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チャイルドシート・ジュニアシートの選び方|安全基準と使用時期で選ぶ

対象の目安: 新生児〜6歳ごろ(身長150cm未満の目安まで)

カナデ発達・おでかけ担当
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チャイルドシート・ジュニアシートの選び方|安全基準と使用時期で選ぶ

「新生児からどのタイプを選べばいい?」「ISOFIXとシートベルト、どちらの固定がいいの?」。チャイルドシートは種類も安全基準も多く、価格も幅広いため迷いやすいテーマです。さらに、選ぶこと以上に「正しく取り付けて正しく座らせる」ことが安全につながります。この記事では、法律と安全基準、タイプと使用時期の目安、固定方式の違い、正しい使い方や中古の注意点までを、警察庁・国土交通省・JAF・消費者庁の情報をもとに整理しました。

全体像|法律・安全基準・タイプの早見表

まずは押さえておきたいポイントを表で俯瞰します。細かい数値は製品やメーカーで異なるため、あくまで目安です。

項目内容(目安)
法律(使用義務)6歳未満の幼児を乗せるときはチャイルドシート使用が義務
推奨される使用目安身長150cm未満まで継続使用が推奨(JAF・2024年改定)
現行の安全基準R129(i-Size)。従来基準のR44も流通
固定方式ISOFIX(金具固定)/シートベルト固定
主なタイプ乳児用ベビーシート/乳児・幼児兼用/幼児用/ジュニアシート
後ろ向き使用できるだけ長く後ろ向きが推奨される

「自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて、運転してはならない」(道路交通法第71条の3第3項)。警察庁「子供を守るチャイルドシート」より。

法律と「使用目安」|義務は6歳未満、推奨は身長150cm未満

道路交通法では、6歳未満の幼児を車に乗せて運転するときにチャイルドシートを使用することが義務づけられています。違反すると運転者に違反点数が加算されます(反則金はありません)。

一方で、「6歳になったら不要」というわけではありません。JAFは2024年9月に、チャイルドシート・ジュニアシートの使用推奨目安を、従来の身長140cm未満から「150cm未満」へ引き上げました。これは、6歳以上でも体格によっては大人用シートベルトが十分に機能しない場合があるためです。大切なのは年齢そのものより、シートベルトが首やお腹にかからず、正しい位置にかかることだとされています。

JAF「チャイルドシート(ジュニアシート)の使用目安を身長『150cm未満』に変更」(2024年)。理由として「6歳以上であっても子どもの体格によってはクルマのシートベルトが十分な効果を発揮できない場合がある」と記載。

メモ

警察庁とJAFの全国調査(令和7年・2025年)では、チャイルドシートの全国平均使用率は82.4%でした。一方で、適切に取り付けられていた割合や、幼児を適切に着座させられていた割合はそれより低い結果となっており、「使っているけれど正しく使えていない」ケースがあることがうかがえます。

安全基準|R129(i-Size)とR44の違い

チャイルドシートの安全基準には、新しい「R129(i-Size)」と、従来からの「R44」があります。日本では国土交通省が、平成29年(2017年)9月以降に新たに型式指定を受けるISOFIXチャイルドシートについてR129への適合を求める方向で基準を整えてきました。現在は両基準の製品が市場に流通しています。

R129(i-Size)の主な特徴

  • 適合の判断基準が体重ではなく「身長」になった(子どもに合うサイズを選びやすい)
  • 従来の前面・後面に加えて「側面衝突試験」が追加された
  • 後ろ向きで使用する期間が延長された(生後15か月までは後ろ向きが必須など)

R44(従来基準)

体重を基準に分類する従来の基準です。R44適合の製品も引き続き使われていますが、これから選ぶなら、側面衝突試験などが加わったR129適合の製品を一つの目安にするとわかりやすいでしょう。

ヒント

国の安全基準に適合した製品には「Eマーク」などの認証表示が付いています。購入前に、製品が日本で使える基準に適合しているか、表示や説明書で確認しましょう。判断に迷うときはメーカーへ問い合わせるのが確実です。

安全基準・タイプ別の使用時期・ISOFIX等については国土交通省「自動車総合安全情報(チャイルドシート)」を参照。

タイプと使用時期の目安

チャイルドシートは成長に合わせて体格に合うものを使うのが基本です。下の身長・月齢はあくまで目安で、製品によって対応範囲が異なります。必ず取扱説明書で対応範囲を確認してください。

タイプ使用時期の目安特徴
乳児用ベビーシート新生児〜(身長83cmくらいまで)後ろ向きで使用。持ち運べるタイプもある
乳児・幼児兼用新生児〜(身長105cmくらいまで)長く使える。回転式・座席固定式がある
幼児用チャイルドシート1歳ごろ〜(身長105cmくらいまで)前向き。伝い歩きのころから
ジュニアシート1歳〜12歳ごろ(身長150cmくらいまで)座面を高くしシートベルトを正しい位置に

タイプと身長の目安はJAF「子どもに合ったチャイルドシートを知ろう」を参照。実際の対応範囲は製品ごとに異なる。

後ろ向きはできるだけ長く

新生児期の後ろ向き使用は、頭や首への負担を分散させる考え方にもとづいています。R129では後ろ向き期間が延長され、できるだけ長く後ろ向きで使うことが推奨されています。前向きへの切り替えは、製品が定める身長・月齢の条件を満たしてからにしましょう。

回転式・兼用型という選択

回転式は乗せ降ろしの向きを変えられて、新生児からの後ろ向き使用と成長後の前向き使用を1台でカバーできるタイプです。長く使える兼用型は買い替えの手間が少ない一方、本体が大きめ・価格が高めになりやすい傾向があります。「新生児から使うか」「何歳まで1台で使いたいか」で絞り込むと選びやすくなります。

固定方式|ISOFIXとシートベルト固定

取り付け方式には、車体側の金具に固定する「ISOFIX」と、車のシートベルトで固定する方式があります。

  • ISOFIX: 車体の専用金具(コネクタ)に「カチッ」と固定する方式。取り付けの誤りが起きにくいとされる。車側がISOFIXに対応している必要がある
  • シートベルト固定: 多くの車で使えるが、ベルトの通し方やテンションのかけ方を誤ると固定が甘くなりやすい

どちらの方式でも、自分の車に取り付けできるか(車種適合)の確認が欠かせません。メーカーの適合車種リストや販売店で確認しましょう。

新生児から使える回転式チャイルドシート(ISOFIX固定)

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新生児から使える回転式チャイルドシート(ISOFIX固定)

新生児の後ろ向きから前向きまでカバーできる回転式は、乗せ降ろしの負担が軽い定番タイプ。ISOFIX対応車かどうかと、対応身長・月齢の範囲を確認してから選びましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

R129(i-Size)適合 ISOFIXチャイルドシート

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R129(i-Size)適合 ISOFIXチャイルドシート

側面衝突試験などが加わった新基準R129に適合したモデル。これから新しく選ぶなら、適合基準の表示を一つの目安にすると比較しやすくなります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

1歳ごろから使う前向きチャイルドシート

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1歳ごろから使う前向きチャイルドシート

首すわり後やベビーシートを卒業したあとに使う幼児用。後ろ向きをできるだけ長く使い、体格が合ってから前向きへ切り替えると安心です。対応身長・体重の範囲を確認しましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

学童用ジュニアシート(ISOFIX対応)

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学童用ジュニアシート(ISOFIX対応)

シートベルトが体に合うようになるまでの学童期に。シートベルトが首やお腹にかからない位置に座らせられるかが選ぶポイント。背もたれ付きは側面の保護がしやすいタイプです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

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正しい使い方|「付けて終わり」にしない

選んだ製品の安全性を引き出すには、毎回の使い方が重要です。取り付けや着座の誤りは決して珍しくありません。

  1. 1

    説明書どおりに本体を固定する

    ISOFIXは確実にロックされているか、シートベルト固定は規定の通し方になっているかを確認します。
  2. 2

    本体のぐらつきを確認

    取り付け後、本体を前後左右に動かして大きくぐらつかないかをチェックします。
  3. 3

    ハーネス(肩ベルト)の位置を合わせる

    後ろ向きは肩より低め、前向きは肩と同じか少し上が目安。製品の指示に合わせます。
  4. 4

    ベルトのゆるみを取る

    厚着のときはベルトの締まりが甘くなりがち。大人の指が入る程度を目安に、毎回ゆるみを確認します。

注意

厚手のアウターを着せたまま固定すると、いざというときベルトが体をしっかり支えられないことがあります。上着は脱がせてから乗せ、必要なら乗せたうえで上から掛けるなどの工夫をしましょう。気になる点は製品の説明書やメーカーの案内で確認してください。

中古・おさがりを使うときの注意

費用を抑えたいときに中古やおさがりは選択肢になりますが、安全に直結する点だけは慎重に確認しましょう。

  • リコール対象でないか: 消費者庁のリコール情報サイトで製品名・型番から確認できます
  • 使用期限・劣化: プラスチック部品は経年で劣化します。製品が定める使用期限や保管状態を確認します
  • 事故歴: 一度でも強い衝撃を受けた製品は、外見がきれいでも内部が傷んでいることがあります
  • 説明書の有無: 正しく取り付けるには説明書が必要です。無い場合はメーカーサイトで入手できるか確認します

メモ

由来や状態がはっきりしない個体、リコールや事故歴を確認できない個体は避けるのが安心です。判断に迷うときはメーカーや販売店に相談しましょう。

つまずきやすいポイント

「ちゃんと付けたつもり」だったのに、点検してもらったら固定がゆるかった、という声は珍しくありません。とくに肩ベルトの高さやゆるみは、子どもの成長で少しずつ合わなくなっていきます。
チャイルドシートを使っている保護者

よくあるつまずきは次のとおりです。

  1. 車種に適合しないまま取り付けて固定が甘くなる(適合確認をしていない)
  2. 厚着のままベルトを締めて、実際にはゆるい状態になっている
  3. 成長に対してハーネスの位置や本体サイズが合わなくなっている
  4. 前向きへの切り替えを早めてしまう(後ろ向きはできるだけ長く)

定期的に取り付けと着座の状態を見直し、不安があればJAFの相談や販売店・メーカーへ確認すると安心です。

よくある質問

チャイルドシートは何歳まで必要ですか?
法律上の使用義務は6歳未満ですが、JAFは2024年に使用目安を身長150cm未満へ引き上げています。大切なのは年齢よりも、大人用シートベルトが首やお腹にかからず正しい位置にかかることです。体格に合うまで継続して使うことが推奨されています。
R129とR44、どちらを選べばいいですか?
どちらも基準を満たした製品ですが、R129(i-Size)は側面衝突試験が加わり、後ろ向き期間が延長されるなど安全面が強化されています。これから新しく選ぶなら、R129適合を一つの目安にするとわかりやすいでしょう。詳細は製品の表示やメーカーで確認してください。
ISOFIXとシートベルト固定はどちらが安全ですか?
ISOFIXは車体の金具に固定するため取り付けの誤りが起きにくいとされます。シートベルト固定は多くの車で使える一方、通し方やテンションを誤ると固定が甘くなりやすいです。いずれも車種適合の確認と、正しい取り付けが前提になります。
後ろ向きはいつまで続ければいいですか?
R129ではできるだけ長く後ろ向きで使うことが推奨されています。前向きへの切り替えは、製品が定める身長・月齢などの条件を満たしてからにしましょう。具体的な切り替え時期は使っている製品の説明書で確認してください。
新生児からどのタイプを選べばいいですか?
新生児から使うなら、後ろ向きの乳児用ベビーシートか、新生児から長く使える兼用型・回転式が候補です。新生児から使うか・何歳まで1台で使いたいかで絞り込み、車種適合と対応身長を確認して選びましょう。
中古のチャイルドシートを使っても大丈夫ですか?
リコール対象でないか(消費者庁のリコール情報サイトで確認)、使用期限や劣化、事故歴、説明書の有無を確認できるなら検討できます。由来や状態が不明な個体、事故歴やリコールを確認できない個体は避けるのが安心です。

まとめ|選んだあとの「使い方」までセットで

チャイルドシート選び・使用のチェックリスト

  • 自分の車に取り付けできるか(車種適合)を確認した
  • 新生児から使うか・何歳まで1台で使うかを決めた
  • 安全基準(R129適合など)とEマークなどの表示を確認した
  • ISOFIXかシートベルト固定か、車の対応を確認した
  • 説明書どおりに固定し、本体のぐらつきがないか確認した
  • ハーネスの位置とベルトのゆるみを毎回チェックする
  • 中古は使用期限・リコール・事故歴・説明書を確認した

チャイルドシートは「選ぶ」だけでなく「正しく取り付けて正しく座らせる」ところまでが安全につながります。年齢や身長の目安はあくまで目安なので、子どもの体格と製品の対応範囲を照らし合わせ、迷ったら販売店・メーカーやJAFに相談しましょう。

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