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子ども用歯ブラシの選び方|年齢別のヘッド・毛の硬さ・仕上げ磨き用とフッ素ケア

対象の目安: 歯の生え始め〜未就学児

ミナト編集長 / 生活リズム・時短担当
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子ども用歯ブラシの選び方|年齢別のヘッド・毛の硬さ・仕上げ磨き用とフッ素ケア

「自分磨き用と仕上げ磨き用は分けたほうがいい?」「毛はやわらかめとふつう、どっち?」。子どもの歯ブラシは種類が多く、月齢や生えている歯の本数によっても合うものが変わるため、選ぶときに迷う方はとても多いです。この記事は、虫歯予防や歯みがき嫌がりの対処といった一般論ではなく、あくまで「歯ブラシというモノの選び方」に絞って、年齢別のヘッド・毛・ハンドル、自分磨き用と仕上げ磨き用の違い、タイプ、交換や衛生管理、フッ素配合歯みがき剤の併用の考え方まで整理しました。最後は実物と取扱説明書を確かめて選んでください。

全体像|まず決めるのは「用途」「ヘッド」「毛」「ハンドル」

歯ブラシ選びは要素が多く見えますが、はじめに「誰が使うか(自分磨き用か仕上げ磨き用か)」を決め、そのうえで「ヘッドの大きさ」「毛の硬さ」「ハンドルの形」を年齢に合わせて選ぶと絞り込めます。虫歯予防そのものの考え方や、嫌がるときの向き合い方は別記事にゆずり、ここではモノの選び方に集中します。

決めること主な選択肢ざっくりの選び方
用途自分磨き用 / 仕上げ磨き用2本用意して使い分けると磨きやすい
ヘッド小さめ / 標準口の大きさに合わせ、奥歯まで届く小さめが基本
毛の硬さやわらかめ / ふつう子どもはやわらかめ〜ふつう。かためは避ける
ハンドル太め・短め / 細め・長め自分用は握りやすく、仕上げ用は長めが持ちやすい

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年齢別の選び方|ヘッド・毛・ハンドル・のどつき防止

同じ「子ども用」でも、対象月齢によってヘッドの大きさやハンドルの設計が変わります。生えている歯の本数と、握る力の発達に合わせて選びましょう。

年齢の目安ヘッド・毛ハンドルのどつき対策
0〜1歳(生え始め)極小ヘッド・やわらかめ握りやすい太め、または保護者が持つリング・プレート付きが安心
1〜3歳小さめヘッド・やわらかめ〜ふつう小さな手で握れる太めグリップのどつき防止リング付きを選びやすい
3〜6歳小さめヘッド・ふつうだんだん細め・ペンで持つ練習も自分磨きは座って・見守り前提

毛の硬さは、生えたばかりの歯や歯ぐきにやさしいやわらかめ〜ふつうが基本です。かためは歯ぐきを傷めやすいので、子どもには避けます。自分磨き用は子どもが握りやすい太めで短め、仕上げ磨き用は保護者の手にフィットして口の奥まで届きやすい長めのハンドルが扱いやすい傾向です。

ヒント

低年齢のうちは、ハンドルの根元に丸いリングや平たいプレートが付いた「のどつき防止」設計の自分磨き用歯ブラシが選びやすいです。転んだときに歯ブラシが奥まで入りにくくする工夫ですが、防止具が付いていても、後述のとおり座って・見守りながら使うことが前提です。

自分磨き用と仕上げ磨き用は分けて2本

子ども用歯ブラシは、子どもが自分で持つ「自分磨き用」と、保護者が仕上げに使う「仕上げ磨き用」で役割が異なります。2本を用意して使い分けると、どちらも本来の使いやすさを発揮できます。

用途持つ人特徴選ぶポイント
自分磨き用子ども太めで短いハンドル・のどつき防止握りやすさ・安全・かわいさで意欲を後押し
仕上げ磨き用保護者細く長いハンドル・小さめヘッド奥歯まで届く・力が入りすぎない設計

自分磨きは、歯みがきに親しみ「自分でやりたい」気持ちを育てる練習の意味合いが大きく、汚れ落としの主役は仕上げ磨きです。自分磨き用を子どもがかんでしまい毛が広がりやすいので、仕上げ磨き用とは別に用意しておくと、仕上げ用をよい状態に保てます。

「自分で持ちたがるけれど、それだけだと磨けているか不安」という声はとても多いです。自分磨きは練習、仕上げは大人がしっかり、と役割を分けて考えると気持ちがラクになります。
2歳児を育てる保護者

仕上げ磨き用 歯ブラシ(ハンドルが長い・小さめヘッド)

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仕上げ磨き用 歯ブラシ(ハンドルが長い・小さめヘッド)

保護者が持ちやすい長めのハンドルと、口の奥まで届く小さめヘッドが使いやすい仕上げ磨き用。毛はやわらかめ〜ふつうを選ぶと歯ぐきにやさしく、力が入りすぎないネック形状だと磨きやすいです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

自分磨き用 歯ブラシ(のどつき防止リング付き)

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自分磨き用 歯ブラシ(のどつき防止リング付き)

子どもが握りやすい太めのハンドルに、のどつき防止のリングが付いた自分磨き用。低年齢の練習用に選ばれています。防止具があっても座って見守るのが前提で、あくまで補助的な工夫です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

タイプで選ぶ|360度・シリコンなどの特徴

一般的なヘッド型のほかにも、低年齢向けにいくつかのタイプがあります。それぞれ得意・不得意があるので、時期や目的で使い分けましょう。

タイプ向いている時期の目安良いところ気をつけたいところ
一般的なヘッド型全年齢種類が豊富・面で磨きやすい低年齢は当て方の練習が要る
360度歯ブラシ生え始め〜低年齢向きを気にせず当てられる面で磨く感覚は別途練習が要る
シリコン・指サック型歯が生える前後歯ぐきにやさしく口慣らし向き汚れ落としの力は控えめ

360度歯ブラシは全周に毛が付いていて、どの向きでも歯に当たるため、まだ上手に磨けない時期の「口に入れる練習」から取り入れやすいタイプです。シリコンや指サック型は、歯が生える前後の口慣らしに向きますが、汚れを落とす力は控えめなので、歯がそろってきたら通常の歯ブラシへ移行していきます。どのタイプも、仕上げ磨きは別に通常の歯ブラシで行うと安心です。

360度歯ブラシ(ベビー・生え始め向け)

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360度歯ブラシ(ベビー・生え始め向け)

全周に毛が付き、向きを気にせず当てられる360度タイプ。歯みがきに慣れる時期の練習に取り入れやすいです。毛が広がりやすいので、状態を見て早めに交換するとよいでしょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

フッ素配合の歯みがき剤の併用|年齢別の量の目安

歯ブラシと合わせて、フッ化物(フッ素)配合の歯みがき剤・ジェルを併用すると、むし歯予防に役立つとされています。国内では2023年に関係学会の合同で推奨が見直され、年齢別に量とフッ素濃度の目安が示されています。数値は下表を参考に、少量から始めましょう。

年齢の目安フッ素濃度の目安使用量の目安
歯が生えてから2歳900〜1,000ppmF米粒程度(1〜2mm)
3〜5歳900〜1,000ppmFグリーンピース程度(5mm)
6歳以上1,400〜1,500ppmF歯ブラシ全体(1.5〜2cm)

年齢別のフッ素濃度・使用量の目安、1日2回の使用、歯みがき後は少量の水で1回だけうがいをする(幼児はティッシュで軽く拭き取ってもよい)という点は、厚生労働省のe-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤」を参考にしています。うがいが上手にできない時期は、量を控えめにするのが目安です。

注意

フッ化物は量を守って使うことが大切です。とくに1〜3歳は過量に飲み込まないよう、米粒程度の少量にし、歯みがき剤のチューブは子どもの手の届かない場所に保管しましょう。うがいが上手にできないうちは、少量の水で1回だけすすぐか、ティッシュで軽く拭き取る程度にします。使い方に迷うときは、かかりつけの歯科や自治体の歯科相談に確認してください。

2023年の推奨見直し(4学会合同)の内容と、うがいが難しい場合は歯面をティッシュで拭き取る・量を調整してフッ素の摂取量を抑えるという考え方は、日本小児歯科学会の補足版(一般向け)を参考にしています。

こども用 フッ素配合 歯みがきジェル

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こども用 フッ素配合 歯みがきジェル

うがいが苦手な時期でも使いやすい、泡立ちがおだやかなジェルタイプ。フッ素濃度(ppmF)の表示を確認し、年齢に合った量を守って使いましょう。味の好みで嫌がりにくいものを選ぶと続けやすいです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

交換頻度と衛生管理|毛先が開いたら早めに

歯ブラシは消耗品です。毛先が開くと汚れを落とす力が下がるため、開いてきたら早めに交換します。交換の目安はおおむね月1回程度ですが、子どもはかんで毛が広がりやすいので、期間にかかわらず「ヘッドの裏から見て毛がはみ出していたら交換」と覚えておくと分かりやすいです。

  1. 1

    使ったらよく洗って乾かす

    流水で歯みがき剤や汚れを落とし、水気をきってよく乾かします。濡れたまま密閉すると雑菌が増えやすくなります。
  2. 2

    立てて風通しよく保管する

    ヘッドを上にして立て、家族の歯ブラシどうしがくっつかないように離して保管します。ヘッドカバーは乾いてから付けます。
  3. 3

    毛先の開きをチェック

    ヘッドの反対側から見て、毛先がはみ出していないか確認します。開いていたら月の途中でも交換します。
  4. 4

    仕上げ用と自分用は別々に

    かんで傷みやすい自分磨き用と、仕上げ磨き用は分けて管理すると、仕上げ用をよい状態に保てます。

交換の目安を月1回程度とし、毛先が開いたら早めに替えるという点は、全日本ブラシ工業協同組合「歯ブラシは月に1回とりかえましょう」を参考にしています。毛先が開くと歯垢を落とす力が下がるとされています。

安全上の注意|歩き回りながら磨かせない

歯みがきの道具選びで最も大切なのが安全です。歯ブラシをくわえたまま転んで、のどや上あごを突く事故が、3歳以下を中心に多く報告されています。消費者庁は、歯みがき中は保護者がそばで見守り、座った姿勢で行うことをすすめています。

注意

歯ブラシをくわえたまま歩き回ったり、走ったり、ソファや椅子に立たせたりしないでください。子どもの自分磨きは、座らせて保護者が見守る中で行い、終わったら歯ブラシをすぐ片づけます。のどつき防止具付きでも、防げない事故はあります。万一のどや口の中を突いて出血や様子の変化があるときは、無理に抜こうとせず医療機関を受診してください。

歯みがき中の喉突き事故が3歳以下で多いこと、座った姿勢で保護者が見守る・歩き回りながら磨かせないという注意点は、消費者庁「子どもの歯磨き中の喉突き事故などに気を付けましょう!」を参考にしています。

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よくある質問

自分磨き用と仕上げ磨き用は本当に2本必要ですか?
役割が違うため、2本用意すると使い分けやすくなります。自分磨き用は子どもが握りやすい太め・のどつき防止付きで、歯みがきに親しむ練習が主目的です。仕上げ磨き用は保護者が奥歯まで届かせやすい細く長いハンドルで、汚れ落としの主役です。自分磨き用は子どもがかんで毛が広がりやすいので、分けておくと仕上げ用をよい状態に保てます。
毛はやわらかめとふつう、どちらを選べばいいですか?
子どもはやわらかめ〜ふつうが基本です。生えたばかりの歯や歯ぐきにやさしく、傷めにくいためです。かためは歯ぐきを傷める心配があるので避けます。歯ぐきが敏感な時期や、嫌がりが強いときはやわらかめから試すとよいでしょう。ヘッドは口の大きさに合わせ、奥歯まで届く小さめを選びます。
歯みがき剤(フッ素)は何歳から、どれくらい使えばいいですか?
歯が生えてから2歳は900〜1,000ppmFを米粒程度(1〜2mm)、3〜5歳は同じ濃度でグリーンピース程度(5mm)、6歳以上は1,400〜1,500ppmFを歯ブラシ全体(1.5〜2cm)が国内の目安とされています。うがいが上手にできないうちは量を控えめにし、少量の水で1回だけすすぐか、ティッシュで軽く拭き取ります。詳しくは厚生労働省のe-ヘルスネットや、かかりつけ歯科に確認してください。
360度歯ブラシは普通の歯ブラシの代わりになりますか?
向きを気にせず当てられるため、歯みがきに慣れる時期の練習には便利です。ただし面で磨く感覚は別に身につける必要があり、汚れ落としを完全に置き換えるものではありません。歯がそろってきたら通常のヘッド型に移行し、仕上げ磨きは通常の歯ブラシで行うと安心です。
歯ブラシはどれくらいで交換すればいいですか?
目安は月1回程度ですが、子どもはかんで毛が広がりやすいので、ヘッドの裏から見て毛先がはみ出していたら期間にかかわらず交換します。毛先が開くと歯垢を落とす力が下がるとされています。使ったらよく洗って乾かし、立てて風通しよく保管すると衛生的です。
のどつき防止リング付きなら歩きながら磨いても安全ですか?
防止具はあくまで補助で、事故を完全に防げるものではありません。歯ブラシをくわえたまま歩いたり走ったり、不安定な場所に立ったりする状況では事故が起きています。子どもの自分磨きは座らせて保護者が見守り、終わったらすぐ片づけましょう。

まとめ|「用途・ヘッド・毛・ハンドル」を軸に安全に選ぶ

子ども用歯ブラシは、まず自分磨き用と仕上げ磨き用の2本を用意し、ヘッドの大きさ・毛の硬さ・ハンドルを年齢に合わせて選ぶと絞り込めます。低年齢はのどつき防止付きで毛はやわらかめ〜ふつうを基本に、毛先が開いたら早めに交換しましょう。フッ素配合の歯みがき剤は年齢別の量を守り、歩き回りながら磨かせないことが何より大切です。

子ども用歯ブラシ 選び方チェックリスト

  • 自分磨き用と仕上げ磨き用を分けて用意した
  • ヘッドは口に合う小さめ、毛はやわらかめ〜ふつうを選んだ
  • 自分用は握りやすい太め、仕上げ用は長めのハンドルにした
  • 低年齢はのどつき防止のリング・プレート付きを選んだ
  • フッ素配合歯みがき剤は年齢別の量と濃度の目安を確認した
  • 毛先が開いたら早めに交換すると決め、月1回を目安にした
  • 自分磨きは座って・見守り、歩き回りながら磨かせないと決めた

歯ブラシは毎日使う消耗品なので、安全と扱いやすさを大切にすると長く快適に続けられます。むし歯予防の考え方や、嫌がるときの向き合い方は関連記事もあわせて確認してください。口の中の状態や磨き方に不安があるときは、かかりつけの歯科や自治体の歯科相談に気軽に相談しましょう。

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