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イヤイヤ期の関わり方|なぜ起きる?親が楽になる対応のコツ

対象の目安: 1歳半〜3歳ごろ

カナデ発達・おでかけ担当
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イヤイヤ期の関わり方|なぜ起きる?親が楽になる対応のコツ

「着替えもイヤ、ごはんもイヤ、でも手伝うのもイヤ」。何を言っても「イヤ!」が返ってくるイヤイヤ期は、毎日付き合う保護者にとって本当に大変なものです。でも、これは子どもの心が育っているサインでもあります。理由がわかると、関わり方の見え方が少し変わってきます。

なぜイヤイヤするの?#

1歳半〜3歳ごろは、「自分でやりたい」という自我が芽生える時期です。一方で、言葉や手先の発達がまだ追いつかないため、そのもどかしさが「イヤ」という形で表れます。「イヤだ」というのは子どもの気持ちであり、こうした感情を持つこと自体はいけないことではありません。決してわがままや育て方のせいではなく、発達の自然な過程です。

関わり方の考え方は厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」(令和2年2月)を参考にしています

関わり方の工夫(声かけの早見表)#

「自分でやりたい」時期は、指示されてばかりだと反発したくなることもあります。子どもが選べるように複数の選択肢を示し、意思を尊重するのが一つの方法です。

よくある場面関わりの工夫(声かけ例)
着替えてくれない「赤と青、どっちにする?」と選んでもらう
座ってほしいのに座らない「床か、この椅子か、どっちに座る?」と選択肢を出す
遊びをやめない「あと1回すべったらおしまいね」と見通しを伝える
「ダメ」を連発しがち「ここでは歩いてね」と肯定文で具体的に伝える

あわせて、次のような工夫も助けになります。

  • 気持ちを受け止める。「まだ遊びたかったね」と代弁するだけで落ち着くことがあります
  • 注意の方向を変える。少し待つ、散歩に出るなど場面を切り替える
  • 環境を整える。危ないものは見えない・届かない所へ置き、「触っちゃダメ」と叱らずに済むように
  • できたこと・頑張りを具体的に褒める。「自分で着替えられたね」と肯定的に注目する

全部に正解で応える必要はありません。重要なことでなければ、今はそれ以上やり合わない、というのも一つの方法です。

叩かない・怒鳴らない#

注意

体罰は、どんなに軽いものでも子どもの成長・発達に悪影響を与えることが科学的にも明らかになっており、2020年4月から法律で禁止されています。怒鳴りつけたり、心を傷つける暴言も同様です。ただし、道に飛び出しそうな子どもの手をつかむなど、危険から守るための行為は体罰には当たりません。

体罰・暴言の影響と法の内容は厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」より

叩いたり怒鳴ったりすると、一時的に言うことを聞くように見えても、それは恐怖心からの行動で、子どもが自分で考えて学んだ姿ではありません。根本的な解決にはならず、かえって信頼関係を築きにくくしてしまいます。

つらいとき・困ったとき#

毎日続くイヤイヤに、つい強く言ってしまって自己嫌悪に…という相談はとても多いです。
イヤイヤ期の子の保護者

子育てで腹が立ったり、イライラしたりするのは、多くの保護者が経験することです。否定的な気持ちに気づいたら、深呼吸する、ゆっくり5秒数える、窓を開けて気分転換するなど、自分なりの方法を見つけられるとよいでしょう。短時間でも保護者自身が休むことも、立派な対応です。

うまくいかないときは、一人で抱え込まないでください。市区町村の子育て相談窓口や保健センター、乳幼児健診の機会などで相談できます。児童相談所相談専用ダイヤル「0570-783-189」も利用できます。発達のことで気になる点があれば、小児科や自治体に相談してみましょう。

よくある質問#

イヤイヤ期はいつまで続きますか?
1歳半〜2歳ごろから始まり、3歳前後にかけて少しずつ落ち着くことが多いとされますが、時期も程度も個人差が大きいものです。自我の芽生えによる順調な発達のサインと考えられています。
外で大泣き・かんしゃくを起こしたら?
まず安全を確保し、「悲しかったね」と気持ちを代弁しましょう。落ち着ける場所へ移動するのも一つの方法です。周りの目より、子どもと自分のペースを大切に。
赤ちゃん返りがひどくなりました。
弟妹の誕生など環境の変化でよく見られます。甘えを受け止め、短時間でも二人だけの時間をつくると落ち着くことがあります。
つい叩いてしまいそうになります。
その場を一度離れる、深呼吸するなどで気持ちを落ち着けましょう。体罰は発達に悪影響があり法律でも禁止されています。つらいときは一人で抱えず、相談窓口を頼ってください。
イヤイヤがほとんどない子は問題ですか?
表れ方や程度には個人差があり、少ないこと自体が問題とは限りません。気になることがあれば、乳幼児健診などで相談してみましょう。
何をしても泣き止まないときは?
すべてに正解で応える必要はありません。安全なら見守る、手に負えない日は「今日はこういう日」と受け流すのも一つの対応です。
きょうだいで対応が違ってもいい?
子どもによって関わり方が異なるのは自然なことです。その子に合う方法を探しましょう。心配なときは専門機関に相談を。

まとめ#

イヤイヤ期は、子どもが育っているサイン。「気持ちを受け止める・選べるようにする・肯定文で伝える」を軸に、無理のない範囲で関わっていきましょう。何より、がんばりすぎないことが大切です。

イライラしたときのセルフケア

  • 深呼吸する・ゆっくり5秒数える
  • その場を少し離れる
  • 窓を開けて気分転換する
  • 短時間でも一人の時間をつくる
  • つらいときは相談窓口に連絡する(自治体・0570-783-189)

イヤイヤ期はトイレトレーニングと重なりやすい時期です。あわせてどうぞ。

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出典・参考

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