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赤ちゃんが泣きやまない|「何をしても泣く時期」の考え方と、絶対に揺さぶらないという約束

対象の目安: 0〜1歳

ミナト編集長 / 生活リズム・時短担当
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赤ちゃんが泣きやまない|「何をしても泣く時期」の考え方と、絶対に揺さぶらないという約束

授乳もした、おむつも替えた、抱っこもした。それでも泣きやまない。時計を見たらまだ夜中の2時で、明日も仕事がある——赤ちゃんの泣きは、育児のなかでもとりわけ親を追いつめやすい場面です。ただ、こども家庭庁の啓発動画は、赤ちゃんには「どのような関わり方をしても」泣きやまない時期があり、それでも正常なのだと明言しています。つまり、泣きやませられないことは親の力量の問題ではありません。この記事では、泣きの経過、まず確認したいこと、試せる関わり、そして最も大切な「決して激しく揺さぶらない」ための逃げ道と相談先を整理しました。体調が心配なときは自己判断せず、かかりつけの小児科に相談してください。

泣きのピークは生後1〜2か月ごろ、という事実

こども家庭庁が公開している動画「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの理解と対処のために~」は、これまでの研究で、赤ちゃんにどのような関わり方をしても生後1〜2か月ごろに泣きのピークを迎えることがわかった、と説明しています。その泣きは何をやっても泣きやまない激しい泣きで、1日に合計5時間以上泣くこともある。けれども終わりがあり、生後5か月ぐらいにはだんだん収まってくる、とも述べられています。

この「増えて、ピークが来て、収まる」という経過は、海外でPURPLE crying(パープルクライング)という言葉で説明されてきたものと重なります。新潟県の啓発コラムは、生後2週間からだんだん泣くようになり2か月前後がピーク、5か月ぐらいまで続くこともある、として次の6つの特徴を挙げています。

頭文字意味内容
PPeak(ピーク)泣く時間がだんだん増えていき、ピークを過ぎると減っていく
UUnexpected(予想できない)なぜ泣いているのか理由がわからない
RResists soothing(なだめにくい)何をしても泣きやまない
PPain-like face(痛そうな顔)痛そうな表情で泣く
LLong lasting(長く続く)1日5時間以上泣くこともある
EEvening(夕方)午後から夕方にかけてよく泣く

泣きのピークが生後1〜2か月ごろであること、1日合計5時間以上泣くことがあること、生後5か月ぐらいにはだんだん収まることは、こども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの理解と対処のために~」(制作は厚生労働省、国立成育医療研究センターほかの協力・監修)によります。生後2週間から泣きが増え始めること、PURPLEの6つの特徴は新潟県「教えて!コラム(3)なんでこんなに泣くの?」によります。

同じ動画のなかで、専門家は「赤ちゃんが何をやっても泣き止まないってことも沢山あります。大事なことはそれでも正常なんだということなんですね」と語り、お母さんが悪いのでもお父さんが悪いのでも赤ちゃんが悪いのでもない、とはっきり述べています。ここを知っているかどうかで、夜中の受け止め方はかなり変わります。

この時期の泣きがつらいのは、回数が多いからだけではありません。手を尽くしたのに結果が出ない体験がくり返され、「自分はこの子のことがわかっていないのでは」という気持ちになるからです。けれども、理由がわからないことはPURPLEのUとして最初から織り込まれた特徴です。原因が見つからないのは、あなたの観察力の問題ではありません。

まず確認したいこと(早見表)

理由がない泣きもある一方で、取り除ける不快が隠れていることもあります。順番に見ていきましょう。

確認する場所見るポイント
おなか前回の授乳からの時間。飲みたがるそぶりがあるか
おむつ濡れていないか、便が出ていないか、おしりが赤くなっていないか
暑さ・寒さ背中や首もとの汗、手足の冷え、着せすぎ・かけすぎ
衣服縫い目やタグが当たっていないか、ゴムがきつくないか、糸くずが巻きついていないか
手足の指・首髪の毛や糸が巻きついて指が腫れていないか(ヘアターニケット)
体調発熱、嘔吐、便の様子、耳を触る、股のつけ根のふくらみ
  1. 1

    思いつくものを一通り確かめる

    こども家庭庁の動画も、ミルクをあげる、おむつを替える、抱っこをする、暑がっていないか確かめるなど、赤ちゃんが欲しがっていると思うものをいろいろ確認してみましょう、と案内しています。
  2. 2

    服を脱がせて全身を見る

    泣きが長いときは一度おむつと服を外して、手足の指、指の間、首まわり、股のあたりまで見てみます。締めつけや発疹が見つかることがあります。
  3. 3

    それでも泣き続けても問題ないと考える

    同じ動画は、確認しても泣き続けていることは多いとしたうえで「それでも泣き続けていても問題はありません」と述べています。原因探しを延々と続けなくて大丈夫です。
  4. 4

    心配な症状があれば受診する

    高熱が出ていたり心配であれば医療機関を受診する、というのが動画の案内です。

注意

見落としやすいのがヘアターニケットです。日本小児科学会の傷害速報は、体毛や糸が手指や足趾に絡まって局所の絞扼を起こす病態で、局所の虚血を起こしうるため速やかに絞扼を解除する必要がある、と説明しています。報告された頸部絞扼の例では、いずれも就寝中に発生し、原因は母や姉の長い毛髪でした。同じ資料は傷害予防策として、添い寝はせずにベビーベッドを使うこと、毛髪が長い保護者が添い寝する場合は毛髪を括ること、添い寝する可能性がある保護者は毛髪の長さを調整することの3つを挙げています。抜け毛が増える産後はとくに、髪を束ねてから赤ちゃんに接すると安心です。指や趾が腫れて色が変わっている、自分では取り除けないというときは、その場で医療機関に連絡してください。

ヘアターニケット症候群の説明と、報告例がいずれも就寝中に発生し原因が母や姉の長い毛髪だったこと、傷害予防策として「添い寝はせずに、ベビーベッドを使用する」「毛髪が長い保護者が添い寝する場合には、毛髪を括る」「添い寝する可能性がある保護者は毛髪の長さを調整する」の3つが提案されていることは、日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会「Injury Alert(傷害速報)No.117『ヘアターニケット(毛髪)による頸部絞扼』」によります。

泣きやまないときに試せる関わり

ここから先は「効く方法」ではなく「合う子もいる関わり」です。こども家庭庁の動画は、おなかにいたときの状態を思い出させてあげる発想として、次のような例を挙げています。

  • おくるみでくるむ
  • 胎内にいたときの血管の音に近い「シー」という音を聞かせる
  • ビニールをくしゃくしゃさせたときの音や、掃除機の音を聞かせる
  • ドライブに行くなど、心地よい振動を感じさせる

同じ動画は、これらを「いろいろ試してみましょう」と紹介したうえで、それでも泣き続けていることも多いでしょう、でも問題ありません、と続けています。うまくいかなくても、その方法が悪かったわけでも、あなたのやり方が下手だったわけでもありません。ベビーカーで少し外を歩く、抱っこ紐で家の中を移動するといった工夫も、合う子には落ち着くきっかけになることがあります(これは編集部の整理で、効果が確かめられた方法ではありません)。

試すときのコツは、ひとつの方法を短く切り上げないことです。次々に別のあやし方へ切り替えると、赤ちゃんにとっては刺激が増えるだけになることがあります。ひとつ試したら少し様子を見て、変わらなければ次へ、くらいの間合いで十分です。テレビや会話の音を落とす、照明を少し暗くするなど、まわりの刺激を減らしてみるのも手です。

メモ

おくるみを使うときは巻き方に注意が必要です。日本小児整形外科学会は、脚までグルグル巻きにすると股関節が伸びた悪い状態になるとして、上半身と手を巻きつけたあと、下半身は自由にする「安全なおくるみ」を紹介しています。赤ちゃんの脚がM字に開ける状態を保つのがポイントです。あわせて、こども家庭庁は乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを下げるポイントとして、1歳になるまでは寝かせるときはあおむけにすること、無理のない範囲で母乳育児を行うこと、たばこをやめることの3つを挙げています。母乳については「様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません」と同じページに明記されており、うまくいかないときは授乳支援を行う医療機関や保健センターに相談してよい、という案内です。寝かせるときはあおむけで、顔まわりに布がかからないようにしてください。

安全なおくるみの巻き方は日本小児整形外科学会「赤ちゃんの股関節脱臼 ―正しい知識と早期発見のために―」、SIDSの発症リスクを下げる3つのポイント(あおむけ寝、無理のない範囲での母乳育児、たばこをやめる)と、すべての人が母乳育児をできるわけではなく授乳に不安があれば相談してよいとされていることは、こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」によります。

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決してしてはいけないこと

注意

どんなに泣きやまなくても、赤ちゃんを激しく揺さぶらないでください。また、泣き声が家族や近所に響いて迷惑だと考えて赤ちゃんの口をふさぐような行為も、絶対に行ってはいけません。

赤ちゃんの頭は体に比べてとても大きく、首が据わっていないため、激しく揺さぶられると首が鞭のようにしなり、回転力によって頭蓋骨と脳が大きくずれてしまいます。急激な加速と減速で脳のまわりの血管が引きちぎられて硬膜下出血を起こし、目では網膜出血が起こる。さらに脳の神経が引きちぎられ、脳が腫れて命にかかわることもある——これが乳幼児揺さぶられ症候群のメカニズムです。揺さぶることで一時的に泣きやむことがありますが、それは脳震盪などの脳の障害によって泣きやんでいるだけで、赤ちゃんの要求が満たされたわけではありません。残る後遺症として、言語障害、学習障害、歩行困難、失明、最悪の場合は死に至ることもあると説明されています。

一方で、必要以上に過敏になる必要もありません。こども家庭庁は、危険なのは頭が前後に激しく揺さぶられる状態であり、首や体をしっかり支えた状態での「高い高い」や横向き抱っこをして揺らすなど通常のあやしでは乳幼児揺さぶられ症候群にはならない、としています。チャイルドシートでの移動も同様です。

揺さぶりのメカニズム、一時的に泣きやむのは脳の障害によるものであること、後遺症の例、口をふさぐ行為を絶対に行ってはいけないこと、通常のあやしでは揺さぶられ症候群にはならないことは、いずれもこども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの理解と対処のために~」(動画および動画シナリオ)によります。

イライラしたら、離れていい

ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。こども家庭庁の動画は、泣き続けていても問題はないとしたうえで、次のように案内しています。自分がイライラする前に、赤ちゃんをベビーベッドなど安全な所に寝かせて、その場を離れても構わない。まず自分がリラックスする。離れる場所がなければ、廊下でもトイレでも構わない。その間、メールをしたり雑誌を読んだり音楽を聴いたり、電話で相談したりするのもよい。少ししたら戻って様子を確認する——。

「泣いている子を置いて部屋を出るなんて、見捨てているようで罪悪感がある」という声はよく聞きます。泣き声が聞こえていると、休んでいるつもりでも気持ちが休まらない、という相談も多いです。
生後2か月の子の保護者

けれども、公的な啓発資料がすすめているのは、まさにその「いったん離れる」という行動です。安全な場所に寝かせて数分離れることは、放置ではなく、揺さぶりを防ぐための手順だと考えてください。

同じ動画で専門家は「泣かれてイライラしてもいいわけなんですね。大事なことは無理に泣き止ませようとしないということだと思います」と語っています。イライラすること自体は責められるべきことではなく、そのイライラを揺さぶりに変えないための逃げ道を、あらかじめ決めておくことが大切です。

離れる前に決めておくこと

  • 寝かせる場所を決めておく(ベビーベッドなど、転落や窒息の危険がない場所)
  • 離れる先を決めておく(別室・廊下・トイレ・ベランダの手前など)
  • 戻る合図を決めておく(タイマーを5分にセットするなど)
  • 泣き声を聞き続けるのがつらいときは、音楽やイヤホンを使ってよいと決めておく
  • 泣きの特徴と対処の仕方を、赤ちゃんの面倒を見てくれる人全員と共有しておく

近所への泣き声が気になる場合は、あらかじめあいさつをしておくのもよい方法だと動画では紹介されています。

もうひとつ大切なのが、二人以上で見られる家庭では時間を区切って交代することです。「泣きやませるのが上手なほうが担当」という形になると、片方だけが夜通し起きている状態になりがちです。前半と後半で分けるなど、あらかじめ役割を決めておくと、限界が来る前に交代できます。ひとりで見ている時間が長い家庭ほど、次の章の相談先を早めに控えておいてください。

受診を考えるサイン

泣きが正常な経過であることと、病気が隠れていないことは別の話です。日本小児科学会の「こどもの救急(ONLINE-QQ)」は、生後1か月から6歳を対象に受診の目安を確かめられるサイトで、「泣き止まない」のページでは、当てはまる状態をチェックボックスで選ぶと対処の目安が表示されます。選択項目は全部で16項目あり、そのうち受診の判断につながるものを抜き出すと次のとおりです(残りは「元気がある」「だっこしてしばらくすると、泣き止む」など、落ち着いている側の項目です)。

注意

  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 呼吸があらく、しんどそう
  • 顔色・皮膚色が悪い
  • 泣いていたのに、急に泣き止みぐったりした
  • 抱っこしてあやしても1時間以上泣き止まない
  • 手足の指が腫れている
  • 嘔吐や血便が出てきた
  • おむつを替えるとき、足を痛がる
  • 38℃以上の発熱がある
  • おまた(陰のう、股のつけ根)がふくらんでいる
  • 耳をさわる、耳だれがある

とくに生後3か月未満の38℃以上の発熱は、夜間・休日でもすぐに受診してください。「機嫌がよさそうだから」という判断はしないでください。

これらに当てはまるとき、けいれんを起こしたとき、意識がはっきりしないときは、時間帯を問わず医療機関に連絡してください。顔色や唇の色が悪く反応が鈍いといった場合は、迷わず救急(119)を検討してください。(受診のタイミングについてのこの整理は、安全側に寄せた編集部の判断です。)

とくに覚えておきたいのが腸重積症です。日本小児外科学会は、3か月から2歳未満の子によくみられ、もともと元気だった子が急に腹痛を訴える(言えない子は機嫌が悪くなる)、腹痛や不機嫌があったりなかったりする間欠的な経過が特徴で、嘔吐もよくみられ、進むと顔色が悪くなったりイチゴゼリー状の血便が出たりする、と説明しています。治療が遅れると腸の血流が悪くなるため早期の診断と治療が必要で、発症からおおむね24時間以内であれば8割は手術によらず整復できるとされています。激しく泣いてはケロッとするのをくり返すときは、様子を見すぎないでください。

上記の項目は、日本小児科学会「こどもの救急(ONLINE-QQ)」の「泣き止まない」のページにある16の選択項目のうち、受診の判断につながるものを抜粋したものです(同ページには「元気がある」「母乳やミルクを与えると落ち着く」など軽症側の項目も含まれます)。同サイトは「夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安」を示すもので、対象は生後1か月から6歳、選んだ項目の組み合わせによって表示される結果が変わります。上に挙げた受診のタイミング(時間帯を問わず連絡する、生後3か月未満の38℃以上はすぐに受診する)は同サイトの判定結果そのものではなく、当サイトの発熱記事の基準にそろえた編集部の安全側の整理です。腸重積症の症状・好発年齢・24時間以内であれば8割が整復可能であることは、日本小児外科学会「腸重積症」によります。

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乳児の発熱、受診の目安と自宅でのケア方法

ひとりで抱えないための相談先

相談先番号・窓口どんなとき
子ども医療電話相談#8000夜間・休日に受診すべきか迷うとき。お住まいの都道府県の窓口に転送され、小児科医師や看護師から助言を受けられる(実施時間帯は都道府県で異なる)
児童相談所虐待対応ダイヤル189虐待かもと思ったとき。通話料は無料で、匿名でも通告・相談ができる
児童相談所相談専用ダイヤル0120-189-783子育ての悩みを相談したいとき
親子のための相談LINE各自治体のLINE窓口子育てや親子関係で悩んだとき。匿名でも相談できる(受付時間は自治体で異なる)
こども家庭センターお住まいの市区町村妊娠・出産・子育て全般。保健師などの専門職が対応する
産後ケア事業お住まいの市区町村産後の心身の回復と育児の相談。短期入所型・通所型・居宅訪問型がある

189の通話料が無料化されていること(令和元年12月3日から)、匿名でも通告・相談ができ秘密が守られること、子育ての悩みの相談先として児童相談所相談専用ダイヤル0120-189-783が案内されていることは、こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』について」によります。親子のための相談LINEの概要はこども家庭庁の同名ページ、こども家庭センターが令和6年4月から子育て世代包括支援センターに代わって設置され妊娠・出産・子育ての相談ができることは同庁「こども家庭センター」、産後ケア事業が母子保健法第17条の2に基づく市町村の事業で出産後1年以内の母子を対象とし短期入所(ショートステイ)型・通所(デイサービス)型・居宅訪問(アウトリーチ)型の3種類があることは同庁「産後ケア事業ガイドライン」(令和8年3月)、#8000の仕組みと実施時間帯が都道府県で異なることは厚生労働省「子どもの症状は♯8000」によります。

よくある質問

泣きやまないとき、そのまま泣かせておいてもいいのでしょうか。
こども家庭庁の啓発動画は、思いつくお世話を一通り確認したうえで「それでも泣き続けていても問題はありません」としています。さらに、自分がイライラする前にベビーベッドなど安全な場所に寝かせてその場を離れても構わない、少ししたら戻って様子を確認するように、と案内しています。安全な場所であることと、少ししたら戻ることの2つが条件です。
抱き癖がつくから泣いてもすぐ抱かないほうがいい、と言われました。
同じ動画は、赤ちゃんが欲しがっていると思うものとして抱っこも挙げており、抱っこを控えるようにはすすめていません。低月齢のうちは泣きに応えることが基本と考えて差し支えありません。世代によって育児の常識が違うことも多いので、気になるときは健診や相談窓口で確認してみてください。
夕方になると決まって泣きます。どこか悪いのでしょうか。
午後から夕方にかけてよく泣くのは、PURPLE crying(パープルクライング)として説明されてきた泣きの特徴の一つに挙げられています。ただし発熱、嘔吐、ぐったりしているなどの症状を伴うときは別で、医療機関に相談してください。
泣きのピークが過ぎたのに泣く時間が減りません。
経過には個人差があります。こども家庭庁の動画では生後5か月ぐらいにはだんだん収まってくるとされていますが、時期どおりに当てはまらないこともあります。心配なときは乳幼児健診の機会や、こども家庭センター、かかりつけの小児科で相談してください。
うっかり強く揺すってしまったかもしれません。どうすればいいですか。
その後の様子がふだんと違う場合、たとえば機嫌が悪い状態が続く、嘔吐する、ぐったりしている、けいれんを起こした、意識がはっきりしないといったときは、すぐに医療機関を受診してください。受診の際は、いつどのような状況だったかを正直に伝えてください。正確な情報が診断につながります。
父親や祖父母に預けるとき、何を伝えておけばいいですか。
こども家庭庁の動画は、赤ちゃんの泣きの特徴と対処の仕方について、赤ちゃんの面倒を見てくれる方すべてに知ってもらうことが大切だとしています。泣きやまない時期があること、決して激しく揺さぶらないこと、イライラしたら安全な場所に寝かせて離れてよいこと、この3点を共有しておくと安心です。

まとめ

赤ちゃんが泣きやまない時期は、育児のなかでもとりわけ孤独になりやすい時間です。けれども、その泣きには終わりがあり、泣きやませられないことは失敗ではありません。

今夜のために覚えておきたいこと

  • 泣きのピークは生後1〜2か月ごろ。何をしても泣きやまないのは正常な経過
  • 空腹・おむつ・暑さ寒さ・衣服、そして指や首の髪の毛を確認する
  • おくるみや音、心地よい振動は合う子もいる。効かなくても問題はない
  • 決して激しく揺さぶらない。口をふさがない
  • イライラする前に、安全な場所に寝かせて数分離れる。戻って様子を確認する
  • ぐったり、呼吸があらい、顔色が悪い、38℃以上の発熱、嘔吐や血便があれば受診する
  • #8000・189・0120-189-783・こども家庭センターなど、頼れる窓口を今のうちに控えておく

泣き声を聞き続けるのがつらい夜は、誰にでもあります。そう感じたときこそ、その場を離れることと、誰かに電話することを思い出してください。迷ったら小児科医や地域の相談窓口に相談を。ひとりで背負わない選択が、結果として赤ちゃんを守ることにつながります。

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出典・参考

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