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秋のどんぐり・落ち葉あそび|拾う時期とマナー、虫だし処理、年齢別の遊びと工作

対象の目安: 1〜6歳ごろ

サキ知育・あそび担当
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秋のどんぐり・落ち葉あそび|拾う時期とマナー、虫だし処理、年齢別の遊びと工作

公園の地面がどんぐりでいっぱいになる季節がやってきました。しゃがみこんで夢中で拾う子どもの姿はかわいいものですが、「これ、持って帰っていいの」「口に入れたら危ない」「家に置いておいたら虫が出てきた」と、あとから困ることも少なくありません。この記事では、どんぐりと落ち葉を拾える時期と場所のルール、拾う前に知っておきたい安全、持ち帰ったあとの虫だしと保管、そして1〜6歳の年齢別の遊び方と工作アイデアを、公的資料で確認できる範囲を軸に整理しました。

そもそも、どんぐりはいつ・どこで拾える

森林総合研究所は、ドングリを「コナラ、クヌギ、アカガシといったブナ科コナラ属樹木(ナラ類、カシ類)の種子の総称」と説明しています。身近な雑木林や公園でも、秋にはたくさん見かけます。

森林総合研究所「自然探訪2019年7月 ドングリ」より。

拾える時期は木の種類や地域、その年の天候で前後します。本格的に拾えるのはおおむね9〜11月ですが、その少し前から地面の様子は変わり始めます。目安としては次のような流れです。日付で決め打ちせず、散歩のついでに地面を見て「そろそろかな」と確かめるのが確実です。

時期地面の様子遊びのねらい
8月下旬〜9月ごろどんぐりが落ちるには早い時期。緑色の葉がついた小枝ごと、若い緑の実が落ちていることがある「まだ緑だね」と色の違いに気づく
9月〜10月ごろ茶色く熟した実が本格的に落ち始める。帽子(殻斗)付きも多い集める・並べる・比べるのが楽しい盛り
10月〜11月ごろ落ち葉が主役に変わる。木の種類によっては実がまだ拾える落ち葉の色・形・音を楽しむ

なお、どんぐりは毎年同じようには実りません。豊作の年と凶作の年がある「豊凶」という現象があり、森林総合研究所が東北地方の北上山地で40年以上ミズナラを観測した結果では、豊凶の周期が2000年代はじめ頃を境に3〜4年周期から2年周期へと短くなっていることが報告されています。「去年はたくさんあったのに今年は少ない」は、ごく自然に起きることです。

拾ってよい場所・気をつけたい場所

いちばん最初に確認したいのが場所のルールです。ここを外すと、楽しい体験が台無しになってしまいます。

自然公園(国立公園・国定公園・都道府県立自然公園)には、特別保護地区・特別地域・普通地域といった区分があり、区分ごとに禁止・制限される行為が決まっています。群馬県の解説では、最も重要な地域である特別保護地区について「植物の採取はもちろん、落ち葉や石を拾ってくることさえ禁止されています」と明記されています。

注意

国立公園や国定公園に出かけるときは、そこが特別保護地区かどうかを事前に確認してください。子どもが良かれと思って拾ったものが規制対象になることがあります。分からないときは、その公園の管理事務所やビジターセンターに問い合わせるのが確実です。

群馬県「自然公園内の行為規制(自然公園法ほか)」より。

一方、身近な都市公園はどうでしょうか。運用は自治体・公園ごとに異なりますが、たとえば小金井市は、公園の木の実について「落ちているものであれば拾って持ち帰っても構いません」としたうえで、同じものを拾っている人と分け合う、業務・商売用など大量に持ち帰らない、木になっている実を枝のまま取らない、という条件を挙げています。梅や柿などの果実・たけのこは持ち帰りを控えるよう案内しています。

つまり、覚えておく線引きはシンプルです。

場所選びの基本

  • 行き先が自然公園(特に特別保護地区)でないかを先に確認する
  • 身近な公園でも、掲示や管理者の案内があればそれに従う
  • 落ちているものを拾うのはOK、枝から取る・木を折るのはNG
  • 袋いっぱいに独り占めしない。次に来る人と分け合う量にする
  • 私有地・神社の境内・農地には無断で入らない。道路脇は交通に注意

拾う前に知っておきたい安全

誤飲・窒息(特に3歳ごろまで)

どんぐりは、子どもの口にすっぽり入る大きさです。東京都こどもセーフティプロジェクトは、トイレットペーパーの芯を通るサイズ(39mm)のものは乳幼児が口に入れて飲み込む危険性があるとして、5か月ごろから興味のあるものを手でつかんで口に入れるようになると注意を促しています。多くのどんぐりはこの39mmを軽々と通ります。

東京都こどもセーフティプロジェクト「vol.002 子育て中のヒヤリ・ハットから学ぶ、誤飲・窒息の予防策とは?」より。同ページの39mmは乳幼児全般に向けた注意のサイズで、特定の年齢の口の大きさを示したものではありません。

注意

0〜1歳、そして何でも口に運ぶ時期の子どもには、どんぐりや木の実を拾わせないでください。ベビーカーやだっこで景色として楽しみ、拾うのは大人の役目にします。1〜3歳でも、拾う間は必ず手の届く距離で見守り、口へ運ぼうとしたらすぐ止められる位置にいることが前提です。

こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」は、「おもちゃなど小さな物で窒息」「食事中に食べ物で窒息」のいずれについても、起こりやすい年齢を「0歳から6歳くらい」としています。小さな物は対象年齢を守る、球形の食品は切り分けるといった対策が挙げられており、就学前いっぱいは注意が必要な年齢帯だということです。どんぐりはおもちゃではないぶん、大人の管理がそのまま安全性になります。

鼻や耳に入れてしまう事故

見落とされがちなのが、口ではなく鼻や耳に入れてしまう事故です。消費者庁には、4歳児がビーズを耳の穴に入れた、2歳児が約5mmの小さな装飾を鼻の穴に入れて自分で取ろうとして奥に入ってしまった、といった事例が寄せられています。

消費者庁「子どもを事故から守る Vol.601 耳や鼻などに異物が詰まる事故にご注意!」では、無理に取り出そうとすると奥に入って取れなくなったり内部を傷つけたりする危険があるとして、無理に取り出そうとせず医療機関を受診するよう呼びかけています。

小さなどんぐりや木の実も同じことが起こり得ます。「入れちゃったかも」と思ったら、ピンセットや綿棒で取ろうとせず、耳鼻科(夜間・休日ならかかりつけの小児科や救急相談)に相談してください。

虫・植物によるトラブル

  • ハチ: 小平市は、スズメバチは5月初旬から11月中旬にかけて活動し、8月から9月が最も盛んで、9月中旬頃には新女王バチが生まれるため働きバチが巣に対して非常に敏感になり、巣の周辺が一番危険な時期になると説明しています。まさにどんぐり拾いの時期と重なります。白色系の服装を選び、においの強いものを身につけない、巣を見つけたら近づかない、遭遇したら手で追い払わず、頭を抱えてかがみ、静かに後ずさりして離れる、が基本です。
  • マダニ: 国立健康危機管理研究機構は、マダニは春から秋(3〜11月)にかけて活動が活発になるとし、腕・足・首など肌の露出を少なくすることをすすめています。草むらややぶに入るなら長袖・長ズボン、靴下や靴で足を覆い、帰宅後は服と体をチェックします。吸血中のマダニを無理に取ると口器が皮膚に残って化膿することがあるため、皮膚科などの医療機関で処置を受けてください。
  • かぶれる植物: 秋は紅葉がきれいなぶん、ウルシの仲間に触れる機会も増えます。島根県は、県内での主なかぶれの原因はツタウルシとヤマウルシであるとし、ハゼノキやヤマハゼも挙げています。見分けに自信がないうちは「赤くきれいなツタや、細長い小葉が並んだ葉には触らない」と決めておくのが安全です。症状が出たら皮膚科を受診してください。

メモ

どんぐり拾いの服装は、長袖・長ズボン・歩きやすい靴・帽子が基本形です。手を洗える場所を確認しておき、ウェットティッシュと絆創膏、飲み物を持っていくと安心です。判断に迷う症状が出たときは、自己判断せずかかりつけ医や自治体の相談窓口に相談してください。

年齢別の楽しみ方

幼稚園教育要領は、領域「環境」のねらいの一つに「身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ」を挙げ、内容として「自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く」「季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く」を示しています。どんぐり拾いは、まさにこれをそのまま体験できる遊びです。上手に作らせることより、気づきを一緒に面白がることが中心になります。

年齢の目安できること大人の関わり
0〜1歳拾わせない。落ち葉を踏む音、風で舞う様子を見る抱っこで見せる。口に入る物は手の届く場所に置かない
1〜2歳つまむ・入れる・出す。小さな容器に集める常に手の届く距離で見守る。数より「集まった」満足を大事に
2〜3歳集める、並べる、色や大きさで分ける「大きいね」「これはつるつる」と言葉を添える
3〜4歳数える、仲間分けする、帽子(殻斗)と実を組み合わせる「いくつある?」と数の会話に。分類の理由を聞いてみる
4〜6歳図鑑で木の名前を調べる、工作にする、標本のように並べる調べ方を教える。作品の完成度より工程を任せる

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持ち帰り方と、家での虫だし・保管

拾ったどんぐりの中には、虫の卵や幼虫が入っていることがあります。レファレンス協同データベース(提供館:姫路市立城内図書館)に収録された回答によると、どんぐりの中にいるのはシギゾウムシ類とハイイロチョッキリで、樹種ごとに違うシギゾウムシが卵を産み、コナラには「コナラシギゾウムシ」、クヌギやアベマキには「クヌギシギゾウムシ」が産卵するとされています。幼虫はどんぐりを食べて育ち、秋から晩秋に土にもぐってさなぎになり、春から夏に成虫になって出てきます。

つまり、そのまま部屋に置いておくと、数日から数週間後に幼虫が出てくることがあります。虫が苦手な家庭は、拾った当日のうちに処理してしまうのが気楽です。

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    拾うときに選り分ける

    穴が開いている、ひびが入っている、軽い、芽が出ている実はよけます。どんぐりが落ちるには少し早い8月末から9月に、コナラの木の下に落ちている「2〜3枚の緑の葉と若い実がついた小枝」は、ハイイロチョッキリのしわざとして知られています。観察用と工作用は分けて袋に入れましょう。
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    持ち帰りは通気性のある袋で

    ビニール袋に入れっぱなしにすると湿気がこもってカビの原因になります。紙袋やメッシュの袋が向いています。玄関で一度広げ、土や葉を落としてから家に入れると片づけが楽です。
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    水に浮くものを取り除く

    ボウルに水を張って入れ、浮いてきたものは中身が食べられていたり空洞だったりすることが多いので外します。ここで数がぐっと絞られます。
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    冷凍か煮沸で虫だしする

    冷凍する場合は、袋に入れて冷凍庫で1週間ほど(公園の案内には「1週間以上」としているものもあります)。煮沸する場合は、沸騰したお湯で5分ほど加熱し、急冷すると割れやすいので自然に冷まします。時間の数字は公的な検証値ではなく、家庭や施設で広く行われている目安です。どちらか一方で構いません。工作で色や形をきれいに残したいなら冷凍のほうが向いています。
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    しっかり乾かす

    新聞紙やザルに広げ、風通しのよい日陰で数日から1週間ほど乾かします。ここを省くとカビが出ます。表面がさらりとして、振ると軽い音がするくらいが目安です。
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    通気性のある容器で保管する

    密閉容器より、穴を開けた箱や紙箱、ネットなどが安心です。直射日光と湿気を避けた場所に置き、ときどき中を確認します。カビや虫が出たものは思い切って処分します。

横浜市こども青少年局企画調整課の子育て情報は「どんぐりなどの木の実は、あらかじめ冷凍か煮沸をしておくと、虫が出てこなくなりますよ」と案内しています。滋賀県営都市公園「びわこ文化公園」の案内では、水に沈めて浮いたものを除き、冷凍庫で1週間以上凍らせ、日陰で風通しのよい場所で数日間乾かす手順が紹介されています。時間や日数は資料によって幅があるため、本記事では広く使われている目安として示しています。

ヒント

落ち葉は、拾ってすぐ新聞紙や本にはさんで重しをのせると、平らな押し葉になります。数日でパリッと乾き、貼り絵やしおりに使えます。濡れた葉はカビやすいので、雨の翌日は避けるか、表面の水気を拭いてからはさみましょう。

落ち葉そのもので遊ぶ

工作にする前に、その場でできる遊びもたくさんあります。持ち帰る量を減らせるうえ、小さい子ほど夢中になります。

  • 音を聞く: 乾いた落ち葉の上を歩いて「かさかさ」「ぱりぱり」の違いを聞き比べます。しゃがんで両手でかき混ぜるだけでも楽しい遊びです。
  • 落ち葉のシャワー: 集めた葉を両手ですくって、頭の上からぱらぱら落とします。顔にかからないよう、投げるのではなく「離す」動きにするのがコツです。
  • 色さがし: 「赤い葉を3枚」「いちばん大きい葉」とお題を出して探します。3歳ごろから、比較や数の言葉が自然に出てきます。
  • 形合わせ: 同じ形の葉を2枚見つけて重ねます。葉の切れ込みや葉脈をよく見る練習になります。
  • 落ち葉の道づくり: 葉を並べて線路や道路に見立て、その上を歩きます。並べる作業そのものが手指の練習です。

濡れた落ち葉は滑りやすく、下に段差や木の根が隠れていることもあります。走り回る前に、大人が一度その場所を見ておくと安心です。

木の実と落ち葉の工作アイデア

道具は家にあるもので十分です。年齢が低いほど、大人が下ごしらえをして、子どもは「貼る・入れる・並べる」など一工程を担当するとうまくいきます。

  • 落ち葉のこすり出し(フロッタージュ): 葉の上に薄い紙を置き、クレヨンを寝かせてこすると葉脈が浮かび上がります。2歳ごろから楽しめて、色を変えるだけで何枚でも作れます。
  • 落ち葉の貼り絵: 画用紙に葉を貼り、目やしっぽを描き足して動物や魚に見立てます。形を生かす発想が育ちます。
  • どんぐりマラカス: 空のペットボトルや小さな容器に、処理済みのどんぐりを入れてふたをします。ふたはテープでしっかり固定し、開けられない状態にしてから渡してください。中身の量で音が変わるのも実験になります。
  • どんぐりごま: 大人が下穴を開け、つまようじを差し込みます。刃物・きりの作業は必ず大人が行い、子どもは回して遊ぶ担当にします。
  • 木の実の並べ絵: 紙皿や台紙の上に、どんぐり・帽子・葉を並べて顔や模様を作ります。接着せずに何度も作り直せるので、1〜3歳にも向きます。
  • 数と分類の遊び: 卵パックや製氷皿に「大きい・小さい」「つるつる・ざらざら」で分けて入れます。就学前の数の感覚づくりにつながります。

注意

接着剤やニス、細いつまようじ、はさみを使う工程は大人が担当するか、そばで見守ってください。完成した作品も、小さい弟妹がいる家庭では手の届かない場所に飾ります。マラカスの中身が出てしまうと、そのまま誤飲のリスクになります。

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困ったとき・つまずいたとき

「持って帰る」と言って聞かず、ポケットも袋もどんぐりだらけ。全部は置いておけないけれど、捨てるとひどく泣かれて困る、という声はとても多いです。
2歳児の保護者

こういうときは、その場で「10個まで」と決めるより、家に帰ってから一緒に選ぶほうが納得しやすいことがあります。「宝物の箱に入る分だけ」と器を先に決めておく方法もよく使われます。残りは、翌日の散歩で公園に返しに行く、という手順にすると気持ちの区切りがつきやすくなります。

虫が出てしまったときも、あわてなくて大丈夫です。幼虫はどんぐりの中身を食べて出てくるだけで、家の木材や食品を荒らすものではありません。とはいえ室内で放置はしたくないので、紙で受けて外の土に返し、残りのどんぐりはあらためて冷凍・乾燥をやり直します。子どもが興味を持ったなら、瓶に土を入れて観察するという選択肢もあります。

拾ってきたどんぐりを全部工作にしたがるけれど、途中で飽きてしまって作品が中途半端に残ります、という相談もよくあります。
4歳児の保護者

工作は「完成させること」が目的ではありません。並べる、分ける、音を出すだけでも十分な遊びです。作りかけを責めず、翌日また触れるようトレーに置いておくと、自分から再開することがあります。

よくある質問

どんぐりは何歳から拾わせていいですか
はっきりした年齢の線引きはありませんが、何でも口に運ぶ時期は避けるのが安全です。東京都こどもセーフティプロジェクトは、トイレットペーパーの芯を通るサイズ(39mm)のものは乳幼児が口に入れて飲み込む危険があるとしており、多くのどんぐりはこれを通ります。0〜1歳と、何でも口に運ぶ時期は拾わせず、1〜3歳は必ず手の届く距離で見守るという前提で考えてください。
公園のどんぐりは自由に持ち帰っていいですか
公園や自治体によって扱いが違います。落ちているものを常識的な量だけ拾うのは差し支えないとしている自治体がある一方、国立公園などの特別保護地区では落ち葉や落枝を拾うことも規制されています。行き先の掲示や管理者の案内を先に確認してください。木になっている実を枝ごと取るのは、どこでも避けるべき行為です。
虫だしは冷凍と煮沸のどちらがよいですか
どちらか一方で構いません。冷凍は袋に入れて冷凍庫で1週間ほど、煮沸は沸騰したお湯で5分ほどが、家庭や施設で広く行われている目安です(公的な検証値ではありません)。煮沸は早く済みますが、急に冷やすと割れることがあり、色や質感も変わりやすくなります。工作で見た目を残したいなら冷凍が向いています。どちらの場合も、そのあとの乾燥を省かないことが重要です。
電子レンジで加熱してもいいですか
公的な検証データがあるわけではありませんが、殻に覆われて水分を含むどんぐりは、電子レンジで加熱すると内部の水蒸気で破裂することがあるといわれています。庫内の汚れや火傷につながるため、家庭で行うなら冷凍か煮沸のほうが扱いやすい方法です。
保管したどんぐりにカビが出ました
乾燥が足りなかった可能性が高いです。カビが出たものは処分し、残りをあらためて風通しのよい日陰で数日から1週間しっかり乾かしてください。保管容器は密閉せず、通気性のあるものに替えます。
どんぐりを食べても大丈夫ですか
拾ってきたどんぐりを子どもが口にすることは想定しないでください。種類によって渋みの成分が多く、そもそも窒息や誤飲のリスクがあります。食用として流通しているものと、公園で拾うものは別に考えます。
今年はどんぐりが少ない気がします
どんぐりの実り方には豊作の年と凶作の年があります。森林総合研究所の長期観測でも、豊凶の周期が近年短くなっていることが報告されています。少ない年は、落ち葉や松ぼっくり、木の枝など別の素材に目を向けると遊びが広がります。
落ち葉はどう保存すればよいですか
新聞紙や本にはさんで重しをのせ、数日おくと押し葉になります。しっかり乾いてから、透明な袋やファイルに入れて保管します。湿ったままにするとカビの原因になるので、雨で濡れた葉は水気を拭いてからはさんでください。

まとめ

どんぐりと落ち葉の遊びは、道具もお金もほとんどいらないのに、季節の変化・数・分類・手指の使い方まで一度に触れられる、秋ならではの体験です。安全と場所のルールという二つの土台さえ押さえておけば、あとは子どもの「見つけた」に付き合うだけで十分に豊かな時間になります。

出かける前の確認

  • 行き先のルールを確認した(自然公園の区分・公園の掲示)
  • 長袖・長ズボン・歩きやすい靴・帽子で出かける
  • 0〜1歳と、何でも口に運ぶ時期の子には拾わせない体制にする
  • 1〜3歳は必ず手の届く距離で見守れる人数で出かける
  • 持ち帰り用に紙袋やメッシュの袋を持った
  • 帰宅後は選り分け→水に浮くものを除く→冷凍か煮沸→乾燥、の順で処理する
  • ハチの巣・草むら・赤く色づいたツタには近づかない

体調の変化やけが、虫刺され、かぶれなどで判断に迷うときは、自己判断で様子を見続けず、かかりつけの小児科・皮膚科・耳鼻科や、自治体の子ども医療相談窓口に相談してください。

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