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子ども用キックボードの選び方|何歳から?3輪と2輪の違い・安全な遊び場所まで

対象の目安: 3〜6歳ごろ

サキ知育・あそび担当
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子ども用キックボードの選び方|何歳から?3輪と2輪の違い・安全な遊び場所まで

公園で同じ年ごろの子がすいすい乗っているのを見て、「うちもそろそろキックボードかな」と考え始める3〜4歳ごろ。いざ探すと、前2輪の3輪タイプ、2輪タイプ、光るタイヤ、折りたたみ式と種類が多く、対象年齢の表示も製品ごとにばらばらです。この記事では、子ども用キックボード(キックスケーター)を初めて買う家庭向けに、何歳からの目安、3輪と2輪の違い、選ぶときに見る項目、そして何より大切な「装備と遊ぶ場所」のルールまでを整理します。

何歳から?バランスバイクとの違い

子ども用キックボードは、ハンドル付きのボードに片足を載せ、もう片方の足で地面をけって進む遊具です。またがって乗るバランスバイク(ペダルなし二輪遊具)とは別物で、立ったまま乗るぶん、けり足と体重移動のバランス感覚が要ります。バランスバイクが2歳ごろから始める製品が多いのに対し、キックボードは3歳ごろからを対象にした製品が中心です。ただし対象年齢は製品ごとに異なるので、必ず本体やパッケージの表示で確認してください。

ペダルなし二輪遊具(バランスバイク)は幼児用自転車に似た形状で、基本的にペダルとブレーキが付いておらず、乗った子どもが自分の脚で加速と減速を行う遊具であるという説明は、国民生活センター「坂道や道路でのペダルなし二輪遊具の事故に注意!」(2025年3月19日公表)によります。キックボードとの比較は編集部の整理です。

「自転車につなげたいならバランスバイク、外遊びの幅を広げたいならキックボード」と役割も少し違います。バランスバイク選びはこちらにまとめています。

あわせて読みたい

バランスバイク(キックバイク)の選び方|何歳から・重さ・足つき・ブレーキと安全、自転車への卒業まで

3輪と2輪の違い早見表

3輪タイプ(前2輪)2輪タイプ
安定性止まっていても自立しやすい走っていないと倒れる
曲がり方体重移動で曲がるものが多いハンドル操作で曲がる
始めやすさ3歳ごろからの入門向きバランスが取れる子向き
スピード出にくい出やすいぶん転倒に注意

初めての1台は、前に2つ車輪がある3輪タイプが定番です。止まった状態でも自立しやすく、乗り降りでぐらつきにくいためです。3輪タイプの多くはハンドルを切るのではなく、体を傾けるとゆるやかに曲がる仕組みで、直感的に操作できます。2輪タイプはスピードが出やすくコントロールも難しいので、3輪で十分に慣れてからで遅くありません。

前2輪で安定する3輪キックボード

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前2輪で安定する3輪キックボード

初めての1台の定番。対象年齢と耐荷重、ハンドルの高さ調節の範囲、後輪ブレーキの踏みやすさを確認しましょう。体重移動で曲がるタイプが主流です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

選ぶときに見る5つの項目

  1. 1

    対象年齢と耐荷重

    製品ごとに「3歳以上」「体重20kgまで」などの表示があります。下の子が小さいからと大きい子用を早く与えるのは転倒のもと。逆に体重オーバーも破損につながります。
  2. 2

    ハンドルの高さ調節

    目安はおへそとみぞおちの間にグリップがくる高さ。数段階で調節できるものなら、成長しても買い替えずに使えます。ロック部のゆるみにくさも見ておきます。
  3. 3

    ブレーキの形式

    子ども用は後輪を足で踏んで減速するフットブレーキが主流です。踏む位置に足が届くか、店頭で試せると確実です。ブレーキがあっても、スピードが出た状態では子どもの力で止まりきれないことを前提に考えます。
  4. 4

    折りたたみと重さ

    公園まで大人が持ち運ぶ場面は意外と多いもの。折りたたみ式なら車や玄関収納にも収まりやすい一方、折りたたみ機構は指はさみに注意が必要です。開閉は大人が行いましょう。
  5. 5

    光るタイヤなどの付加機能

    タイヤ内蔵の発電式LEDで走ると光るタイプは、電池不要のものが多く子どもの「乗りたい」を引き出してくれます。ただし光っていても夕方以降の走行が安全になるわけではありません。暗くなったら乗らないが基本です。

光るタイヤの3輪キックボード

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光るタイヤの3輪キックボード

走ると車輪が光るタイプ。発電式なら電池交換が不要です。光る機能はあくまでおまけと考え、基本の安定性・ブレーキ・高さ調節を優先して選びましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

安全1|ヘルメットとプロテクターは毎回着用

キックボードは転ぶ前提の遊具です。東京都生活文化スポーツ局が一都三県の1〜12歳の子どもの保護者を対象に令和4年度に行った調査では、キックスケーター類の所有者780人のうち35.3%が「けがをしたことがある」(13.6%)または「ヒヤリ・ハット経験がある」(21.7%)と回答しています。一方で、使用時にヘルメットやプロテクター等を着けていない子どもの割合は63.7%にのぼりました。

キックスケーター類の所有者780人のうち計275人(35.3%)が「けがをしたことがある」(13.6%)「ヒヤリ・ハット経験がある」(21.7%)と回答したこと、ヘルメット・プロテクター等を着けていない子どもの割合が63.7%であったことは、東京都こどもセーフティプロジェクトのコラムvol.15で紹介されている東京都生活文化スポーツ局の令和4年度調査によります。

装備の目印になるのがSGマーク(製品安全協会)です。転倒時にひざ・ひじ・手のひらを守る「転倒用保護具」には、キックスケーター等の使用を想定して衝撃吸収性や強度を定めたSG基準があります。ヘルメットも、自転車乗車時や走行遊具の使用時に着用するものとして耐衝撃性・あごひも強度・脱げにくさを定めた「自転車等用ヘルメット」のSG基準があります。サイズが合っていないと転んだときに脱げてしまうので、頭囲を測ってあごひもまで正しく調整してください。

転倒用保護具が「転倒することを前提とした製品(キックスケーター、ペダルなし二輪遊具等)を使用する際に装着し、転倒時の衝撃から膝、肘、手のひらを保護するもの」でSG基準が衝撃吸収性・強度などを規定していることは製品安全協会のページに、自転車等用ヘルメットのSG基準が耐衝撃性・あごひも強度・脱げにくさなどを規定していることは同協会の「自転車等用ヘルメット」のページによります。

子ども用ヘルメット(SGマーク付き)

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子ども用ヘルメット(SGマーク付き)

頭囲を測ってサイズの合うものを。ダイヤルでフィット感を調整できるタイプが便利です。自転車デビュー後もそのまま使えます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ひざ・ひじ・手のひらのプロテクターセット

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ひざ・ひじ・手のひらのプロテクターセット

転んだときに手をつく手のひら、すりむきやすいひざ・ひじを守る3点セット。嫌がらないよう、サイズと着け心地も本人と確かめて選びましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ヘルメットの詳しい選び方はこちらにまとめています。

あわせて読みたい

幼児用自転車ヘルメットの選び方|同乗・乗り始めのサイズと安全マーク

安全2|公道では乗らない・遊ぶ場所の選び方

キックスケーターやペダルなし二輪遊具は、道路交通法上は車両ではなく遊具にあたるため、基本的に公道での使用は禁止されています。道路交通法76条4項3号も、交通のひんぱんな道路で「球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること」を禁止しています。「家の前の道くらいなら」と思いがちですが、消費者庁に寄せられたペダルなし二輪遊具の7歳以下の事故情報106件(平成22年12月〜平成30年度末)では、一般道路での事故が半数近くを占め、公園内も含め坂道で発生した割合は5割以上でした。立って乗るキックボードも、坂道と道路の危険は同じと考えてください。

キックスケーターやペダルなし二輪遊具が道路交通法では遊具に該当し基本的に公道での使用が禁止されていることは東京都こどもセーフティプロジェクトのコラムvol.15に、道路交通法76条4項3号の条文はe-Gov法令検索に、事故情報106件・一般道路が半数近く・坂道が5割以上という数値は消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」によります。

注意

遊ぶ場所は、車が入らない公園の広場など、平らで見通しのよい場所を選びます。坂道・段差・側溝のふた・砂利道・人混みは避け、乗り物遊びが禁止されている公園もあるので現地の掲示を確認しましょう。そして必ず大人が付き添い、子どもだけで遊ばせないこと。頭を打った場合は、直後に元気そうに見えても後から症状が出ることがあります。様子がいつもと違うときはためらわず受診し、判断に迷ったら子ども医療電話相談「#8000」に相談してください。

「ゆるい下り坂で一気にスピードが出て、ヒヤッとしました。本人は楽しがるけれど、足で踏むブレーキでは間に合わない速さで。それからは坂のない広場だけ、と場所を決めています。」
4歳児の保護者

よくある質問

キックボードは何歳から乗れますか?
3歳ごろからを対象にした前2輪の3輪タイプが入門の定番です。ただし対象年齢・耐荷重は製品ごとに異なるので、必ず表示を確認してください。またいで座るバランスバイクと違い立って乗るため、しっかり走れてバランスが取れることが前提です。年齢の数字より、本人の発達と興味に合わせて始めましょう。
バランスバイクとキックボード、どちらを先に買うべきですか?
目的で選びます。自転車につなげたいなら、二輪のバランス感覚が身につくバランスバイク(2歳ごろ〜)が近道です。外遊びの選択肢を増やしたいならキックボードでも構いません。両方を同時期に使う家庭もありますが、どちらもヘルメット等の装備と、大人の付き添いは共通の前提です。
道路で乗ってはいけないのですか?
子ども用キックスケーターは道路交通法上の車両ではなく遊具にあたり、基本的に公道での使用は禁止されています。交通のひんぱんな道路での使用は道路交通法76条4項で禁止されている行為に該当し得ます。歩道や家の前の道も含め、公道では乗らず、車が入らない公園などで遊びましょう。
3輪タイプはいつまで使えますか?
多くの製品は耐荷重(20〜50kgなど)と対象年齢の上限が決まっています。ハンドルの高さ調節ができるものなら幼児期を通して使いやすく、バランスが安定してくる年齢になったら2輪タイプへの移行を検討してもよいでしょう。移行後もスピードが出やすくなるぶん、装備と場所のルールはむしろ徹底が必要です。
光るタイヤは夜でも安全ということですか?
違います。光るタイヤは走行中の視認性を上げる楽しい機能ですが、暗い時間帯の走行を安全にするものではありません。夕方以降や見通しの悪い時間には乗らないことを基本にしてください。

まとめ

子ども用キックボード選びは、「3輪か2輪か(初めては前2輪の3輪)」「対象年齢と耐荷重」「ハンドルの高さ調節」「ブレーキ」「折りたたみと重さ」の順に見ていけば大きく外しません。光るタイヤなどの機能は最後のお楽しみで十分です。

そして本体選びと同じ重さで、ヘルメットとプロテクター、遊ぶ場所のルールをセットで用意してください。東京都の調査では所有する子の3人に1人がけがやヒヤリ・ハットを経験している一方、装備を着けていない子が6割を超えていました。「公道では乗らない」「坂道では遊ばない」「大人が付き添う」「装備は毎回」。この4つを最初の日に家族のルールにしてしまえば、キックボードは外遊びの世界をぐっと広げてくれる相棒になります。

自然の中での外遊びのアイデアはこちらもどうぞ。

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出典・参考

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