育児の時間
絵本・おもちゃ

子ども向け図鑑の選び方|2〜6歳の年齢別・写真かイラストか・情報量とふりがな、はじめの一冊とプレゼント

対象の目安: 2〜6歳ごろ(はじめは2歳前後の写真図鑑から)

サキ知育・あそび担当
・ 約12分で読めます
子ども向け図鑑の選び方|2〜6歳の年齢別・写真かイラストか・情報量とふりがな、はじめの一冊とプレゼント

「そろそろ図鑑を買ってあげたいけれど、たくさんありすぎてどれを選べばいいの?」と迷う方は多いものです。図鑑は、身近な生き物や乗り物への「これなに?」という気持ちを受け止め、好奇心や語彙をぐんと広げてくれる心強い一冊です。一方で、対象年齢や写真かイラストか、情報量やサイズはさまざまで、選び方を外すと本棚で眠ってしまうことも。この記事では、図鑑が育てる力から、年齢別の選び方、選ぶときの軸、親子での楽しみ方までを整理しました。

図鑑が育てる力|好奇心・語彙・「なぜ?」に向き合う姿勢

図鑑の魅力は、子どもの「これなに?」「どうして?」という気持ちに、写真やイラストでこたえてくれるところにあります。散歩で見つけた花、公園で出会った虫、道を走る働く車。目の前の「知りたい」を図鑑でたしかめる体験を重ねると、身のまわりの世界がぐっと広がっていきます。

こうしたやりとりの中で、子どもは自然と新しい言葉に出会います。「これはダンゴムシだね」「はたらくくるまのショベルカーだよ」と名前を知ることは、語彙を増やす入り口です。さらに、答えを自分で見つけられた達成感は、「もっと知りたい」という次の好奇心につながります。この「知りたい->調べる->わかった->もっと知りたい」という循環こそ、図鑑が育ててくれる大きな力です。

乳幼児期から本に親しむ読書活動が、子どもの育ちの土台として重視されている点は、国立青少年教育振興機構が取り組む「子どもの読書活動推進フォーラム」を参考にしています(図鑑の具体的な効果を数値で示すものではありません)。

メモ

文字が読めるようになってから、と身構える必要はありません。まずは親子で写真を指さして「これなあに?」と眺めるだけで十分です。発達には個人差があるので、周りと比べず、その子が夢中になれるテーマから始めましょう。

年齢別の選び方|2〜3歳・3〜4歳・5〜6歳

同じ「図鑑」でも、年齢によって向いているタイプは変わります。ただしこれは目安で、実際にはいまの子どもの興味に合っているかがいちばん大切です。

年齢の目安向いているタイプポイント
2〜3歳ごろ写真中心・身近なテーマ(のりもの/どうぶつ/むし/たべもの)・厚紙や丈夫なページ名前を知る楽しさ。破れにくさ・めくりやすさを重視
3〜4歳ごろ興味の広がりに合わせた分野別図鑑・ふりがな付き好きが深まる分野を一冊。声かけしながら一緒に読む
5〜6歳ごろ情報量の多い図鑑シリーズ・調べ学習に使えるもの・DVDや音声ペン付き自分で調べる楽しさ。付録メディアで関心を広げる

2〜3歳ごろは、まず「これ知ってる!」という身近なテーマから。ページをめくって名前を言い合うだけでも夢中になります。3〜4歳ごろになると、乗り物なら電車、生き物なら恐竜、と好きが具体的になってくるので、その分野を一冊そろえると満足度が高まります。5〜6歳ごろは、情報量の多いシリーズ図鑑や、DVD・音声ペンなどが付いたタイプで、自分で調べる楽しさを味わえるようになっていきます。

はじめての一冊に(2歳前後・写真中心のずかん)

広告
はじめての一冊に(2歳前後・写真中心のずかん)

のりもの・どうぶつ・たべものなど身近なものを写真で集めた、はじめの一冊にぴったりのタイプ。名前を言い合うだけで楽しめます。厚紙のボードブックなど、小さな手でも扱いやすく破れにくいつくりだと長く使えます。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

選ぶ5つの軸

年齢の目安をふまえつつ、次の5つの軸で見ると自分の子に合う一冊が絞りやすくなります。

図鑑を選ぶときの5つの軸

  • テーマ: いまの子どもの興味に合っているか(のりもの/どうぶつ/むし/きょうりゅう/たべもの など)
  • 写真かイラストか: 実物を知りたいなら写真、細部までわかりやすく見せたいならイラスト
  • 情報量とふりがな: 文章量は年齢に合うか、漢字にふりがなが振ってあるか
  • サイズ・重さ・耐久性: 子どもが自分で扱えるか、ページは破れにくいか
  • シリーズや付録メディア: シリーズでそろえられるか、DVD・音声ペンなどが付くか

写真かイラストか

写真は「本物はこうなんだ」という実感が得やすく、散歩や動物園で出会ったものと結びつけやすいのが魅力です。イラストは、細かい部位や大きさの比較、断面など、写真では見えにくいところをわかりやすく描けます。どちらが優れているということはなく、子どもの興味や見せたいものに合わせて選びましょう。

情報量とふりがな

情報量は多いほどよいわけではありません。小さいうちは文字が少なく写真が大きいものの方が集中して見られます。文字への興味が出てきたら、漢字にふりがなが振ってある図鑑だと、子どもが自分で読もうとする姿につながります。

ヒント

迷ったら、書店や図書館で実際にページを開いてみるのがいちばんです。子どもが自分から手を伸ばして「これ見て!」と言う一冊が、その子にとってのベストな図鑑です。

どうぶつ好きの子に(こども向け動物図鑑)

広告
どうぶつ好きの子に(こども向け動物図鑑)

動物園や絵本で動物に興味が出てきた子に。写真中心のものは実物のイメージがつかみやすく、動物園で「これ図鑑で見たね」と会話が弾みます。鳴き声や大きさの情報があるタイプも、比べる楽しさが広がります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

サイズ・重さ・耐久性

小さな子が自分でめくる図鑑は、扱いやすさも大切です。大判で美しい図鑑は迫力がありますが、重すぎると子どもだけでは開けません。持ち歩きたいならコンパクトサイズ、じっくり眺めるなら大判、と用途で選び分けると失敗が減ります。低年齢のうちは、厚紙やめくりやすい製本で破れにくいものが安心です。

図鑑の楽しみ方|実物と結びつけると生きてくる

図鑑は、本棚に置いて眺めるだけでなく、実際の体験と結びつけることで何倍も生きてきます。

  1. 1

    親子で一緒に眺める

    まずは膝の上で一緒にページをめくり、「これ大きいね」「どれが好き?」と声をかけ合います。答えを教え込むより、一緒に驚いたり笑ったりする時間そのものが楽しい体験になります。
  2. 2

    実物と結びつける

    散歩や公園で見つけたものを、家に帰って図鑑で探します。「さっきの虫、これかな?」と照らし合わせると、図鑑の情報が生きた知識に変わります。
  3. 3

    虫取りや散歩と連動させる

    虫取りや草花さがしなど外遊びのお供にすると、「知りたい」がその場で「調べる」につながります。図鑑を持って出かけるだけで、いつもの散歩が探検になります。
「動物園で見た動物を、帰ってから図鑑で探すのが我が家の定番です。『キリンのしたって長いんだね』と発見するたびに嬉しそうで、こちらまで楽しくなります」という声もよく聞かれます。
4歳児の保護者

メモ

「全部読ませなきゃ」「覚えさせなきゃ」と力を入れる必要はありません。パラパラめくって好きなページだけ見る、そんな自由な楽しみ方でも、子どもは十分に世界を広げていきます。

虫好きの子に(こども向け昆虫図鑑)

広告
虫好きの子に(こども向け昆虫図鑑)

ダンゴムシやチョウなど、身近な虫に夢中な子に。虫取りや観察のお供にすると、見つけた虫をその場で調べられます。持ち運びやすいサイズだと外遊びに連れ出しやすく、「調べる」習慣につながります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

はじめの一冊の選び方・プレゼントにも

はじめの一冊は、いま子どもがいちばん好きなものを選ぶのが失敗しないコツです。乗り物が好きなら乗り物、動物が好きなら動物。「知育のために」と親の思いで分野を決めるより、本人の「好き」に寄り添う方が、自分から手に取る一冊になります。

プレゼントに選ぶ場合は、相手の子の興味が読みきれないこともあります。そんなときは、のりもの・どうぶつ・たべものなど幅広いテーマを一冊にまとめた総合的な図鑑や、シリーズで買い足していけるものが喜ばれやすいです。年齢に合わせて、写真中心か、情報量の多いシリーズかを選ぶとよいでしょう。

調べる楽しさが広がる(音声ペン・DVD付きなど)

広告
調べる楽しさが広がる(音声ペン・DVD付きなど)

5〜6歳ごろ、自分で調べる楽しさが出てきた子に。「なぜ?どうして?」に答えるタイプや、音声ペン・DVDが付いた図鑑は、文字がまだ読みきれなくても一人で楽しめます。プレゼントにも選ばれやすい形です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

よくある質問

図鑑は何歳から見せていいですか?
決まりはありませんが、身近なものに興味が出てくる2歳前後から、写真中心のやさしい図鑑を親子で眺め始める家庭が多いです。文字が読めるようになってからでなくても大丈夫で、写真を指さして名前を言い合うだけでも十分楽しめます。発達には個人差があるので、周りと比べず、その子が夢中になれるテーマから始めましょう。
写真の図鑑とイラストの図鑑、どちらがいいですか?
どちらが優れているということはありません。写真は本物の実感が得やすく、散歩や動物園で出会ったものと結びつけやすいのが魅力です。イラストは細かい部位や大きさの比較、断面など、写真では見えにくいところをわかりやすく描けます。子どもの興味や、見せたいものに合わせて選びましょう。両方を持って見比べるのも楽しい遊びになります。
たくさんの図鑑がまとまった大型のものと、テーマ別の薄い図鑑、どちらから?
はじめは、いま子どもがいちばん好きなテーマの一冊から始めると、自分から手に取りやすくなります。総合的な大判図鑑は情報量が多く長く使えますが、重くて小さな子には扱いにくいこともあります。好きが深まってきたら、シリーズでそろえたり、大判図鑑を加えたりと広げていくとよいでしょう。
図鑑をあまり見てくれません。どうすれば?
無理に読ませようとせず、親が楽しそうに眺める姿を見せたり、散歩で見つけたものを一緒に探したりすると、興味のきっかけになりやすいです。全部を読む必要はなく、好きなページだけをパラパラ見るのでも十分です。興味が向くテーマが合っていない場合もあるので、その子の『好き』に合わせて選び直すのも一つの方法です。
プレゼントに図鑑を贈るなら何を選べばいい?
相手の子の興味がわかれば、その分野の図鑑が喜ばれます。読みきれないときは、のりもの・どうぶつ・たべものなど幅広いテーマを一冊にまとめた総合図鑑や、シリーズで買い足せるものが無難です。年齢に合わせて、低年齢なら写真中心で丈夫なもの、就学前後なら情報量の多いシリーズや音声ペン付きなどを選ぶとよいでしょう。

まとめ

子ども向けの図鑑選びは、「興味に合うテーマ」「写真かイラストか」「情報量とふりがな」「サイズ・重さ・耐久性」「シリーズや付録メディア」の5つの軸で見ると分かりやすくなります。そのうえで、年齢の数字よりも、いまの子どもが夢中になれるかを優先しましょう。

図鑑選びチェック

  • いまの子どもの興味に合うテーマを選べているか
  • 年齢に合った写真中心/イラスト・情報量になっているか
  • 文字への興味が出てきたら、ふりがな付きを選んだか
  • 子どもが自分で扱えるサイズ・重さで、ページは丈夫か
  • 散歩や虫取りなど、実物と結びつける楽しみ方を用意できているか

図鑑は、買って終わりではなく、親子で一緒に眺め、実物と結びつけていくことで生きてきます。「知りたい」に寄り添いながら、その子のペースで世界を広げるお手伝いをしていきましょう。

あわせて読みたい

「なぜ?どうして?」なぜなぜ期の向き合い方|好奇心を伸ばす声かけ

あわせて読みたい

仕掛け絵本の選び方——0〜3歳が夢中になるしくみと月齢別ガイド

出典・参考

この記事をシェア

関連する記事