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家庭内事故防止グッズの選び方|コンセントカバー・コーナークッション・ロック

対象の目安: 0〜3歳ごろ

ミナト編集長 / 生活リズム・時短担当
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家庭内事故防止グッズの選び方|コンセントカバー・コーナークッション・ロック

赤ちゃんがずりばい・ハイハイで動き回るようになると、コンセントに指を近づけたり、引き出しを開けて中の物を口に運んだりと、思いがけない場面でヒヤッとすることが増えます。消費者庁には、コンセントでの感電、家具の転倒、窓やベランダからの転落など、家庭内で起きたさまざまな事故の情報が寄せられています。階段やキッチンの仕切りに使うベビーゲートについては別記事で詳しくまとめているので、この記事では、コンセントカバー・コーナークッション・扉/引き出しロック・窓やベランダの転落防止ロックなど、家中に点在する「細かい事故防止グッズ」に絞って、選び方を消費者庁の事故情報をもとに整理しました。

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ベビーゲートの選び方|設置場所別の比較と階段上の安全対策

家中の事故防止グッズ早見表

まず、代表的な事故防止グッズと、それぞれが防ぐ事故・選び方のポイントを一覧で確認しましょう。

グッズ主に防ぐ事故選び方のポイント賃貸での使いやすさ
コンセントカバー感電・やけど・誤飲(部品の飲み込み)外れにくく、コンセント全体を覆うタイプ差込式・両面テープ式が中心で穴は不要
コーナークッション転倒時の頭・顔のケガ家具の角にしっかり密着する粘着力、角の大きさに合うサイズ粘着式が中心で穴は不要
扉・引き出しロック指はさみ・危険物への接触・誤飲対象年齢、耐荷重、大人は片手で解除しやすいか両面テープ式・ベルト式なら穴不要
窓・ベランダの補助錠転落子どもの手が届かない高さに設置できるか、取付方式両面テープ式・レール取付タイプは原状回復しやすい

どれか1つだけでは家中の危険はカバーできません。次の章から、事故のタイプごとに具体的な選び方を見ていきます。

なぜ家中の対策が必要か

消費者庁が行ったアンケート調査では、家の中での事故やヒヤリ・ハットを経験したという回答が2割を超え、事故の内容では「落ちる」が最も多く、発生場所は台所・リビング・階段の順に多かったと報告されています。特別に危険な家だから起きるのではなく、どの家庭でも起こりうるということがうかがえます。

家庭内での事故・ヒヤリ・ハットの経験割合、事故内容は「落ちる」が最多で発生場所は台所・リビング・階段の順に多いことは、消費者庁「家の中の事故に気を付けましょう!」を参考にしています。

赤ちゃんは、ずりばい・ハイハイからつかまり立ちへと進むにつれて、それまで届かなかったコンセントや引き出し、家具の角に自分から近づけるようになります。動き始めてから慌てて対策するより、発達のサインが見え始めた段階で家の中を点検しておくと、危ない時期に間に合わせやすくなります。

コンセントカバーの選び方(感電・やけど対策)

コンセントは、子どもがヘアピンや金属製のネックレスなどを差し込んでしまい、感電ややけどを負う事故が報告されている場所です。消費者庁には、コンセントにヘアピンを差してやけどを負った4歳児の事例や、コンセントとプラグの隙間に金属製のチェーンを巻き付けて遊んでいてやけどを負った事例などが寄せられています。

注意

ヘアピン、針金、クリップ、チェーン、鍵、硬貨など金属製の物は、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。使っていないコンセントには、いたずら防止用のコンセントキャップなどを取り付けます。キャップは外れにくく、子どもの興味を引かない形状や色のものを選び、誤って飲み込まないよう注意してください。コンセント全体を覆い、容易には取り外せないタイプのコンセントカバーを使うとより安全です。

コンセント感電の事故事例と、コンセントキャップ・コンセントカバーの選び方は、消費者庁「Vol.568 コンセントでの感電事故に注意!」より。

選ぶときは、(1)子どもの力では外れにくい構造か、(2)コンセント全体を覆えるサイズか、(3)キャップ自体が誤飲できる小さな部品でないか、の3点を確認します。差込式は手軽ですが、成長すると子どもが引き抜けるようになることもあるため、両面テープでカバー本体を固定するタイプや、コンセントごと箱状に覆うタイプだとより安心です。

コンセント全体を覆う感電・いたずら防止カバー

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コンセント全体を覆う感電・いたずら防止カバー

コンセント全体を覆い、子どもの力では外れにくい構造のカバー。差込式のキャップだけでは引き抜かれてしまう時期になったら、覆うタイプへの切り替えがおすすめです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

家具の転倒・コーナークッションで防ぐケガ

タンスや棚、テレビが倒れて子どもが下敷きになる事故も報告されています。消費者庁は、家具やテレビは固定して使うこと、家具の引き出しには鍵やストッパーなどを付けること、玩具など子どもの興味を引く物を家具の上に置かないことをすすめています。

家具・テレビの転倒対策(固定、引き出しへの鍵・ストッパー、家具の上に物を置かない)は、消費者庁「家具やテレビの転倒に気を付けましょう!」より。

家具そのものの固定に加えて、テーブルやテレビ台の角にコーナークッションを付けておくと、転んだりぶつかったりしたときの頭や顔のケガをやわらげられます。選び方のポイントは次の3つです。

  • 家具の角の形・大きさに合うサイズか(角が丸すぎる家具には合わないこともある)
  • クッション自体の粘着力が十分で、子どもが引っ張っても外れにくいか
  • 表面が硬すぎず、誤って口に入れても危険が少ない大きさ・素材か

家具の角に付けるコーナークッション

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家具の角に付けるコーナークッション

テーブルやテレビ台の角に貼るタイプのクッション。粘着力が弱いと剥がれて誤飲のもとになるので、貼り付け前に角の汚れ・油分をしっかり拭き取ってから使いましょう。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

扉・引き出しロックで指はさみと誤飲を防ぐ

キッチンや洗面所の引き出し・扉の中には、洗剤や医薬品、刃物など危険な物が収納されていることが多く、指はさみだけでなく誤飲・誤って触れる事故にもつながります。こども家庭庁は、医薬品・洗剤・化粧品・入浴剤・たばこ・お酒などは子どもの目に触れない場所や手の届かない場所に保管するよう呼びかけています。

医薬品・洗剤・たばこ・お酒などの保管場所の注意、ボタン電池の管理、ドラム式洗濯機のチャイルドロック活用は、こども家庭庁「窒息・誤飲事故」より。

危険な物をすべて高い場所に移すのが難しい場合は、扉・引き出しにロックを付けて、子どもが自分では開けられないようにする方法があります。選ぶときは次の点を確認しましょう。

扉・引き出しロック選びのチェック

  • 対象年齢と、鍵をかける扉・引き出しの厚み・形状に合うか
  • 大人は片手でも解除しやすいか(毎日何度も開閉する場所は特に重要)
  • 粘着テープ式かベルト式か。賃貸で穴を開けたくないなら粘着テープ式やベルト式を選ぶ
  • ボタン電池を使う器具には、電池が取り出せないよう固定するカバーがあるか

穴を開けずに使える扉・引き出し用チャイルドロック

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穴を開けずに使える扉・引き出し用チャイルドロック

両面テープやベルトで取り付ける、穴を開けないタイプのロック。キッチン下・洗面台下など、洗剤や薬品をしまう場所から優先して付けると安心です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

誤飲のサイズ目安と防ぎ方

小さな物を口に入れて飲み込んでしまう誤飲事故も、家庭内で起こりやすい事故のひとつです。目安として使われているのが「誤飲チェッカー」で、3歳児が口を開けたときの最大径は約39mm、のどの奥までの深さは約51mmとされ、この大きさにすっぽり収まる物や、丸まって収まってしまう物は誤飲の危険があるとされています。

誤飲チェッカーの目安(3歳児の口の最大径が約39mm、のどの奥までが約51mm)は、一般社団法人日本家族計画協会「子どもの事故防止教材『誤飲チェッカー』『誤飲防止ルーラー』」より。

トイレットペーパーの芯の内径はおおむねこの39mmに近く、家にある物で簡易的にチェックする目安としてもよく使われます。芯の中を通ってしまう大きさの物(ボタン電池、硬貨、ビー玉、部品の外れたおもちゃなど)は、床から1m以上の高さの、子どもの手が届かない場所に保管しましょう。

注意

ボタン電池を使う器具は、電池が取り出せないようカバーを固定してください。ボタン電池や磁石を飲み込んでしまった場合は重大な事故につながることがあるため、様子を見ず速やかに医療機関を受診してください。

窓・ベランダの転落防止ロック

窓を開けたりベランダに出たりする機会が増える時期には、転落事故にも注意が必要です。消費者庁によると、窓やベランダからの転落事故は3〜4歳で最も多く、2階からの転落でも入院が必要な中等症と診断される例が多いとされています。

窓・ベランダからの転落事故は3〜4歳で最も多く、2階からの転落でも入院が必要な中等症の例が多いことは、消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!」より。

対策としては、窓や網戸に、子どもの手が届かない位置に補助錠を追加することがすすめられています。網戸は小さな子どもの力でも簡単に開いてしまうため、網戸側にも施錠が必要です。あわせて、窓やベランダの手すり付近に足場になる物(踏み台、エアコンの室外機など)を置かないようにすることも欠かせません。

子どもの手が届かない位置への補助錠の取り付け、網戸の施錠、手すり付近に足場になる物(室外機など)を置かないことは、消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!」より。

補助錠には、サッシのレールに取り付けるタイプ、窓の框(かまち)部分に取り付けるタイプ、ガラス面に貼り付けるタイプなどがあります。取り付け位置を子どもの手が届かない高さにできるか、賃貸で原状回復しやすいかを確認して選びましょう。

窓・網戸用の後付け補助錠

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窓・網戸用の後付け補助錠

サッシや網戸に後付けできる補助錠。子どもの手が届かない高さに取り付け、窓側だけでなく網戸側にも忘れずに付けましょう。両面テープ式は賃貸でも使いやすい反面、定期的な貼り直しの目安も確認しておくと安心です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

賃貸でも使えるか:両面テープ式か穴あけ式か

賃貸住宅では、壁や建具に穴を開けられるかどうかが選択の分かれ目になります。今回紹介したコンセントカバー・コーナークッション・扉/引き出しロック・窓の補助錠は、いずれも両面テープ式やベルト式など、穴を開けずに使えるタイプが揃っています。

ただし、粘着式は経年で粘着力が落ちることがあるため、次の点を意識しておくと安心です。

  • 貼り付け前に取り付け面のほこり・油分をしっかり拭き取る
  • 定期的に(数か月に1回など)貼り付き具合を確認し、緩んでいれば貼り直す・交換する
  • 対応する耐荷重・対応厚みを製品表示で確認してから選ぶ

安全に使うときの注意

事故防止グッズは、事故のリスクを減らす助けにはなりますが、万能ではありません。子どもの成長とともに外し方を覚えたり、道具を使って乗り越えたりすることもあります。

注意

グッズを付けたからといって目を離してよいわけではありません。定期的に取り付け状態(緩み・外れ・破損)を点検し、対象年齢や耐荷重は取扱説明書で必ず確認してください。子どもが自分で外せるようになってきたら、設置場所や方法の見直しも検討しましょう。

つまずき・困ったとき

事故防止グッズを使い始めてから出てくる、よくある悩みと対処の方向性をまとめました。

「コンセントカバーをつけたつもりが、いつの間にか子どもに外されていて驚いた」という声はよく聞かれます。
1歳児の保護者
悩み主な原因対処の方向性
コンセントカバーが外れてしまう差込式で成長とともに引き抜けるようになったコンセント全体を覆う、より外れにくいタイプに切り替える
コーナークッションがすぐ剥がれる取り付け面の油分・ほこりが残っていた、粘着力が弱い面をよく拭いてから貼る、粘着力の高い製品に見直す
引き出しロックが大人も開けにくいロック機構が固い、片手操作を想定していない製品だった毎日使う場所は片手で解除しやすいタイプに変更する
窓の補助錠を子どもが自分で外せる手の届く高さに設置していた取り付け位置をより高い位置・見えにくい位置に変更する

よくある質問

事故防止グッズはいつから準備すればいいですか?
明確な月齢の決まりはありませんが、ずりばい・ハイハイで移動範囲が広がる時期に合わせて準備する家庭が多いです。動き始めてから慌てるより、発達のサインが見え始めた段階で家の中を点検しておくと、危ない時期に間に合わせやすくなります。
コンセントカバーとコンセントキャップはどちらがいいですか?
差込式のキャップは手軽ですが、成長すると子どもが引き抜けるようになることがあります。消費者庁は、外れにくく子どもの興味を引かない形状のキャップに加えて、コンセント全体を覆う容易に取り外せないタイプのカバーを使うとより安全だとしています。
誤飲を防ぐには、どのくらいの大きさの物に注意すればいいですか?
目安は『誤飲チェッカー』で、3歳児が口を開けたときの最大径は約39mm、のどの奥までは約51mmとされています。トイレットペーパーの芯を通る大きさの物は、床から1m以上の高さの手が届かない場所に保管しましょう。
賃貸住宅でも扉・引き出しロックや窓の補助錠は使えますか?
両面テープ式やベルト式など、穴を開けずに使えるタイプが多く販売されています。ただし粘着式は経年で粘着力が落ちることがあるため、取り付け前に面をよく拭き取り、定期的に貼り付き具合を確認しましょう。
ボタン電池や磁石を飲み込んでしまったら、どうすればいいですか?
様子を見ずに、速やかに医療機関を受診してください。ボタン電池や磁石は体の中で重大な損傷につながることがあるとされています。ふだんから、ボタン電池を使う器具は電池が取り出せないようカバーを固定しておくことが予防になります。
ベビーゲートも必要ですか?
この記事で紹介したグッズは、コンセント・家具の角・引き出し・窓など家中に点在する細かい危険への対策です。階段の上やキッチンの入口など、部屋そのものを区切りたい場合は、別記事のベビーゲートの選び方もあわせてご確認ください。

まとめ

家庭内事故防止グッズは、「(1)家の中を子どもの目線で点検する (2)コンセント・家具の角・引き出し/扉・窓やベランダなど危険な箇所ごとにグッズを選ぶ (3)賃貸なら両面テープ式など穴を開けないタイプを選ぶ」の順で考えると整理しやすくなります。

家庭内事故防止グッズ選び・使い方チェック

  • コンセントは外れにくく、全体を覆うタイプのカバーを付けた
  • 家具の角にはコーナークッションを、家具・テレビ自体は固定した
  • 洗剤・医薬品・刃物などをしまう扉・引き出しにロックを付けた
  • 39mmを目安に、誤飲しそうな小物を手の届かない場所に片付けた
  • 窓・網戸には子どもの手が届かない位置に補助錠を追加した
  • 賃貸の場合は両面テープ式・ベルト式など穴を開けないタイプを選んだ
  • 取り付け後も定期的に緩み・外れがないか点検している

すべての危険を完全になくすことはできませんが、危険な箇所を一つひとつ減らしていくことで、子どもが安心して動き回れる環境に近づけます。まずは家の中を子どもの目線でぐるっと見渡すところから始めてみてください。

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