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赤ちゃん・子どもの日焼け止めの選び方|散乱剤・SPF/PAの目安と塗り方・落とし方

対象の目安: 生後3〜6か月ごろ〜未就学児

カナデ発達・おでかけ担当
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赤ちゃん・子どもの日焼け止めの選び方|散乱剤・SPF/PAの目安と塗り方・落とし方

「赤ちゃんに日焼け止めはいつから?」「どんなタイプを選べば肌の負担が少ない?」。紫外線が強まる季節になると、子ども用の日焼け止め選びに迷う方はとても多いです。この記事では、日本小児皮膚科学会や環境省の情報をもとに、使い始めの目安、紫外線散乱剤(ノンケミカル)と紫外線吸収剤の違い、SPF/PAの目安、塗り方・塗り直し・落とし方までを「製品選びと使い方」に絞って整理しました。紫外線対策そのものの基本(汗・肌ケアや時間帯の工夫)は別記事でも触れています。肌の状態や月齢で合う製品は変わるため、気になるときは小児科や皮膚科に相談してください。

大前提|まずは物理的な遮蔽、日焼け止めは補助

日焼け止めの話に入る前に押さえておきたいのが、紫外線対策の主役は「日焼け止めそのもの」ではなく、衣類・帽子・日陰・時間帯の工夫だという点です。日本小児皮膚科学会も、帽子(つばの広いもの)や体を覆う服、日陰やテント・パラソルの利用をすすめており、日焼け止めはそれらを補う一つの手段と位置づけています。

環境省の資料では、夏は午前10時〜午後2時の数時間に1日の紫外線量のおよそ7割が降り注ぐとされています。外遊びやおでかけは、できればこの時間帯を少し外し、こまめに日陰で休むだけでも浴びる量を減らせます。

メモ

特に生後まもない低月齢の赤ちゃんは肌がデリケートです。まずは長袖・帽子・ベビーカーの幌(ほろ)・日陰でしっかり守り、それでも露出する部分に日焼け止めを補助的に使う、という順番で考えると安心です。

夏は午前10時〜午後2時に1日のおよそ70%の紫外線が降り注ぐこと、紫外線の強い時間帯を避ける考え方は、環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」を参考にしています。

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使い始めの目安|いつから日焼け止めを使う?

日本小児皮膚科学会は「サンスクリーンは、小さい赤ちゃんから使うことができます」とし、ベビー用・子ども用として販売されているものを選ぶようすすめています。一方で、肌が未熟な生後まもない時期は、製品そのものが刺激になることもあるため、一般には生後3〜6か月ごろを一つの目安に、まず物理的な遮蔽を優先しながら、必要な部分に補助的に使うのが現実的です。

「真夏のお散歩で、ベビーカーから出る手や足だけが心配。塗っていいのか、まだ早いのか分からない」という声はとても多く聞かれます。
0歳児を育てる保護者

低月齢で使い始めるか迷うときや、肌が弱い・湿疹が出やすいといった場合は、自己判断で続けず、かかりつけの小児科や皮膚科に相談すると安心です。使うと決めたら、後述のパッチテストで肌に合うかを先に確かめましょう。

サンスクリーンは小さい赤ちゃんから使え、ベビー用・子ども用として売られているものを選ぶとよい、という点は日本小児皮膚科学会「お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について」を参考にしています。生後何か月から使うかの最終判断は、肌の状態に合わせてかかりつけ医に相談してください。

散乱剤と吸収剤の違い|子どもには散乱剤が選ばれやすい

日焼け止めの紫外線を防ぐ成分は、大きく「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2つに分けられます。子ども用を選ぶときは、この違いを知っておくと表示が読み解きやすくなります。

種類仕組み代表的な成分子ども向けの考え方
紫外線散乱剤(ノンケミカル)肌の表面で紫外線を反射・散乱させる酸化亜鉛・酸化チタン肌への刺激が比較的少ないとされ、子どもに選ばれやすい。白浮きしやすいことがある
紫外線吸収剤紫外線を吸収して肌の上で熱などに変えるメトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどのびがよく白浮きしにくいが、肌が敏感な子では負担になることがある

製品表示では「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」「ミネラル」などと書かれているものが散乱剤主体のタイプです。子どもや肌の弱い人には、こうした散乱剤主体の製品が選ばれやすい傾向があります。ただし「散乱剤だから誰でも絶対に安心」というわけではなく、肌に合うかは個人差があります。

ヒント

散乱剤タイプは白くのびにくいと感じることがあります。少量ずつ何度かに分けて、こすらずやさしくのばすと均一に塗りやすくなります。気になる場合は、伸びのよいベビー向けのジェル・ミルクタイプを選ぶ方法もあります。

ベビー用 日焼け止め(ノンケミカル/紫外線吸収剤フリー)

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ベビー用 日焼け止め(ノンケミカル/紫外線吸収剤フリー)

肌の上で紫外線を反射する散乱剤主体のタイプ。低月齢から検討しやすい一方、白浮きすることがあります。無香料・パッチテストずみなどの表示も合わせて確認しましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

SPF・PAの目安|日常と「海・プール」で使い分ける

SPFはおもにUV-B(肌が赤くなる日焼け)を、PAはUV-A(肌の弾力に関わる紫外線)を防ぐ目安です。「数値が大きいほど良い」のではなく、過ごす場面に合わせて選ぶのが基本です。日本小児皮膚科学会は、日常と強い日差しの場面で次のような目安を示しています。

場面SPFの目安PAの目安
日常・お散歩SPF15〜20程度PA++程度近所の買い物、公園、通園
強い日差しの環境SPF30〜50程度PA+++程度海・プール・川、キャンプ、長時間の屋外

日本小児皮膚科学会は、集団生活(園や学校)ではSPF15以上あれば十分とし、むやみに強いものを使う必要はないと説明しています。普段使いは肌負担の少ない控えめな数値にし、水辺など強い場面だけ数値の高いウォータープルーフタイプに切り替える、という使い分けが分かりやすいです。

日常はSPF15〜20・PA++程度、海や山などはSPF20〜40・PA++〜+++程度、集団生活ではSPF15以上で十分という目安は、日本小児皮膚科学会「お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について」を参考にしています(本記事では水辺など強い場面の市販品の実情を踏まえSPF30〜50を上限の目安として補足)。

子ども用 日焼け止め SPF30前後

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子ども用 日焼け止め SPF30前後

海やプール、長時間の外遊び向けにSPF30前後のタイプ。汗・水に強いウォータープルーフ表示や、対象年齢・落とし方の表示を確認して選びましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

表示で確認したいポイント|無香料・アルコールフリーなど

子ども用を選ぶときは、SPF/PAの数値だけでなく、肌への負担に関わる表示も見ておくと選びやすくなります。次のような表示を一つの目安にしましょう。

子ども用日焼け止めの表示チェック

  • ベビー用・子ども用、または対象年齢の記載があるか
  • 紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)かどうか
  • 無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリーか
  • パッチテストずみ・アレルギーテストずみなどの表示があるか
  • 石けんやお湯で落とせるタイプか(落とし方の記載)
  • 使う場面に合ったSPF/PAになっているか

メモ

「パッチテストずみ」「アレルギーテストずみ」は、すべての人に肌トラブルが起きないことを保証するものではありません。あくまで目安の一つとして見て、実際に使う前に自分の子の肌で試すことが大切です。

赤ちゃん 日焼け止め ジェル/ミルク(無香料)

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赤ちゃん 日焼け止め ジェル/ミルク(無香料)

のびのよいジェル・ミルクタイプは白浮きしにくく、嫌がる子にも塗りやすいことがあります。無香料・アルコールフリーや、石けんで落とせるかどうかも確認しましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

塗り方・塗り直し・落とし方

選んだあとは、使い方で効果も肌への負担も変わります。日本小児皮膚科学会は、必要な量をきちんと塗り、こまめに塗り直すことをすすめています。

  1. 1

    まずパッチテストをする

    初めて使う製品は、腕の内側などに少量を塗り、半日〜1日ほど赤みやかゆみが出ないかを確認します。湿疹がある部分や肌が荒れているところには塗りません。
  2. 2

    必要な量をやさしく塗る

    少なすぎると表示どおりの効果が出にくくなります。顔まわりは大人の手に取ってから、目・口のまわりを避けてのばします。耳・首の後ろ・手の甲・足など、塗り忘れやすい露出部分も忘れずに。
  3. 3

    2〜3時間ごとに塗り直す

    汗や水、こすれで落ちると効果が弱まります。長時間の外遊びでは2〜3時間ごとを目安に重ね塗りします。水遊びのあとはタオルで拭いたあとに塗り直します。
  4. 4

    帰宅後はやさしく落として保湿

    石けんやお湯で落とせるタイプはぬるま湯と泡でやさしく洗い、こすりすぎません。落としたあとは肌が乾きやすいので、保湿剤でうるおいを補います。

必要な量を塗ること、塗り忘れやすい部分まで塗ること、2〜3時間ごとに重ね塗りすると効果的なことは、日本小児皮膚科学会「お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について」を参考にしています。

注意

洗ったあとに赤み・かゆみ・ぶつぶつが出る、塗った部分の肌が荒れる、といったときは使用を中止します。気になる症状が続くときは、自己判断を続けず小児科や皮膚科に相談してください。日焼け止めを落としたあとの保湿は、あせもや乾燥を防ぐうえでも役立ちます。

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よくある質問

赤ちゃんの日焼け止めはいつから使えますか?
日本小児皮膚科学会は、ベビー用・子ども用として売られているサンスクリーンは小さい赤ちゃんから使えるとしています。ただし肌が未熟な時期は刺激になることもあるため、一般には生後3〜6か月ごろを目安に、まず衣類・帽子・日陰で守り、露出部分に補助的に使うのが現実的です。低月齢で迷うときはかかりつけ医に相談しましょう。
散乱剤(ノンケミカル)と吸収剤、どちらを選べばいいですか?
子どもや肌の弱い人には、肌の上で紫外線を反射する紫外線散乱剤(ノンケミカル/吸収剤フリー)が選ばれやすい傾向があります。白浮きしやすい一方で刺激が比較的少ないとされます。ただし合う・合わないは個人差があるので、パッチテストで確かめてから使いましょう。
SPFやPAは数値が高いほどよいですか?
高いほど肌への負担も増えやすく、日常使いに高い数値は必要ありません。日本小児皮膚科学会は日常でSPF15〜20・PA++程度、集団生活ではSPF15以上で十分としています。海やプールなど強い場面だけ、SPF30〜50程度のウォータープルーフに切り替える使い分けが分かりやすいです。
塗り直しはどれくらいの間隔で必要ですか?
汗・水・こすれで落ちるため、長時間の外遊びでは2〜3時間ごとの塗り直しが目安です。水遊びのあとはタオルで拭いたあとに塗り直します。ウォータープルーフでも完全に落ちないわけではないので、こまめな塗り直しを前提に考えましょう。
子ども用の日焼け止めはどう落とせばいいですか?
石けんやお湯で落とせると表示のあるタイプは、ぬるま湯とよく泡立てた石けんでやさしく洗い、こすりすぎないようにします。落としたあとは肌が乾きやすいので、保湿剤でうるおいを補いましょう。落とし方は製品の表示に従ってください。
肌が弱い子やアトピーがある子でも使えますか?
紫外線吸収剤フリーで低刺激の製品を選び、パッチテストをしたうえで様子を見るのが基本です。ただし湿疹がある部分には塗らず、肌の状態によっては合わないこともあります。アトピーや肌トラブルがある場合は、使う前にかかりつけの皮膚科・小児科に相談すると安心です。
曇りの日や室内でも日焼け止めは必要ですか?
曇りの日でも紫外線は地表に届くため、長時間の外出では塗っておくと安心です。一方、室内で短時間過ごすだけなら毎回必要とは限りません。生活シーンに合わせ、必要なときに使い、帰宅後はやさしく落として保湿する、というメリハリで考えましょう。

まとめ|物理対策を土台に、合う1本を見つける

赤ちゃん・子どもの日焼け止め選びは、「衣類・帽子・日陰・時間帯」の物理的な対策を土台にして、露出する部分を補助的に守るのが基本です。製品は、紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)で無香料・パッチテストずみのものを選び、日常はSPF15〜20・PA++、海やプールなど強い環境はSPF30〜50・PA+++程度を目安に使い分けましょう。

日焼け止め選び・使い方チェック

  • 外遊びの前に、衣類・帽子・日陰・時間帯の工夫もできているか
  • ベビー用・子ども用で、紫外線吸収剤フリーのタイプを選んだか
  • 無香料・アルコールフリー・パッチテストずみの表示を確認したか
  • 場面に合ったSPF/PAになっているか(日常は控えめ、水辺は高め)
  • 初めての製品はパッチテストをしてから使ったか
  • 2〜3時間ごとに塗り直し、帰宅後はやさしく落として保湿したか

肌の状態や合う製品には個人差があります。使ってみて赤みやかゆみが出るとき、低月齢で使い始めに迷うとき、肌トラブルがあるときは、ひとりで抱え込まず早めにかかりつけの小児科・皮膚科に相談してください。

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出典・参考

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