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子どもの夏の目のトラブル|はやり目・ものもらい・プール後の充血や目やにの見分け方とケア

対象の目安: 1〜6歳ごろ

カナデ発達・おでかけ担当
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子どもの夏の目のトラブル|はやり目・ものもらい・プール後の充血や目やにの見分け方とケア

「白目が真っ赤になって目やにが止まらない」「朝、目やにで目が開かない」「まぶたが赤くはれてしこりができた」「プールのあとに目をこすって充血している」——夏は、子どもの目のトラブルが増えやすい季節です。プールや水遊びで目に触れる機会が増え、汗や手を介した感染も広がりやすくなるためです。なかでも気をつけたいのが、感染力の強い「はやり目(流行性角結膜炎)」をはじめとするウイルス性結膜炎と、まぶたが腫れる「ものもらい」。さらに、プールの塩素や強い日差しによる充血・目やにも見られます。この記事では、日本眼科医会やこども家庭庁の情報をもとに、症状の見分け方・家庭でのケア・感染対策・眼科の受診の目安・登園や出席停止のめやすを整理しました。目の症状は自己判断が難しく、視力にかかわることもあります。気になるときは早めに眼科・小児科に相談してください。

夏に増える子どもの目トラブル 見分け方の早見表

夏の目の不調は、「うつるもの」「まぶたのできもの」「刺激によるもの」に大きく分けて考えると整理しやすくなります。まずは特徴を表で俯瞰しましょう。

タイプ代表的な病気・状態主な症状見分けの手がかりうつるか
ウイルス性結膜炎はやり目(流行性角結膜炎)、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎強い充血・大量の目やに・涙目・まぶたの腫れ。発熱やのどの痛みを伴うことも目やにが多く、朝に目が開きにくいほど。片目から始まり反対の目にうつることもうつる(感染力が強い)
まぶたのできものものもらい(麦粒腫)、霰粒腫(さんりゅうしゅ)まぶたの一部が赤くはれる・痛い(麦粒腫)、痛みの少ないしこり(霰粒腫)白目より「まぶた」が腫れる。目やには少なめのことが多い基本的にうつらない
刺激による充血プールの塩素・強い日差し・砂やほこり一時的な充血・ゴロゴロ感・乾いた感じ・軽い目やにプールや外遊びのあとに出て、休むとやわらぐことが多いうつらない

ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎・咽頭結膜熱・急性出血性結膜炎)の症状や感染性は、公益社団法人 日本眼科医会「ウイルス性結膜炎」を参考にしています。症状の出方には個人差があります。

メモ

見た目だけでは、うつる結膜炎か、刺激による一時的な充血かを見分けるのが難しいことがあります。とくに目やにが多い・充血が強い・数日たっても良くならない・片目から反対の目に広がるといったときは、うつる病気の可能性を考えて眼科を受診しましょう。

うつる目の病気「はやり目」を中心に知る

「はやり目」は、感染力が強いウイルス性結膜炎をまとめた通称です。日本眼科医会は、人から人へうつりやすいウイルス性結膜炎として、流行性角結膜炎・咽頭結膜熱・急性出血性結膜炎の3つを挙げています。いずれも夏に流行が見られやすく、園や家庭で広がりやすいのが特徴です。

流行性角結膜炎(はやり目)

アデノウイルス(8型・19型・37型など)が原因です。急に白目が真っ赤になり、目やにが大量に出るのが特徴で、朝は目やにで目が開かないほどになることもあります。涙目、まぶたの腫れ、耳の前のリンパ節の腫れや痛みを伴うこともあります。発病から1〜2週間でピークを迎え、2〜3週間ほどで治っていきますが、角膜(黒目)に濁りが残ると見えにくさが長引くこともあります。片目から始まり、2〜3日して反対の目に出ることもあります。

流行性角結膜炎の原因ウイルス・症状・経過(1〜2週間でピーク、2〜3週間で治癒、角膜の濁りが残ることがある)は、公益社団法人 日本眼科医会「流行性角結膜炎」に基づきます。

咽頭結膜熱(プール熱)

アデノウイルス(3型・4型・7型など)が原因で、結膜炎に加えて発熱・のどの痛みを伴うのが特徴です。目の症状だけでなく全身の症状が出る点で、目に限局しやすい流行性角結膜炎と区別されます。プールの水を介して広がることがあるため「プール熱」とも呼ばれますが、プールに入らなくても飛沫や手を介してうつります。全身症状を含めた見分け方やホームケアは、夏の感染症をまとめた記事もあわせて参考にしてください。

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急性出血性結膜炎

エンテロウイルス70型やコクサッキーウイルスA24変異株が原因です。アデノウイルスによる結膜炎と似た症状で、はじめは目がとてもゴロゴロします。かつては白目に出血(結膜下出血)が見られるのが特徴とされましたが、近年は出血を伴うことはまれになっています。多くは1週間ほどで治ります。

咽頭結膜熱・急性出血性結膜炎の原因ウイルス・症状・経過、および感染経路(目をこすった手やハンカチなどからうつる)は、公益社団法人 日本眼科医会「ウイルス性結膜炎」に基づきます。

注意

ウイルス性結膜炎には、ウイルスを直接やっつける特効薬はありません。治療は、炎症を抑えたり細菌の混合感染を防いだりする点眼をしながら、体の免疫でウイルスがいなくなるのを待つのが基本です。市販の目薬で自己判断せず、目やにが多い・充血が強いといったときは眼科で診断を受けてください。

ウイルス性結膜炎に特効薬がなく、対症療法(抗炎症薬や混合感染予防の抗菌薬の点眼)で自然治癒を待つことは、公益社団法人 日本眼科医会「治療法」に基づきます。

まぶたが腫れる「ものもらい」(麦粒腫・霰粒腫)

「ものもらい」は、まぶたが腫れる病気の通称で、地域によって「めばちこ」「めいぼ」とも呼ばれます。医学的には、細菌感染による麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と、慢性の炎症でしこりができる霰粒腫(さんりゅうしゅ)に分けられます。白目が赤くなるはやり目とは違い、「まぶた」に症状が出るのが手がかりです。基本的に人にはうつりません。

病気原因症状痛み
麦粒腫(ものもらい)まぶたの皮脂腺・汗腺やマイボーム腺への細菌感染まぶたの一部が赤くはれる。炎症が強くなると赤み・腫れ・痛みが増す痛みを伴うことが多い
霰粒腫マイボーム腺のつまりによる慢性の炎症まぶたに硬いしこりを感じる。乳幼児に見られることもある痛みは少ないことが多い

麦粒腫は、汚れた手で目をこすったり、寝不足や疲れで抵抗力が落ちたりすると起こりやすくなります。子どもは目をこすりがちなので、夏場は特に手を清潔に保つことが予防になります。

麦粒腫が眼瞼の皮脂腺・汗腺(外麦粒腫)やマイボーム腺(内麦粒腫)への細菌感染で起こること、赤み・腫れ・軽度の痛みを伴い、治療で抗菌薬の点眼・内服や切開排膿を行うこと、麦粒腫として治療後にしこりが残り霰粒腫とわかることがあることは、公益財団法人 日本眼科学会「麦粒腫」に基づきます。

メモ

麦粒腫と霰粒腫は見分けが難しく、治療方針も異なります。子どもは点眼や軟膏を嫌がって治療が長引くこともあり、自己判断でつぶしたり触ったりするのは禁物です。市販の抗菌目薬を使っても2〜3日で良くならない、痛みや腫れが強い、しこりが残るといったときは眼科を受診しましょう。

「まぶたが赤く腫れて『ものもらいかな』と様子を見ていたら、しこりが残って結局眼科へ。早めに診てもらえばよかったと反省しました」という声はよく聞かれます。
4歳児の保護者

プールの塩素・日差しによる充血や目やに

夏、プールや水遊びのあとに目が充血したり、軽い目やにが出たりすることがあります。これは感染ではなく、プールの水に含まれる塩素や、強い日差し、砂・ほこりなどの刺激によることもあります。プールの水は感染予防のために一定濃度の塩素を含むよう定められており、この塩素が目の表面(角膜の涙液層)に影響して、充血やゴロゴロ感、乾いた感じを起こすことがあります。泳ぎが上手な子ほど水中で目を開けている時間が長く、刺激を受けやすいとされます。

プールの水に含まれる塩素が目の表面(角膜の涙液層)に影響し、充血や痛み・乾燥感を起こすこと、ゴーグルが目を守る有効な手段であること、プール後の水道水での長時間の洗眼が角膜表面に影響しうることは、大阪府眼科医会「目とプールについて」を参考にしています。

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    ゴーグルで目を守る

    刺激性の充血をいちばん防ぎやすいのがゴーグルです。塩素や水の刺激から目を守り、視界も良くなります。サイズが合ってすき間から水が入りにくいものを選び、こまめに調整しましょう。
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    プール後に目を強くこすらない

    目に違和感があると子どもはこすりがちですが、こすると刺激や傷、感染の原因になります。清潔なタオルやティッシュでそっと押さえる程度にします。
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    洗眼は長時間しない

    水道水にも残留塩素が含まれ、長く洗いすぎるとかえって目の表面に負担がかかることがあります。洗うとしても短時間にとどめ、目のまわりの汚れを流す程度に。心配なときは学校や園、眼科に相談しましょう。
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    日差し対策も忘れずに

    強い日差し(紫外線)も目への刺激になります。帽子やUVカットのつばで日ざしをやわらげると、まぶしさや充血の予防に役立ちます。

注意

刺激による充血は、休むと数時間〜1日ほどでやわらぐことが多いものです。一方で、目やにが多い・充血が強い・痛みや腫れが続く・数日たっても良くならない・反対の目にも広がるといったときは、うつる結膜炎(はやり目など)の可能性があります。この場合はプールを控え、早めに眼科を受診してください。

家庭でのケアと、うつさない・もらわないための感染対策

うつる結膜炎は、目やにや涙にウイルスが含まれ、目をこすった手・タオル・ハンカチなどを介して広がります。診断された場合はもちろん、疑わしいときも、家庭内で広げない工夫が大切です。

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    目やには清潔なもので、目頭から目尻へやさしく拭き取る

    こびりついた目やには、清潔なガーゼやティッシュ、コットンを水やぬるま湯で湿らせ、目頭から目尻へ一方向にやさしく拭き取ります。1回ごとに面を替え、使ったものはすぐビニール袋に入れて捨てます。左右で拭くものを分けると、反対の目へのうつりを防ぎやすくなります。
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    タオル・ハンカチ・枕は共用しない

    顔に触れるタオル・ハンカチ・枕カバーは家族と別にします。ペーパータオルを使うのも手です。目に触れた手で家族のものをさわらないよう気をつけます。
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    手洗いをこまめに

    目をさわった後、目やにを拭いた後は、石けんで丁寧に手を洗います。子どもだけでなく、ケアをする大人の手洗いも忘れずに。ウイルスは大人にもうつります。
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    点眼は医師の指示どおりに

    処方された目薬は、指示された回数・期間を守って使います。容器の先が目やまつげに触れると容器が汚染されるので触れないように。きょうだいで目薬を使い回さないでください。

メモ

日本眼科医会は、うつる結膜炎の家庭での対策として、顔に触れるタオルなどを家族と別にすること、食器やタオルは熱に弱いウイルスを想定して煮沸消毒すること、入浴は最後にすること、使ったティッシュは専用の袋に捨てることなどを挙げています。まぶしさで目を開けにくいときは、無理せず薄暗い部屋で休ませてあげましょう。

タオルなど顔に触れる物を家族と別にする・食器やタオルの煮沸消毒・入浴は最後にする・使用済みティッシュは専用の袋に捨てるといった家庭での感染対策は、公益社団法人 日本眼科医会「ウイルス性結膜炎」に基づきます。

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眼科・小児科を受診する目安

目の症状は、放っておくと視力にかかわることもあります。特にはやり目は角膜に濁りを残すことがあり、自己判断は禁物です。次のようなときは、早めに眼科(発熱など全身症状が強ければ小児科)を受診しましょう。

注意

以下のようなときは、早めに医療機関を受診してください。目やにや充血がある子を連れて行くときは、他の人にうつさないよう、待合では目をさわらせない・触れたものを共用しないなどの配慮をすると安心です。

  • 目やにが多く、朝に目が開きにくいほど。充血が強い
  • 片目から始まり、反対の目にも広がってきた
  • まぶたが赤くはれて痛がる、しこりができた
  • 目を痛がる、まぶしがる、涙が止まらない、見えにくそう
  • 発熱・のどの痛みなど全身症状を伴う(咽頭結膜熱の可能性)
  • 市販の目薬を数日使っても良くならない、悪化する
  • 目に薬品や異物が入った、強くぶつけたなど、けがが疑われる

家庭での対応や受診の目安の確認には、日本小児科学会「こどもの救急(ONLINE-QQ)」も利用できます。夜間・休日で判断に迷うときは子ども医療電話相談(#8000)も利用できます。実際の判断は個々の状態により異なります。

  • 眼科:目やに・充血・まぶたの腫れなど、目そのものの症状が中心のとき。
  • 小児科:発熱やのどの痛みなど全身症状が強いとき、受診先に迷うとき。
  • 子ども医療電話相談(#8000):夜間・休日に受診を迷うとき(対応時間は都道府県により異なります)。
  • 緊急性が高いとき(薬品が目に入った・強い外傷など)は、迷わず医療機関へ。

登園・出席停止のめやす(うつる結膜炎は制限がある)

うつる結膜炎は、学校保健安全法で登園・出席が制限されます。咽頭結膜熱(プール熱)は第二種感染症で、主要な症状が消えた後2日を経過するまでが出席停止の目安です。流行性角結膜炎と急性出血性結膜炎は第三種感染症(施行規則第18条に個別に規定)にあたり、一律の停止期間ではなく、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止となります。一方、うつらないものもらいや、刺激による一時的な充血には、こうした一律の制限はありません。

状態法令上の扱い登園・出席の目安
咽頭結膜熱(プール熱)第二種感染症主要な症状が消えた後2日を経過するまで出席停止。医師が感染のおそれがないと認めればこの限りでない
流行性角結膜炎(はやり目)第三種感染症(個別に規定)一律の停止期間はなく、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止
急性出血性結膜炎第三種感染症(個別に規定)一律の停止期間はなく、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止
ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)特に定めなしうつらないため一律の制限はない。園のルールや医師の判断による

登園・出席停止の考え方は、こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」および学校保健安全法施行規則を参考にしています。咽頭結膜熱は第二種、流行性角結膜炎・急性出血性結膜炎は第三種感染症(施行規則第18条に個別に列挙)として扱われます。

注意

最終的な登園・登校の可否は、通っている施設のルールや医師の判断によります。登園許可証や意見書が必要かどうかも園によって異なります。自己判断で登園を再開せず、必ず園とかかりつけ医・眼科に確認してください。回復後もしばらくは、便や涙にウイルスが残ることがあるため、手洗いを続けましょう。

つまずきやすいポイント

「プールのあとの充血だと思って様子を見ていたら、翌朝に目やにがびっしり。反対の目も赤くなって、あわてて眼科に行ったらはやり目でした」という相談も少なくありません。
5歳児の保護者

刺激による充血と、うつる結膜炎の初期は見た目が似ていることがあります。「休んでもやわらがない」「目やにが増える」「反対の目にも広がる」といった変化があれば、感染を疑って早めに受診するのが安心です。また、ものもらいを「そのうち治る」と放置してしこりが残ったり、逆にうつる結膜炎を「ものもらいだろう」と自己判断してタオルを共用し家族に広げてしまったりすることもあります。目の症状は種類の見極めが難しいからこそ、迷ったら眼科に相談しましょう。

よくある質問

はやり目とものもらいはどう見分けますか?
症状が出る場所が手がかりです。はやり目(流行性角結膜炎)は白目が真っ赤になり目やにが大量に出る『結膜(白目)』の病気で、人にうつります。ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)は『まぶた』が赤くはれたり、しこりができたりするもので、基本的にうつりません。ただし見分けが難しいこともあり、目やにが多い・充血が強い・反対の目にも広がるといったときは眼科で診断を受けると安心です。
プールのあとの充血は病気ですか?
プールの塩素や強い日差し、砂・ほこりなどの刺激で一時的に充血することがあり、多くは休むとやわらぎます。一方で、目やにが多い・充血が続く・痛みや腫れがある・反対の目にも広がるといったときは、はやり目などのうつる結膜炎の可能性があります。この場合はプールを控えて眼科を受診してください。予防にはサイズの合ったゴーグルが役立ちます。
はやり目のとき、市販の目薬を使ってもいいですか?
ウイルス性結膜炎には特効薬がなく、市販の目薬で自己判断するのは避けたほうがよいとされています。治療は炎症や混合感染を抑える点眼をしながら自然治癒を待つのが基本で、点眼薬は眼科で処方されたものを指示どおりに使います。目やにが多い・充血が強いといったときは、まず眼科を受診してください。
ものもらいは眼科に行ったほうがいいですか?
軽いものは自然に落ち着くこともありますが、市販の抗菌目薬で2〜3日たっても良くならない、痛みや腫れが強い、しこりが残る、子どもが目を気にして生活に支障が出るといったときは眼科を受診しましょう。麦粒腫と霰粒腫は治療方針が異なり、化膿が進むと切開が必要になることもあります。自分でつぶしたり、汚れた手でさわったりしないでください。
きょうだいにうつさないためにはどうすればいいですか?
はやり目などのうつる結膜炎では、タオル・ハンカチ・枕を共用しないこと、目やにを拭いた後や目をさわった後の手洗いを徹底することが基本です。目薬をきょうだいで使い回さない、入浴は感染している子を最後にする、使ったティッシュはすぐ袋に入れて捨てる、といった工夫も有効です。大人にもうつるので、ケアをする人の手洗いも忘れずに。
登園・登校はいつからできますか?
うつる結膜炎は種類で扱いが異なります。咽頭結膜熱(プール熱)は主要な症状が消えた後2日を経過するまで、流行性角結膜炎・急性出血性結膜炎は医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止が目安です。ものもらいはうつらないため一律の制限はありません。最終的な可否は園のルールと医師の判断によるため、必ず確認してください。

まとめ

夏の子どもの目のトラブルは、感染力の強い「はやり目(ウイルス性結膜炎)」、まぶたが腫れる「ものもらい」、塩素や日差しによる「刺激性の充血」の3タイプに分けて考えると整理しやすくなります。うつる結膜炎には特効薬がなく、タオルを共用しない・手を洗うといった感染対策と、眼科での診断・治療が大切です。ものもらいや刺激性の充血も、悪化や長引きがあれば受診の目安になります。

夏の子どもの目トラブルで押さえておきたいこと

  • 目やにが多い・充血が強い・反対の目にも広がるときは、うつる結膜炎を疑って眼科へ
  • はやり目対策の柱は、タオルを共用しない・目をこすった手で他をさわらない・手洗い
  • ものもらいは市販薬で2〜3日良くならない・痛みや腫れが強いなら眼科へ。自分でつぶさない
  • プール後の充血予防はゴーグルが基本。強くこすらない・洗眼は短時間に
  • うつる結膜炎は登園・出席に制限がある。園と医師の指示に従い、自己判断で再開しない

目の症状は不安になりやすいものですが、多くは適切なケアと治療で回復に向かいます。「休んでもよくならない」「目やにや充血が続く」「まぶたが腫れて痛がる」と感じたら、視力にかかわることもあるため、早めに眼科・小児科に相談してください。

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出典・参考

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