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七夕を赤ちゃん・子どもと楽しむ|由来のやさしい伝え方と年齢別の遊び・飾り

対象の目安: 0〜6歳ごろ

サキ知育・あそび担当
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七夕を赤ちゃん・子どもと楽しむ|由来のやさしい伝え方と年齢別の遊び・飾り

笹に短冊を飾り、星に願いをかける七夕は、小さな子どもにも親しみやすい夏の行事です。とはいえ「由来をどう伝えればいい?」「赤ちゃんでも楽しめる?」「飾り作りで気をつけることは?」と迷うこともあります。この記事では、たなばたの由来をやさしく伝えるヒントと、五色の短冊の意味、0〜6歳の年齢別の楽しみ方、おうちで簡単に作れる笹飾りと安全の注意、当日の過ごし方をまとめました。七夕の由来には諸説あります。むずかしく考えず、まずは親子で「楽しい」を分かち合うことを大切にしてください。

七夕の由来をやさしく

七夕は、もともと別々だったいくつかの風習が長い時間をかけて結びついた行事だと言われています。代表的なものが、日本に古くからあった「棚機(たなばた)」と、中国から伝わった織姫と彦星の物語です。

「棚機」は、神さまにそなえる布を織る行事で、機(はた)を織る女性は「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼ばれました。「七夕」と書いて「たなばた」と読むのは、この言葉が関係していると言われています。

そこに重なったのが、星にまつわる物語です。国立天文台によると、天帝の娘である織女(しょくじょ)と、牛飼いの牽牛(けんぎゅう)は結婚しましたが、仲がよすぎて仕事をしなくなったため、天帝が二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。そして「まじめに働くなら、年に一度、7月7日の夜に会わせる」と約束した、という言い伝えです。日本では織女を「織り姫」、牽牛を「彦星」と呼びます。

織姫・彦星の物語のあらすじ、織り姫がこと座のベガ、彦星がわし座のアルタイルという星であることは、国立天文台「七夕について教えて」を参考にしています。由来には諸説あります。

夜空では、織り姫はこと座の1等星ベガ、彦星はわし座の1等星アルタイルにあたります。実際の星はとても遠く離れていて動きませんが、「一年に一度だけ会える日」という物語は、子どもにとって想像をふくらませやすいお話です。

「由来をきちんと説明できる自信がなくて…という声はよく聞きます」。全部を正確に伝えなくても大丈夫です。「お空のお星さまが、一年に一度だけ会える日なんだって」くらいから始めれば十分に伝わります。
未就園児を育てる保護者

笹飾りと五色の短冊の意味

七夕といえば、笹に短冊や飾りをつるす光景が思い浮かびます。短冊に願いごとを書く風習は、中国から伝わった「乞巧奠(きっこうでん)」という行事に由来すると言われています。日本玩具博物館によると、もともとは織物の技術の上達を願う儀礼で、やがて梶(かじ)の葉に歌や文字を書くようになり、江戸時代には寺子屋で子どもたちが書の上達を願って短冊に文字を書くようになったと伝えられています。

短冊の願いがもともと「書・手習いの上達」を願うものだったこと、江戸時代に梶の葉から紙の短冊へと広がったことは、日本玩具博物館「七夕と梶の葉飾り」を参考にしています。

つまり、短冊の願いごとは元々「上達」を願うものでした。今は「アイスクリームやさんになりたい」「かけっこがはやくなりたい」など、子どもらしい自由な願いで大丈夫です。書けない年齢の子は、親が代わりに書いたり、シールを貼ったりするだけでも立派な参加です。

五色の短冊の「五色」は、中国から伝わった陰陽五行説にちなんだ青(緑)・赤・黄・白・黒の5色とされます。黒の代わりに紫が使われることもあります。それぞれ自然のはたらきを表すとされますが、子どもと飾るときは「どの色が好き?」と一緒に選ぶだけでも、色に親しむ楽しい時間になります。

飾り込められた意味の一例
短冊願いごと。もとは書や手習いの上達を願った
紙衣(かみこ)裁縫の上達、着るものに困らないように
輪つなぎ願いがつながる、夢がかなう
網飾り豊作や大漁を願う
吹き流し織り姫の織り糸を表すとされる

飾りの意味には地域や資料によって違いがあります。「こうでなければ」と気負わず、子どもが作りたいものを楽しむのがいちばんです。

年齢別の楽しみ方

七夕の楽しみ方は、月齢や年齢によって変わります。発達には個人差があるので、下の表は大まかな目安として、その子の興味に合わせて選んでください。

年齢の目安楽しみ方の例大人の関わり方
0〜1歳ごろ笹や折り紙の色・感触にふれる「みどりだね」「つるつるだね」と言葉にして一緒に
2〜3歳ごろ好きな色の飾り作り、七夕の歌のりやシール貼りを手伝う。歌や手遊びで雰囲気を
4〜6歳ごろ自分で短冊に願いを書く、由来の絵本願いを聞いて受けとめる。文字は一緒に書いてもよい

0〜1歳ごろは「感じる」ことから

低月齢の赤ちゃんは、まだ意味を理解して飾りを作ることはできません。それでも、笹のさらさらした感触や、折り紙のあざやかな色は、赤ちゃんにとって新鮮な刺激になります。「みどりのはっぱだね」「あかいおほしさまだよ」と、目にしたものを言葉にして一緒に味わいましょう。短冊は親が願いを書いて、赤ちゃんはシールをぺたぺた貼る係でも十分です。

注意

赤ちゃんは何でも口に入れて確かめる時期です。小さなシールやパーツ、ちぎれた折り紙は、口に入る大きさだと誤飲のおそれがあります。直径およそ39mm(トイレットペーパーの芯を通るくらい)以下の物は、子どもの手の届くところに置かないようにしましょう。

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2〜3歳ごろは飾り作りと歌で

手先が器用になってくる2〜3歳は、簡単な飾り作りを楽しめます。とはいえ細かい作業はまだむずかしいので、「のりをつける」「シールを貼る」「ちぎる」など、できる工程を任せてあげましょう。うまくできなくても、子どもが選んだ色やはみ出したのりも、その子だけの作品です。「たなばたさま」の歌を一緒にうたったり、星や織り姫の絵本を眺めたりするのも、この時期に親しみやすい楽しみ方です。

4〜6歳ごろは自分の願いを書いてみる

文字に興味が出てくる4〜6歳は、自分で短冊に願いを書くことに挑戦できます。書けない字は大人が手を添えたり、お手本を書いたりして一緒に取り組みましょう。「なんで一年に一回しか会えないの?」といった問いが出てきたら、絵本を一緒に読みながら物語の世界を広げるよい機会です。願いの内容を否定せず、「そうなりたいんだね」と受けとめることが、書く意欲につながります。

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おうちで簡単にできる笹飾り

特別な材料がなくても、折り紙とのり、はさみがあれば七夕飾りは作れます。子どもの年齢に合わせて、できるところを任せながら作ってみましょう。

  1. 1

    輪つなぎ

    折り紙を細長く切り、輪にしてのりでとめ、次の紙を通してつなげます。色の順番を子どもに決めてもらうと夢中になります。短く切った紙を渡せば、小さな子でも参加しやすい飾りです。
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    天の川(あみ飾り)

    折り紙を半分に折り、交互に切り込みを入れて開くと、網のように広がる天の川ができます。切り込みは大人が手伝い、開く瞬間の驚きを一緒に楽しみましょう。
  3. 3

    星の飾り

    星の形に切った折り紙を糸でつなげたり、笹に貼ったりします。型を描いて子どもにちぎってもらうだけでも、味のある星になります。
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    吹き流し

    折り紙を丸めて筒にし、下に細く切った紙を貼ると、織り姫の糸を表す吹き流しに。風に揺れる様子を子どもと眺めてみてください。

ヒント

本物の笹が手に入らないときは、壁に貼った大きな模造紙や、緑の画用紙で作った笹でも十分に楽しめます。マスキングテープで壁に笹の形を作り、そこに飾りを貼っていくのも手軽でおすすめです。片づけも簡単です。

飾り作り・笹で気をつけたいこと

楽しい飾り作りも、小さな子がいる家庭では安全への配慮が欠かせません。

  • はさみは年齢に合った子ども用を使い、使うときは必ず大人がそばで見守る
  • 本物の笹は切り口や葉のふちで手を切ることがある。低い枝や切り口にふれないよう配慮する
  • ビーズや小さなパーツ、ちぎった紙片は誤飲のおそれがある。口に入れないよう目を離さない
  • 糸やひもは首にからまないよう、長く垂らしたままにしない

小さな物の誤飲・窒息に注意が必要なこと、子どもの手の届くところに小さな物を置かないという考え方は、消費者庁「こどもの事故防止」の情報を参考にしています。気になる事故やヒヤリとした経験があれば、消費者庁や自治体の窓口も活用できます。

当日の過ごし方

7月7日は、いつもの一日に少しだけ七夕らしさを添えるだけで、特別な雰囲気になります。完璧に行事をこなそうとせず、できることを気軽に楽しみましょう。

  • 七夕の歌をうたう: 「たなばたさま」を口ずさむだけで、行事の気分が高まります。手遊びを添えても楽しめます。
  • 星空を眺める: 晴れていれば、夜に少しだけ空を見上げてみましょう。「あれが織り姫かな」と話すだけでも、物語が身近になります。天の川は明るい街なかでは見えにくいので、見えなくても気にしすぎないでください。
  • 行事食を取り入れる: 七夕にそうめんを食べる風習があります。星形に抜いた野菜やオクラを添えると、見た目も楽しい一皿になります。小さな子には、のどに詰まりにくい長さ・かたさに配慮しましょう。
  • 飾った短冊を読み返す: 子どもの願いを声に出して読むと、本人もうれしそうにします。写真に残しておくと、毎年の成長の記録にもなります。
「行事ごとにちゃんとやらなきゃ、と思うと負担に感じてしまう…という声もよく聞きます」。短冊を一枚書くだけ、そうめんを食べるだけでも立派な七夕です。家族が笑顔でいられる範囲で楽しめば十分です。
幼児を育てる保護者

よくある質問

七夕の由来を子どもにどう説明すればいいですか?
全部を正確に伝える必要はありません。「お空のお星さま(織り姫と彦星)が、一年に一度だけ会える日なんだよ」と伝えるところから始めれば十分です。年齢が上がって興味を持ったら、絵本を一緒に読みながら物語を広げていくとよいでしょう。由来には諸説あるので、お話として楽しむ気持ちで大丈夫です。
短冊にはどんな願いを書けばいいですか?
もともとは書や手習いの上達を願うものでしたが、今は自由な願いで構いません。子どもらしい願いをそのまま書いてあげましょう。まだ字が書けない子は、親が代わりに書いたり、シールを貼ったりするだけでも立派な参加です。願いの内容を否定せず、受けとめてあげることが大切です。
赤ちゃんでも七夕を楽しめますか?
意味を理解するのはまだ先でも、笹の感触や折り紙の色は赤ちゃんにとって新鮮な刺激になります。「みどりだね」「つるつるだね」と言葉にして一緒にふれてみましょう。短冊は親が書き、赤ちゃんはシールを貼る係に。ただし小さなパーツの誤飲には十分注意してください。
本物の笹が手に入りません。どうすればいいですか?
緑の画用紙や模造紙で作った笹、壁にマスキングテープで描いた笹でも十分楽しめます。むしろ、扱いやすく片づけも簡単です。子どもと一緒に大きな笹を壁に作り、そこへ手作りの飾りを貼っていくのも盛り上がります。
飾り作りで安全のために気をつけることは?
ビーズや小さなパーツ、ちぎった紙片は口に入る大きさだと誤飲のおそれがあります。直径およそ39mm以下の物は子どもの手の届くところに置かないようにしましょう。はさみは子ども用を使い、大人がそばで見守ること、本物の笹は切り口や葉のふちで手を切らないよう配慮することも大切です。
七夕の行事食はありますか?
七夕にそうめんを食べる風習があります。天の川や織り糸に見立てると言われ、星形に抜いた野菜やオクラを添えると見た目も楽しくなります。小さな子に出すときは、のどに詰まりにくい長さ・かたさに配慮し、食べている間は目を離さないようにしましょう。

まとめ

七夕は、由来を完璧に伝えたり、立派な飾りを用意したりしなくても、親子で「楽しい」を分かち合えれば十分な行事です。年齢に合わせて、感触を味わう・飾りを作る・願いを書くといった関わり方を選び、その子のペースで楽しんでみてください。

親子で楽しむ七夕の準備

  • 短冊や折り紙を用意した(笹は本物でも手作りでもOK)
  • 年齢に合った飾り作りの工程を子どもに任せる
  • 小さなパーツの誤飲・はさみ・笹の切り口に注意する
  • 短冊の願いを受けとめて、一緒に書いたり貼ったりする
  • 歌・星空・そうめんなど、できる範囲で当日の雰囲気を楽しむ

うまくいかない日があっても大丈夫です。「今年は短冊だけ」「来年は飾りも作ってみよう」と、少しずつ季節の行事を楽しんでいきましょう。

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出典・参考

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