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子どものお昼寝はいつまで必要?卒業の目安と、寝ない・寝すぎるときの関わり方

対象の目安: 1〜6歳ごろ

カナデ発達・おでかけ担当
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子どものお昼寝はいつまで必要?卒業の目安と、寝ない・寝すぎるときの関わり方

「もうお昼寝しなくても平気そうだけど、まだ必要なのかな」「夜なかなか寝ないのは昼寝のせい?」——日中のお昼寝は、成長とともに回数も長さも少しずつ変わっていきます。この記事では、年齢別のお昼寝の目安と卒業のサイン、寝ない・寝すぎるときの整え方を、公的資料を参照しながらまとめました。「何歳でやめるべき」という決まりはなく、その子のペースを大切にする視点でお伝えします。

お昼寝はなぜ必要?役割を整理する

お昼寝は、日中に活動して疲れた体と気持ちをいったん休ませる時間です。月齢が低いうちは一度にまとまって眠り続ける力がまだ育っていないため、夜だけでは足りない睡眠を昼に補う意味があります。眠りが足りていると、目覚めたあとに機嫌よく遊べたり、夕方のぐずりが軽くなったりすることもあります。

ただし、お昼寝そのものが「賢さ」や「背の高さ」を直接決めるといった断定はできません。大切なのは昼寝の有無だけを気にすることではなく、昼と夜を合わせた1日全体の睡眠が、その子にとって足りているかどうかです。

1日の睡眠時間の目安は、厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を参照しています。

年齢別・お昼寝の目安(早見表)

下の表は一般的な目安です。睡眠の量やお昼寝の必要度には大きな個人差があり、同じ年齢でも早く卒業する子もいれば、しっかり眠る子もいます。「表と違うから心配」ではなく、あくまで見取り図として使ってください。

年齢の目安お昼寝の回数(目安)1日の睡眠時間の目安(昼寝を含む)このころの様子
4〜11か月2〜3回12〜16時間午前と午後に分けて眠る子が多い
1歳〜1歳半1〜2回11〜14時間午前寝がなくなり午後1回へ移行する子が増える
1歳半〜3歳1回11〜14時間昼食後の午後1回が中心
3〜5歳0〜1回10〜13時間昼寝をしない日が増え、卒業する子が増える
5〜6歳(就学前)基本なし10〜13時間昼寝なしで日中を過ごせる子が多くなる

1日の睡眠時間の目安は睡眠ガイド2023にもとづくもので、昼寝を含めた合計です。回数は月齢による一般的な傾向を示したもので、公的な基準ではありません。なお就学が近づく5〜6歳ごろは、e-ヘルスネットが小学生(学童期)の目安とする9〜12時間程度に、1日の睡眠が少しずつ近づいていくのが一般的です。これも目安で個人差があるため、その子の眠りと日中の様子を基準に考えてください。

WHO(世界保健機関)の5歳未満の子どもに関するガイドラインでは、3〜4歳の睡眠について「昼寝を含んでもよい(may include a nap)」と表現されており、この年齢では昼寝が必須ではないことがうかがえます。

いつ頃卒業する子が多い?

お昼寝を卒業する時期は、3歳ごろから昼寝をしない日が増え、5歳ごろには昼寝なしで1日を過ごせる体力がつく子が多くなります。とはいえ、これは平均的な傾向にすぎません。5〜6歳でも疲れた日や活動量の多い日には眠くなる子もいますし、逆に3歳前から昼寝を必要としない子もいます。

メモ

「何歳でお昼寝をやめるべき」という決まりはありません。同じ家庭のきょうだいでも卒業の時期はちがって当たり前です。まわりの子と比べて早い・遅いと焦る必要はなく、その子の眠りと日中の様子を基準に考えていきましょう。

卒業が近いサイン

  • 昼寝をしなくても、夕方までごきげんで過ごせる日が増えてきた
  • 寝かせようとしても布団の中で30分以上遊んでいて、なかなか寝つかない
  • 昼寝をすると、夜の寝つきが極端に遅くなる・夜中に目が覚める

こうしたサインが続くようなら、少しずつ昼寝を減らす方向に切り替えていくタイミングかもしれません。

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無理に寝かせない「レストタイム」への切り替え

昼寝を卒業する時期は、眠らせようと頑張るほどお互いに疲れてしまうことがあります。眠くなさそうなら無理に寝かせず、「体を休める静かな時間(レストタイム)」に切り替えるのがおすすめです。

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    眠らなくてもよい時間として設定する

    「寝なくていいから、少しゴロンとしようね」と声をかけ、横になる・静かに過ごすことを目標にします。眠ければそのまま眠り、眠くなければ休むだけでかまいません。
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    静かな活動に置き換える

    絵本を見る、パズルをする、お絵かきをするなど、興奮しにくい遊びに切り替えます。テレビや動画は目がさえやすいので、この時間は避けると落ち着きやすくなります。
  3. 3

    時間を決めて区切る

    15〜30分ほどで区切ると、生活リズムが整いやすくなります。休んだあとは体を動かす遊びに移り、夜の入眠につなげます。

レストタイムは、園から帰ってきて疲れている日や、行事のあとなどにも役立ちます。眠るかどうかにこだわらず、気持ちを落ち着ける時間ととらえると気楽です。

昼寝が長すぎ・遅すぎて夜に寝ないとき

「夕方に寝てしまって夜ふかしになる」「昼寝が3時間続いて夜の寝つきが悪い」——これは卒業が近い時期によくある悩みです。夜の睡眠が削られていると感じたら、昼寝の長さと時間帯を少しずつ調整してみましょう。

ヒント

調整のコツは「短くする」より先に「早める」ことです。昼寝の開始が遅いと夜まで眠気が残らず、就寝時刻が後ろにずれがちです。昼食後の早めの時間帯に始め、遅くとも15時ごろまでに切り上げると、夜の入眠に響きにくくなります。

  • 昼寝の開始を早める(昼食後すぐなど、午後の早い時間に)
  • 長く寝すぎる日は、時間を決めてやさしく起こす(急に起こさず、カーテンを開けて声をかける)
  • 夕方(16時以降)の寝落ちは避ける。眠そうなら早めに夕食・入浴をすませて就寝を前倒しにする
  • 起こしたあとは自然光を浴びて体を動かし、昼と夜のメリハリをつける

一度にすべてを変えようとせず、まずは開始時刻を早める・上限を決めるといった1つの工夫から試すと続けやすいです。

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保育園の午睡と家庭の違い・連携

保育園では、生活リズムを整える目的や安全に見守る体制のもとで、みんなで午睡(お昼寝)の時間を設けていることが多いです。一方で家庭では、その子の様子に合わせて柔軟に調整できます。「園ではしっかり寝るのに家では寝ない」というのは、環境や生活の流れがちがうために起こる、ごく自然なことです。

家では昼寝をしなくなってきたのに、園の午睡で長く眠って夜ふかしになる——そんなときは、連絡帳やお迎えのときに家庭での様子を担任の先生に伝えてみましょう。園によっては、年長に近づくにつれて午睡を短くしたり、就学に向けて午睡をなくしていく方針をとっているところもあります。家庭と園で子どもの睡眠の様子を共有し、歩調を合わせていけると安心です。

よくある声と、受診の目安

「昼寝をやめさせたいのに、園では寝てくるから夜が遅い」「まわりはもう昼寝していないのに、うちの子だけ必要みたいで不安」——という声はとてもよく聞かれます。
4〜5歳児の保護者

睡眠の必要量にも、昼寝が要る・要らないにも、大きな個人差があります。日中に機嫌よく活動でき、成長が順調であれば、昼寝の卒業が早くても遅くても、過度に心配しなくてよいことが多いです。

注意

1歳になるまでは、お昼寝のときも乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防が大切です。仰向けに寝かせる、やわらかい掛け布団やぬいぐるみをそばに置かない、たばこの煙にさらさない、といった安全対策を、夜だけでなく昼寝でも守ってください。これはこども家庭庁が案内している内容です。

こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」より。

次のような様子が続くときは、一度かかりつけ医や小児科に相談してみると安心です。

  • 日中もいつも眠そうで元気がなく、遊びに集中できない
  • 夜も昼も睡眠が極端に少なく、機嫌の悪さが続く
  • いびきが大きく、寝ている間に呼吸が止まるように見える
  • 昼寝や睡眠の様子で、発達や成長に気がかりがある

よくある質問

お昼寝は何歳でやめさせるべきですか?
「何歳でやめる」という決まりはありません。一般には3〜5歳ごろに卒業する子が増えますが、個人差が大きく、5〜6歳でも疲れた日に眠くなる子もいます。年齢よりも、昼寝なしで機嫌よく過ごせる日が増えたかどうかを目安にしてください。
昼寝をやめたら夜すぐ寝るようになりますか?
昼寝を減らすと夜の寝つきがよくなる子は多いですが、移行期は夕方にぐずったり、夕食前に眠くなったりすることもあります。数日〜数週間かけて体が慣れていくので、様子を見ながら少しずつ進めてください。眠そうな日は早めに就寝させて調整します。
保育園では昼寝するのに、家では昼寝しません
環境や生活の流れがちがうため、よく起こることです。家で寝なくても、夜の睡眠が足りていて日中ごきげんなら心配はいりません。園の午睡で長く眠って夜ふかしになる場合は、家庭での様子を担任に伝えて相談してみましょう。
昼寝が長すぎて夜に寝ません。何時間まで?
何時間までという一律の基準はありませんが、昼寝が長い・遅いことで夜の寝つきが悪くなっているなら調整のサインです。まずは昼寝の開始を早め、15時ごろまでに切り上げるのがおすすめです。長く寝すぎる日はやさしく起こして上限を決めましょう。
昼寝をなくしたら夕方に寝てしまいます
移行期にはよくあることです。夕方に寝てしまうと夜ふかしにつながりやすいので、眠そうなら夕食と入浴を早めにすませ、いつもより早く就寝させて乗り切ります。午前中や午後の早い時間にしっかり体を動かしておくと、夕方の寝落ちを防ぎやすくなります。
昼寝をしないと成長に影響しますか?
昼寝の有無だけで成長が決まるわけではありません。大切なのは昼と夜を合わせた1日の総睡眠時間が足りているかです。昼寝をしなくても夜にまとまって眠れており、日中元気に過ごせているなら、過度に心配しなくてよいでしょう。

まとめ

お昼寝は成長とともに少しずつ減り、多くの子が3〜5歳ごろに卒業していきます。ただし「何歳でやめるべき」という正解はなく、いちばんの目安はその子の1日の総睡眠と日中の様子です。眠くなさそうなら無理に寝かせず、静かなレストタイムに切り替える。夜に響くときは昼寝の時間帯と長さを少しずつ整える。そんな肩の力を抜いた関わりで十分です。

お昼寝を見直すときのチェックリスト

  • 昼と夜を合わせた1日の睡眠時間はその子に足りているか
  • 昼寝なしでも日中ごきげんに過ごせる日が増えてきたか
  • 昼寝の開始が遅すぎ・長すぎて夜の寝つきに響いていないか
  • 卒業の時期は無理に寝かせず、静かな休息時間に切り替えているか
  • 園で長く午睡している場合、家庭での様子を先生に伝えているか
  • 1歳未満は昼寝でも仰向け寝・やわらかい寝具を避けているか

まわりと比べて焦らず、「うちの子のいまのペース」を大切にしながら、気になることがあればかかりつけ医や小児科に相談してみてください。

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出典・参考

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