敬老の日を子どもと楽しむ|2026年は9月21日・由来の伝え方と年齢別の手作りプレゼント
対象の目安: 0〜6歳ごろ

敬老の日は、おじいちゃん・おばあちゃんに「いつもありがとう」を伝えるいい機会です。とはいえ「今年はいつ?」「小さい子に何と説明すればいいの?」「プレゼントは何を用意すれば失礼にならない?」と、毎年うっすら迷いながら過ぎてしまうご家庭も多いのではないでしょうか。この記事では、2026年の日付と日付が毎年変わる理由、由来を子どもにやさしく伝えるヒント、0〜6歳の年齢別にできる手作りプレゼント、離れて暮らす場合の楽しみ方、そして無理をしない当日の過ごし方をまとめました。立派なものを用意することが目的ではありません。子どもと一緒に「ありがとう」を形にする時間そのものを楽しんでください。
祖父母の家に泊まりに行くときの安全チェックや生活リズムの整え方は、帰省の記事にまとめています。この記事は「敬老の日という一日を、子どもとどう楽しむか」に絞ってお伝えします。
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2026年の敬老の日は9月21日(月)|なぜ毎年日付が変わるのか
敬老の日は「国民の祝日に関する法律」で定められた国民の祝日のひとつです。同法では敬老の日を「9月の第3月曜日」と定め、その趣旨を「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」としています。日付ではなく「第3月曜日」という決め方をしているため、カレンダー上の日付は毎年動き、9月15日から21日のあいだを移動します。
内閣府が公表している2026年(令和8年)の国民の祝日によると、2026年の敬老の日は9月21日です。その前後は次のようになります。
| 日付 | 曜日 | 区分 |
|---|---|---|
| 9月19日 | 土 | (週休) |
| 9月20日 | 日 | (週休) |
| 9月21日 | 月 | 敬老の日 |
| 9月22日 | 火 | 祝日法第3条第3項による休日 |
| 9月23日 | 水 | 秋分の日 |
前後を国民の祝日にはさまれた平日は休日になるという決まりがあり、2026年は9月22日がこれにあたります。土日から続けると9月19日から23日までまとまった休みになるため、遠方の祖父母に会いに行く計画も立てやすい年です。ただし連休は交通機関が混みやすく、小さな子どもには移動そのものが負担になります。会いに行くかどうかは、子どもの月齢や体調に合わせて無理なく決めてください。
もとは9月15日だった
敬老の日は、以前は9月15日と決まっていました。その後の法改正により、現在の「9月の第3月曜日」という定め方に変わっています。月曜日を祝日にして連休をつくりやすくするこの考え方は、いわゆるハッピーマンデー制度と呼ばれています。
もうひとつ知っておくと便利なのが、9月15日という日付が今も別の形で残っていることです。老人福祉法では、9月15日を「老人の日」、9月15日から21日までを「老人週間」と定めています。自治体や施設のイベントが9月15日前後に組まれていたり、祖父母世代が「敬老の日といえば15日」と話したりするのは、こうした経緯があるためです。
敬老の日の由来をやさしく知る
敬老の日の始まりについては諸説ありますが、よく知られているのが兵庫県多可町に伝わる話です。多可町は自らを「国民の祝日『敬老の日』発祥の町」と紹介しており、町の資料では次のように伝えられています。
戦後まもない昭和22年(1947年)、当時の野間谷村(のまだにむら。現在の多可町八千代区)で、村長になった門脇政夫さんが村主催の「敬老会」を開きました。長いあいだ社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表すとともに、その知識や人生経験を次の世代に伝えてもらう場をつくることが目的だったとされています。第1回は9月15日に開催され、この日が選ばれた理由として、気候が過ごしやすいこと、農閑期で時間に余裕があること、「養老の滝伝説」にちなんだことが挙げられています。
翌年の2回目の敬老会で、9月15日を「としよりの日」と定めて村独自の祝日にすることが提唱されました。この動きは各地の市町村へ広がり、昭和25年には兵庫県が9月15日を「としよりの日」と制定。さらに働きかけが続き、昭和41年に「敬老の日」が国民の祝日に加えられた、という流れです。
メモ
由来を子どもにそのまま話す必要はありません。「昔、村のみんなでおじいちゃんおばあちゃんにありがとうを言う会をひらいた人がいてね、それがお休みの日になったんだって」くらいで十分伝わります。年長さんなら「どうしてお休みの日になったと思う?」と問いかけてみると、自分なりの答えを考えてくれます。
子どもへの伝え方|「年をとった人の日」と言わないほうがいい理由
敬老の日を子どもに説明するとき、つい「お年寄りをお祝いする日だよ」と言ってしまいがちです。ただ、子どもは覚えたての言葉をそのまま口にします。当日「おじいちゃん、お年寄りなんだよね」と本人の前で言ってしまい、場の空気が固くなった、という話は珍しくありません。祖父母世代のなかには、自分を「お年寄り」と呼ばれることに抵抗を感じる人もいます。
そこでおすすめなのが、年齢の話を主役にせず、「おじいちゃんとおばあちゃんに、ありがとうを伝える日だよ」と伝える方法です。こう言うと、子どもにとっての行動がはっきりします。「ありがとうを言う」「絵を渡す」「電話で話す」といった具体的な行為に結びつくので、当日も動きやすくなります。
ヒント
「何をありがとうって言う?」と一緒に思い出すところから始めると、子どもの言葉が具体的になります。「公園に連れて行ってくれた」「お誕生日に絵本をくれた」など、出てきたことをそのままカードに書いてあげると、それだけで心のこもった贈り物になります。
日ごろの「ありがとう」「こんにちは」が言えるようになるまでの関わり方は、あいさつの記事で扱っています。敬老の日は、その成果を発揮する場と考えると気が楽です。
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年齢別|0〜6歳の子どもができること
「何かつくらせなきゃ」と気負う必要はありません。その子が今できることを、そのまま形にするのがいちばん喜ばれます。
0〜1歳|手形・足形と写真
まだ自分では作れない時期は、大人が主役の作業をして、子どもは「参加する」だけで十分です。手形や足形をとって台紙に貼り、日付と名前を添えるだけで、その年だけの記録になります。手形をお花や動物に見立てて大人が描き足すと、飾りやすい一枚になります。写真を1枚プリントして簡単なメッセージを添えるのも定番です。
絵の具やインクを使うときは、子ども向けの水で落とせるものを選び、口に入れないよう必ずそばで見守ってください。嫌がるようなら無理に押しつけず、その日は写真だけにするなど切り替えてかまいません。
1〜3歳|シール・スタンプ・なぐり描き
自分で手を動かせるようになったら、シールを貼る、スタンプを押す、クレヨンで自由に描く、といった作業が主役になります。上手に描けるかどうかは気にしなくて大丈夫です。子どもがぐるぐると描いた線に、大人が「これは何を描いたの?」と聞き、答えをそのまま余白に書き添えると、受け取る側にとって忘れられない一枚になります。
この時期は集中が続く時間が短いので、一度で仕上げようとせず、数日に分けて進めるとうまくいきます。クレヨン選びで迷ったら、素材や持ちやすい太さから検討してみてください。
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3〜6歳|折り紙・メッセージカード・自分の名前
やりとりが増えるこの時期は、贈り物づくりそのものを楽しめます。折り紙を貼り合わせた飾り、画用紙を折ったメッセージカード、ひらがなを書き始めた子なら自分の名前や「ありがとう」の一言。ひらがなが左右反転していても、そのまま渡して大丈夫です。その字の形こそが、その年の思い出になります。
はさみを使う工作に挑戦するなら、切る作業は必ず大人が見守れる場面に限り、使わないときは手の届かない場所に片づけてください。
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手作りプレゼントをひとつ形にする|手形の花束カード
年齢を問わず取り組みやすいのが、手形を花に見立てた花束のカードです。0〜1歳は大人が手形をとり、3歳以上なら茎や葉を自分で描けます。
- 1
材料を用意する
画用紙、子ども向けの水で落とせる絵の具かスタンプ台、クレヨンかペン、あれば折り紙。汚れてもいい服にし、テーブルには新聞紙やビニールを敷いておきます。 - 2
手形をとる
手のひらに絵の具を薄くのばし、画用紙の上のほうにぺたんと押します。1回でうまくいかなくても大丈夫です。きょうだいがいる場合は色を変えて並べると華やかになります。すぐ手を洗える準備をしておくと落ち着いて進められます。 - 3
乾かしてから描き足す
絵の具が完全に乾いたら、手形の下に茎と葉を描きます。3歳以上なら子ども自身に、まだ難しい年齢なら大人が描いてリボンなどを添えます。折り紙をちぎって貼ると、絵の具が苦手な子でも参加できます。 - 4
ひとことを添えて渡す
「ありがとう」「だいすき」など子どもが言った言葉をそのまま書きます。まだ話せない時期なら名前と月齢、日付を。当日会えるなら手渡し、離れているなら封筒に入れて送ります。ただし2026年は9月19日(土)から23日(水)まで普通郵便の配達がありません(理由と対処は後述します)。
注意
制作中は、絵の具やインク、小さなシール、ビーズ、ちぎった紙片などを口に入れないよう必ずそばで見守ってください。特に何でも口に運ぶ時期の子には、小さなパーツを使う工作は向きません。素材の対象年齢の表示を確認し、使い終わったらすぐに片づける習慣にしておくと安心です。
離れて暮らす祖父母とのつながり方
会いに行けない年でも、できることはたくさんあります。むしろ、離れているからこそ届いたときの喜びが大きくなります。
- ビデオ通話でつなぐ: 画面越しに作ったものを見せながら「これ作ったよ」と伝えます。小さい子は長い通話が続かないので5分から10分程度で切り上げるくらいがちょうどよく、事前に「何を見せるか」を1つ決めておくと会話が進みます。
- 手紙や作品を送る: 2026年は投函のタイミングに注意が必要です(下記参照)。
- 声を録音して送る: 「じいじ、ばあば、ありがとう」の一言だけでも喜ばれます。話すのが恥ずかしい子なら、歌や手をたたく音でも十分です。
- 一緒に「同じことをする」: 同じ絵本を画面越しに読み合う、おやつの時間を合わせるなど、同じ体験を共有すると距離を感じにくくなります。
2026年は9月19日から23日まで普通郵便が届かない
普通扱いの手紙・はがきは、1月1日を除き土曜日・日曜日・休日の配達を原則として休止しています。加えて日本郵便は2026年3月13日の発表で、9月21日(敬老の日)を配達日から配達休止日に変更しました。9月22日(国民の休日)と9月23日(秋分の日)ももともと配達休止日です。
つまり2026年は、9月19日(土)から23日(水)までの5日間、普通郵便の配達がありません。「数日前に投函すれば当日に届く」という感覚で出すと、到着は9月24日(木)以降になります。
- 普通郵便で送るなら、9月18日(金)までに到着するよう早めに投函する。差出地と宛先の郵便番号から日本郵便の「お届け日数を調べる」で目安を確認し、余裕をもって出してください。
- 間に合わないときは、休日も配達されるサービスを使う。速達、書留、レターパック、ゆうパック、ゆうパケット(クリックポストを含む)などは土曜・日曜・休日も配達されます。
当日の過ごし方と、無理をしない工夫
敬老の日は、あくまで日ごろの感謝を伝える日です。行事として完璧に整える必要はありません。準備で親が疲れきってしまうと、当日の空気にも出てしまいます。
- 予定を詰め込みすぎない: 会食、写真撮影、贈り物のお披露目をすべて一日に入れると子どもの体力が持ちません。優先順位の高いものを1つか2つに絞ります。
- 子どもの生活リズムを軸にする: 昼寝の時間帯を避けて予定を組むと、機嫌よく過ごせる可能性が高まります。
- 前日までに準備を終えておく: 当日に工作を始めると、うまくいかなかったときに親も子もあせります。数日前までに完成させておくと安心です。
- 会えない年があってもよい: 体調、仕事、移動の負担など、事情はその年ごとに違います。電話1本でも気持ちは伝わります。
贈り物についての考え方
贈り物は、高価なものである必要はありません。孫からの手作りのカードや絵は、それだけで特別なものとして受け取ってもらえることが多いものです。市販の品を添えるなら、次のような視点で選ぶと外しにくくなります。
- 使い切れるもの、置き場所に困らないものを選ぶ(お菓子、花、飲み物など)
- 相手の好みや食事の制限を、事前にさりげなく確認しておく
- 「いつまでも元気でね」のような健康を過度に気遣う言い方より、「いつもありがとう」「また会えるのを楽しみにしてるね」といった感謝を中心にした言葉を添える
- 相手が2人いる場合は、どちらか一方だけへの贈り物にならないよう配慮する
迷ったら「その人と一緒にできること」を贈るのも一案です。近所を散歩する、おやつを作る、写真を撮る。ものが残らなくても、時間を過ごしたこと自体が記憶に残ります。
よくあるつまずき
思うようにいかない日があっても、子どもが「おじいちゃんおばあちゃんにありがとうを伝える日がある」と知ったこと自体が、この行事のいちばんの収穫です。
よくある質問
2026年の敬老の日はいつですか?
敬老の日はなぜ9月15日ではなくなったのですか?
何歳から祝う行事だと子どもに説明すればいいですか?
0歳の子でも何かできますか?
祖父母と離れて暮らしています。何をすればいいですか?
プレゼントは高価なものを用意すべきですか?
当日に子どもが渡すのを嫌がったらどうすればいいですか?
まとめ
2026年の敬老の日は9月21日(月)。土日が休みなら前後の休みとつながる年なので、会いに行くにも、離れたまま気持ちを届けるにも、動きやすい日程です。大切なのは、立派な贈り物より「ありがとう」が伝わることです。
敬老の日までに決めておきたいこと
- 当日会うのか、電話やビデオ通話にするのかを決める
- 子どもと一緒に「何をありがとうと言いたいか」を話しておく
- 手作りするものを1つ決め、数日前までに完成させる
- 郵送するなら、普通郵便は9月18日(金)までに届くよう早めに出す(9月19日から23日は配達がない)か、休日も届く速達・レターパック等にする
- 予定を詰め込みすぎず、昼寝や食事の時間を軸に組み立てる
秋にはお月見など、家族で楽しめる行事が続きます。無理のない範囲で、その年らしい一日を積み重ねていってください。
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