くし、スマートフォンやタブレットの画面(ブルーライト)への接触を減らすことで、眠気が来やすくなります。

  1. 1

    夕食後は照明を落とす

    できれば就寝の1〜2時間前から、間接照明や暖色系の照明にするだけで効果的です。
  2. 2

    スクリーンタイムを就寝前に設けない

    テレビ・タブレット等は就寝1時間前にはやめるよう意識します。子どもだけでなく保護者も一緒に実践すると習慣になりやすいです。
  3. 3

    カーテンを遮光タイプに

    特に夏の早朝は明るくなるのが早く、子どもが早起きしすぎる一因になることがあります。遮光カーテンで朝の光を調整するのも有効です。

音:静かで一定のBGMが助けになることも#

急な物音や生活音で目を覚ます子には、一定の「ホワイトノイズ」や静かな子守歌が入眠・再入眠の助けになることがあります。ただし、音に慣れていない子に急に使うと逆効果になることもあるため、子どもの反応を見ながら試してください。

室温・湿度#

一般的に子どもの寝室として快適な室温は20〜22℃程度が目安といわれています(季節・個人差あり)。湿度は50〜60%が目安。乾燥する冬は加湿器を活用すると風邪予防にもなります。

暑すぎると夜中に目を覚まして泣きやすくなります。子どもの背中や首もとを触って汗をかいていないか、定期的に確認しましょう。

寝具と睡眠環境の安全#

注意

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のため、1歳になるまでは仰向けに寝かせること、柔らかい掛け布団やぬいぐるみをそばに置かないこと、煙草の煙にさらさないことを守ってください。これらは厚生労働省が乳幼児の睡眠環境に関して案内している内容です。

厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」より

就寝ルーティンをつくる#

「今日は寝かしつけに1時間かかった」という声はよく聞かれますが、就寝前の流れを毎日一定にすることで、子どもが「眠る時間」を予測しやすくなります。

「就寝ルーティンを始めてから、明らかに寝つきがよくなった。最初は大変だったけど、慣れると親自身も楽になった」という声は多いです。
1〜3歳の保護者

就寝ルーティンの例(参考。家庭に合わせてカスタマイズしてください):

  • お風呂 → 着替え → 歯みがき → 絵本1〜2冊 → 消灯・子守歌(またはBGM)

流れの長さより「毎日同じ順番」が大切です。30分程度に収まると継続しやすいです。

昼寝の卒業タイミング#

3歳を過ぎると昼寝をやめる子が増えますが、5歳ごろまで昼寝が必要な子もいます。「園でしか昼寝しない」「昼寝すると夜眠れない」という問題が起きやすい時期でもあります。

  • 昼寝後の就寝時刻が極端に遅くなる → 昼寝の時間を短くする、または早める
  • 昼寝なしで機嫌よく過ごせる日が増えてきた → 徐々に昼寝をなくす方向に

急にやめると移行期にぐずりが増えることがあります。週末から試してみるなど、家庭に合ったペースで進めてください。

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よくある質問#

うちの子の睡眠時間が推奨より少ないです。問題ですか?
推奨時間はあくまで目安です。日中に機嫌よく活動でき、成長が順調であれば、少し短くても問題ないことが多いです。極端に短い、昼間も眠そうで元気がない、という場合は小児科に相談してみてください。
夜9時を過ぎても眠れません。どうすれば早く眠れますか?
就寝時刻を早めるには、起床時刻を固定して昼間の活動量を増やすことが効果的です。急に1時間早めるのは難しいため、15分ずつ前倒しにしていく方法が現実的です。夕方以降の光・スクリーン刺激を減らすことも合わせて試してください。
朝4〜5時に目が覚めて起きてきます
早朝覚醒は睡眠が浅くなっている、または昼寝や就寝が早すぎる可能性があります。昼寝時間を調整する、就寝時刻をやや遅らせる、カーテンで朝の光を遮るなどを試してみてください。
添い寝は続けてよいですか?
添い寝は日本では一般的な習慣ですが、乳幼児期は窒息・SIDSのリスクに配慮が必要です。安全な環境(硬めのマットレス・保護者がお酒を飲んでいない等)で行い、1歳以降も続けるかどうかは家族のスタイルと子どもの様子に合わせて判断してください。
保育園では昼寝するのに家では昼寝しません
環境の違いでよく起こります。家でも暗さや静けさを整えること、活動量を増やすことなどで昼寝しやすくなることがあります。ただし成長とともに昼寝が不要になることもあるため、無理に寝かせる必要がない場合もあります。

まとめ#

子どもの睡眠は「量」だけでなく「質」と「環境」が大切です。完璧な環境を整えることより、毎日の小さな工夫を積み重ねることが長い目で見た改善につながります。

子どもの睡眠環境チェックリスト

  • 就寝前1〜2時間は照明を暗くしている
  • スクリーンタイムを就寝直前に設けないようにしている
  • 室温・湿度を快適に保っている
  • 毎日の就寝ルーティンが大まかに決まっている
  • 1歳未満は仰向け寝・柔らかい寝具を置かないを守っている
  • 昼間に十分な活動・外遊びの時間がある

「うちの子のペース」を大切にしながら、環境の見直しを少しずつ試してみてください。

出典・参考

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